【老人ホームの選び方完全ガイド】5ステップで後悔しない施設選び

住み慣れた我が家を離れて老人ホームに入居するのは、本人にとっても、家族にとっても大きな決断です。この記事では、後悔しない老人ホーム選びのために必要なプロセスを5つに分けて解説します。

【老人ホームの選び方完全ガイド】5ステップで後悔しない施設選び
遠藤 木実

この記事の監修

遠藤 木実

介護のほんね 入居相談員

介護のほんね 入居相談グループ マネージャー。「介護のほんねの入居相談グループでは、老人ホームをお探しの方から年間2万件近くご相談を承っています。条件に合った施設の提案から見学予約の代行まで、入居相談員が老人ホーム探しをお手伝いします。お困りのことがあれば、お電話やWeb、LINEでお問い合わせください」

老人ホームに入居するまでの流れ

老人ホームに入居するまでの5つのステップ

今回は老人ホームの選び方、入居するまでの流れを5つのステップに分けて解説します。

[STEP1]目的・立地・予算を整理する

[STEP1]目的・立地・予算を整理する

はじめに、老人ホームを探す上で基本となる3つの軸を明確にしましょう。

1. 目的 ──どのような経緯で老人ホームへの入居をご検討ですか?

まず、現在困っていること将来的な不安を紙に書き出し、それを解決できるのはどのような老人ホームか具体的にイメージしましょう。

現在、介護が必要な場合

現在困っていること それを解決できる施設
近くに暮らす母が認知症に。火の不始末や徘徊、詐欺被害など心配の種はたくさん。とはいえ、自分にも仕事があり、付きっきりで介護は難しい。 認知症の母が安全に暮らせる場所であることが一番。もともと社交的な性格で友人も多いタイプなので、周囲の方と楽しく生活できるような場所があれば。
在宅での介護に限界を感じ、特養に入居の申し込みをしたものの何十人も待機者がいるとか……。特養から声がかかるのが先か、自分が倒れるのが先か、日々不安を感じている。 年金の範囲内で利用できて、すぐに入れる施設がいい。
同居の父が自宅で転倒・骨折。退院後はデイケアにも熱心に通って、杖をついて歩ける程度まで回復。でも自宅は古く段差も多いし、家族が不在の時にまた転倒でもしたらどうしようと心配。 今通っているデイケアが気に入っているようなので、入居後も引き続き利用できる施設。
同居の母が誤嚥性肺炎で入院。胃ろうを造設、たんの吸引も頻繁に必要になってしまった。在宅での介護は難しいため、退院後そのまま入居できる施設を探すことに。 24時間看護師常駐で胃ろうとたん吸引に対応できる施設。

現在、介護が必要ではない場合(お元気な場合)

現在困っていること それを解決できる施設
妻に先立たれ、毎日スーパーやコンビニでお弁当を買って食べる生活。似たようなものばかり食べているし、何より一人の食事は寂しい。 できたての料理が食べられる施設がいい。施設の中で将棋の相手をしてくれる友人でもできたら言うことなし。
年齢を理由にアパートの賃貸契約を更新できないと大家から通達。まだまだ元気で、清掃のパートだってしているのに。 元気なうちはパートを続けたいので外出自由の施設がいい。トイレやキッチン、お風呂付きの部屋がいい。
幸いなことに夫婦そろって健康で、お金の心配もない。しかし80歳を目前にして、何かあった時に子どもに迷惑をかけたくないし、元気なうちに身の回りを整理して早めに老人ホームに入ろうかと妻と話している。 二人ともまだ元気なので、なるべく今の生活に近い環境がいい。妻は料理が得意なので、部屋にキッチンは外せない。もちろんどちらかに介護が必要になっても一緒にいられる場所がいい。

「もしもに備えて」というお気持ちも分かりますが、「まだ起きていないこと」の優先順位は下げましょう

例えば、まだ介護が必要ではないにも関わらず、手厚い介護が受けられる施設に入居しても「他の入居者は寝たきりの人ばかりでつまらない」「元気なのに外出させてもらえない」「費用が高い」など不便や不満のほうが大きくなってしまうかもしれません。

第一に優先すべきは「現在お困りのことが解決されて、安心して生活できる場所」です。将来的に介護が必要になった時、要介護度が進んだ時の備えについては、「要介護者専用フロアに移れる」「系列の施設に移れる」といった選択肢が用意されている施設もあります。

介護のほんね編集部の画像 介護のほんね編集部

2. 立地 ──どのエリアで老人ホームをお探しですか?

次にどのエリアで老人ホームを探すかを決めます。入居を検討している本人と家族が同居している場合や近くにお住まいの場合はその周辺で探すのが自然ですが、問題となるのは本人と家族が遠く離れて暮らしている場合です。

入居者本人の自宅近くで探す場合

メリット デメリット
  • 馴染みのある環境で暮らし続けられる
  • 地域密着型サービスを利用できる
  • 都市部より地方のほうが費用を抑えられる
  • 家族が会いに行きづらい
  • 緊急時に呼び出されても、駆けつけることが難しい
  • 近くに親族がいないことを理由に入居を断られるケースがある

最大のメリットは言葉(方言)や食文化(味付け)、風土、友人、かかりつけの医師など、環境の変化が少なくて済むことです。また、グループホームなどの地域住民限定のサービス(地域密着型サービス)を利用できるほか、地方であれば都市部より費用を抑えられます。

一方のデメリットは家族が会いに行きづらいことです。緊急時に施設から呼び出しがあってもすぐに駆けつけられないこともあるため、近くに親族がいないことを理由に入居を断られるケースもあります。

家族の自宅近くで探す場合

メリット デメリット
  • 家族が頻繁に会いに行ける
  • 緊急時に家族がすぐに駆けつけられる
  • 環境の変化が大きい
  • 住民票を移転しても、通常3〜6カ月は地域密着型サービスの利用が制限される
  • 地方より都市部のほうが費用がかかる

家族の自宅近くであれば、上に挙げたデメリットを解消することができます。本人の要介護度が重く健康に不安がある場合は、家族の自宅近くで探したほうがお互いに安心できます。子どもが複数いる場合、誰の家の近くで探すのか話し合う必要がありますが、施設に入居した後も積極的にサポートできる方が適任でしょう。

入居先を決めるにあたって必要なのが施設見学です。3〜5件見学し比較することが一般的ですが、エリアが決まっていないとあちこちに足を運ぶことになり、お金も時間も労力もかかってしまいます。まずはどこのエリアで探すのか決めておくと、施設見学も効率的に回れます

介護のほんね編集部の画像 介護のほんね編集部

3. 予算 ──初期費用・月額費用はどのくらいでご検討ですか?

現在の資産や収入を考慮し、入居時にかかる費用毎月かかる費用の予算をそれぞれ決めておきましょう。

民間の老人ホームに入居するには多額の一時金が必要と思われがちですが、実際は初期費用0円、かかったとしても敷金や当月・翌月分の家賃のみで数十万円、という施設も多くありますのでご安心ください。

月額費用については都市部であれば15〜30万円、地方であれば10〜25万円程度が相場となります。なお、老人ホームのパンフレットやホームページ、検索サイトなどに表示されている月額費用は入居者全員が毎月決まって支払う費用のみとなります。それ以外に介護サービス費の自己負担分や保険外サービス(自費サービス)にかかる費用、日用品代*、医療費、薬代などがかかることも考慮しましょう。

*民間施設の場合、おむつや尿取りパッドなどの費用も自己負担となります。これらの介護衛生用品に対する助成制度(現物支給または費用負担)がある自治体も多いため、お住まいの地域の制度を調べてみましょう。

世の中には入居時に数千万、時に数億円もの入居一時金がかかる施設もありますが、一部の高級施設に限られます。入居一時金は入居時に数年分の家賃を前払いすることで月額利用料を抑えられるという仕組みのため、施設のスペックに比例して入居一時金も高額になります。家賃の前払い期間(償還期間)を過ぎても月額利用料はそのままのため、長い目で見るとメリットの多い支払い方法ですが、早期退去となった際の返金規定についてもよく確認しましょう。

介護のほんね編集部の画像 介護のほんね編集部

[STEP2]老人ホームの種類を知る

[STEP2]老人ホームの種類を知る

老人ホームにはさまざまな種類があります。希望に合うのはどの施設なのか、チャートで簡単に診断してみましょう。

ぴったりな施設はどれ? チャートで診断!

老人ホームの選び方診断チャート *民間施設はサービスの多様化が進んでおり、必ずしも上記に当てはまるとは限りません。

主要8施設の特徴と予算

上記に登場した8施設の特徴と予算は次のとおりです。

老人ホームの種類

民間施設はさまざまな法人(株式会社、社会福祉法人、医療法人など)によって運営されており、ホテルのような高級施設もあれば、費用を抑えながら必要なケアを受けられる施設、医療依存度の高い方を受け入れている施設など、それぞれ特色あるサービスを提供しています。

一方の公的施設は民間施設と比較して費用が抑えられることから人気がありますが、入居には一定の条件があります。

それぞれの施設の特徴について詳しくはこちらの記事で解説しています。

[STEP3]情報を集める

[STEP3]情報を集める

いよいよ情報収集です。インターネットで条件に合う施設を絞り込み、資料を取り寄せて比較検討しましょう。

情報収集の方法

老人ホームを探す際は老人ホームの検索サイトを利用すると比較検討しやすく便利です。「介護のほんね」なら簡単にご希望の条件で老人ホームを絞り込むことができます。

「介護のほんね」TOPページから老人ホームを検索 希望のエリアや費用、入居条件、空室状況にチェックを入れて検索結果を絞り込み さらに、こだわり条件で絞り込み

詳細については、施設の公式ホームページや次のような国や地方自治体の情報公開ページも併せて活用しましょう。

サイト名 運営団体
介護サービス情報公表システム 厚生労働省
サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム 一般社団法人 高齢者住宅協会
全国の有料老人ホームの一覧* 厚生労働省
*全国の都道府県・指定都市・中核市の情報公表ページへのリンク集です。

検索時のチェックポイント

老人ホームを検索する時には主に次の3つの観点から候補を絞り込みます

1. 入居の条件を満たしていますか?

老人ホームの入居条件

一般的に老人ホームの入居するには、①65歳以上*、②要介護や要支援の認定を持っている(つまり、介護保険を利用できる方)、③身元保証人がいるという3つの条件を満たす必要があります。自立から入居できる施設もありますが、自立支援費などの名目でサービス費がかかることがあります。

*65歳未満でも厚生労働省が定める特定疾病に該当すれば(つまり、介護保険を利用できれば)入居を認められることがあります。

また、老人ホームの中には「地域密着型」と呼ばれる地域住民限定の施設があり、入居には施設所在地の住民票が必要です。代表的なのがグループホームですが、介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホームの中にも「地域密着型」があります。

このほかにも、認知症の症状がある方や医療行為*が必要な方の場合、施設の設備や人員配置によって対応可能かどうか判断が分かれます。入居の相談をする際には、具体的な症状や必要な処置について伝えられるようにしておきましょう。

*在宅酸素療法、たん吸引、経管栄養(胃ろう・腸ろう)、中心静脈栄養(IVH)、尿バルーン・カテーテル、ストーマ、人工透析、インスリン注射など。

なお、生活保護を受給している方や受給予定の方についても、受け入れ可能な施設が限られてきます。

2. 希望する生活が叶いますか?

老人ホームで希望する生活

心身の状態に加え、その人の価値観やライフスタイルなどによって、どのような生活を送りたいかはさまざまです。すべての条件を満たす施設はなかなかありませんので、希望条件の中で絶対に譲れない条件がどれか、優先順位をつけておきましょう

また、入居する本人と家族とでは、希望にギャップがあることも珍しくありません。主治医や担当ケアマネなどの専門家の意見も聞きながら、どのような生活が望ましいのか条件を擦り合わせていきましょう。

3. いつまで入居できますか?

老人ホームの退去理由

老人ホーム=終の棲家というイメージは根強くありますが、人員配置や設備の関係上、施設に対応できることには限りがあります。要介護度や認知症の進行などにより必要なケアの質や量が変わった場合には、施設側から退去を求められることがあることは認識しておきましょう

また、入院の長期化もよくある退去理由の一つです。通常1〜3カ月程度は待ってもらえますが、それ以上入院期間が長引くと施設への復帰は難しいと判断されることが一般的です。

老人ホームは“生活の場”のため、日々の生活の行き着く先として看取り*に対応する施設も増えています。ただし、施設の人員配置や本人のお身体状態によっては対応が難しいこともありますし、治療を希望する場合は病院に対応を委ねることになります。

*無益な延命治療はおこなわず、自然に死を迎えられるよう緩和ケアをおこなうこと。

老人ホームは人員配置や設備によって対応可能なケアが変わります。施設の方に直接聞きづらいことも、「介護のほんね」入居相談員に遠慮なくお話しください。相談員から施設に確認します。

介護のほんね編集部の画像 介護のほんね編集部

資料請求する

候補先が絞り込めたら、資料請求してパンフレットを取り寄せます。見学時に現地でもらうことも可能ですので、お急ぎの場合はひとまず見学に行ってみてもいいでしょう

[STEP4]見学に行く

[STEP4]見学に行く

インターネットやパンフレットの情報だけでは分からないことも多くあります。入居者の方はどのような生活をしているのか、施設の方は入居者の方にどのように接しているのか、必ず現地まで足を運んで確認しましょう。

見学予約する

老人ホームでは多くの方が生活しています。突然訪問するとご迷惑となりますし、案内可能な方がいるとは限らないため*、事前に予約を取ってから訪問します

*案内を担当する施設管理者や生活相談員の方は休日不在のことがあります。

見学件数は通常3〜5件。複数の施設に足を運ぶことで、施設によるサービスの違いや、入居先を決める上で大切にしたい軸がより明確になります。

また、同じ施設に一度だけでなく二度、三度と見学に行くことも可能です。本人を連れて見学に行ったはいいものの、想像とのギャップが大きすぎて入居への意欲が減退してしまった……、というケースは珍しくありません。看取りについてなど本人の前では聞きづらいこともあるでしょうから、まずは家族だけで見学に行き「ここなら」と思える場所であれば、あらためて本人を伴って行くという方法もあります。

見学予約の際には、入居可能な方かどうかを確認するため、施設の担当者から簡単なヒアリングがあります。予約の連絡を入れる度に同じ説明をするのは大変です。「介護のほんね」にご相談いただければ、入居相談員が面倒なやりとりを代行します

介護のほんね編集部の画像 介護のほんね編集部

見学時のチェックポイント

主なチェックポイントは次のとおりです。これ以外にも確認したいことや聞きたいことは事前にメモしておくと便利です。

老人ホーム見学時のチェックポイント

人気施設は一度満室になるとなかなか空室が出ないため、見学後、入居候補から外れない限りは仮押さえ(入居の申し込み)をしておくことをおすすめしています。仮押さえは口頭で可能なところもあれば、入居申し込み書と必要書類一式の提出を求められるところもあります。

お部屋を押さえてもらえる期間は通常1週間程度で、基本的に仮押さえの依頼やキャンセルに料金はかかりません。ただし、1カ月など長期間お部屋を押さえるには賃料相当分の支払いを求められることがありますので、その場合は返金規定を必ず確認してください。

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[STEP5]契約・入居する

[STEP5]契約・入居する

最後に面談や体験入居を経て、契約・入居となります。

面談をおこなう

入居の申し込みをおこなった後、施設の担当者が本人のお身体状態や希望をあらためて確認し、希望するケアを提供できるかどうか判断します。また、入居に向けた最終チェックとして3日〜1週間程度の体験入居を勧められることもあります。希望する生活とギャップがないか、職員や他の入居者の方と相性はどうかなどを、最後に見極めるのに役立ちます。ただし、体験入居はショートステイ(短期入所)とは異なり、介護保険が使えないことに留意してください。

契約を結ぶ

資料請求や見学時にすでに渡されているかと思いますが、契約時には重要事項説明書の内容について説明があります。不明点があれば必ず質問し、納得した上で契約に進んでください。

引越しをする

あらかじめ入居者側で用意が必要なもの、持ち込み可能なものを確認した上で引越しの手配をしましょう。また、施設に住民票を移す手続きもお忘れなく。

納得できる老人ホーム探しなら「介護のほんね」にご相談ください

お元気な段階から早めに自ら老人ホームへの住み替えを検討するケースもありますが、実際は親の介護に直面してはじめて家族が老人ホーム探しを始めたというケースがほとんどです

「親のために安心して生活できる場所を見つけたい。施設選びで絶対に後悔したくない」という気持ちがある一方で、「はじめてのことでどうすればいいのか分からない」と戸惑われているのではないでしょうか。

そんな時は「介護のほんね」の入居相談員にご相談ください。納得できる老人ホームに出会えるよう、条件に合う施設の提案から入居可否の確認、資料の手配、見学予約の代行など、すべて無料でお手伝いしています。

お問い合わせいただいた日から入居の日までサポートいたしますので、お気軽にお電話ください。

参考
  • 太田差惠子『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』翔泳社(2022年)
  • 『週刊朝日MOOK 将来の介護リスクに備え早めの住み替えを考える 高齢者ホーム2023』朝日新聞出版(2022年)
  • 『週刊朝日MOOK 入居を考える! 納得して選ぶ! 高齢者ホーム2022』朝日新聞出版(2021年)
  • 一般社団法人 高齢者住宅協会「高齢者向け住まいの選び方ガイド(令和5年改訂版)
更新履歴
  • 2023/09/15 全面更改
  • 2023/04/25 本文修正
  • 2023/04/24 本文修正
  • 2022/04/12 本文修正
  • 2021/03/24 初版公開

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