100歳過ぎても元気いっぱいな方々。介護施設でどう過ごしてる?
100歳以上の方の人口は年々増え続けています。かつては大往生と称されていた年齢ですが、今年、国内でついに6万人を超えました。そこまで珍しいとはいえなくなりましたよね。
さて、今回は各地の介護施設で暮らす100歳以上の方を「介護のほんね」の口コミから探してきました。どんな生活をされているのでしょうか?
外出系のレクレーションもどんどん参加!
まず静岡県御殿場市にある特別養護老人ホーム「御殿場十字の園」をご紹介。果物狩りや花見、夏まつり、敬老会など様々なイベントを開催しているほか、入居者が寂しい思いをしないように様々な工夫をこらしています。こちらではなんと103歳になるおばあちゃんが暮らしているそうですよ。
「ちなみに母は103歳で車いすですが、ぶどう狩りにも参加しています」
− 「御殿場十字の園」に寄せられたきゅーちゃん(女性/60代)さんの「温かい愛情、真心があり平安のうちに人生の最後を迎えられる」より
車椅子とはいえ、ぶどう狩りに参加できる103歳、とても元気ですね!
高齢者同士のほっこりエピソード
静岡県田方郡にある特別養護老人ホーム「みどりが丘ホーム」へ実習へ行った方が、こんなほほえましいエピソードを紹介してくれました。
「月に一度、お誕生会もありました。86歳のおばあさんが、104歳のおばあさんに対して、『おばあちゃんだねえ。』と話しかけていたことに、みんな大爆笑しました。年は確かに離れていますが、見た目はどちらもおばあさんなので、楽しかったです。」
− 「みどりが丘ホーム」に寄せられたusagi(女性/50代)さんの「人生最後の憩いの場所」より
思わずその場面を想像してこちらもほっこりしてしまいました。こうして考えてみると、介護施設に入居する方々も案外年齢層が広いものですね。
節目だけでなく、その後の誕生日も心を込めてお祝い
奈良県北葛城郡にある特別養護老人ホームの「大和園」。田んぼや畑も見渡せる、のどかな環境にある介護施設です。スタッフの対応の温かさに感動したという方から口コミが寄せられています。
「100歳を超えて大往生した祖母がお世話になりました。認知症の症状があり、いろいろな施設を転々とした結果、最後に素晴らしい施設に巡り合えたと母が大変喜んでいました。孫から見ても、いつもしかめっ面だった祖母がここではとても柔らかい表情になっていました。毎年の誕生日には、職員の方々が心をこめてお祝いして下さいました。100歳を超えてからは、一緒に祝えるのが嬉しいと涙を流して下さった職員さんがいたのがとても印象的でした」
− 「特別養護老人ホーム 大和園」に寄せられたtarosuke(女性/40代) さんの「職員の皆さんが温かく本当にアットホーム!」より
外面を取りつくろっただけではない、本当の温かさが感じられると絶賛されていました。認知症があっても、そして100歳を超えても、世話をしてくれる人の心や気持ちはちゃんと相手に伝わるのですね。
口コミは多くはなかったけれど…
100歳以上の方々にまつわるお話は、意外と数が少なかったのが残念。筆者ももっとたくさん読みたかったです…!
しかし多くの施設では100歳のお誕生日は盛大にお祝いをされていると紹介されていました。長寿の節目を多くの人に祝ってもらうことができるのは幸せなことですね。100歳を超える方々が、入居する介護施設でこれからも楽しく幸せに暮らしていけるようお祈りいたします!
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この記事の寄稿者
tamago
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。