御殿場十字の園の口コミ・評判　きゅーちゃん（女性/70代）

建物、居室ともに清潔で明るく、窓からは目の前に大きく富士山がそびえていて雄大で有り、心が癒される景色です。 バリアフリー、手すり、エレベーター、各階の設備や雰囲気も細部にわたり心配りが行き届いています。 ひとり部屋から４人部屋までありますが、入居者の性格や状態に合わせて部屋割りされています。４人部屋にはカーテンでしっかりと分けられているので、プライバシーも守られています。食事はそのひとに合わせてよく吟味され、たとえ呑み込みの食事でも色合いや形に気を配っておいしそうに作られています。イベントも四季折々に催され、その一つ一つに配慮と工夫があって、温かい愛情をいつも感じます。 入居者はみなさん笑顔が多くて明るい顔をしていらっしゃいます。職員も明るく話しかけてのびのびとしており、本当に素晴らしい施設です。亡くなられたかたへの対応もお別れ式をして下さり、入居者と職員の皆さんがお花をささげてお見送りしています。

特別養護老人ホームなので体が不自由な方が多いのですが、時々元気な方をマイクロバスで山梨県へぶどう狩りに連れ出したり、足柄サービスエリアへお食事に連れて行って下さったり、お花見などへも行っているようです。ちなみに母は１０３歳で車いすですが、ぶどう狩りにも参加しています。 夏は夕涼み会でご家族と一緒にお祭りを楽しんでいます。そこではいろいろなゲームに参加したり、お抹茶や和菓子を頂き、屋台の楽しいお食事、盆踊りに花火など、盛りだくさんで、車いすの方やベッドに寝たままの方も楽しそうにしています。敬老会はボランテイアの方がいらして演奏があったり職員さんのお芝居があったりしています。家族の来られない方のために地元のボランテイアの方がたくさんいらして皆さんが淋しくないように、また必要な手助けをなさっています。お体のお元気さはいろいろですが、その方が楽しめるように工夫されているので、とても和やかで良い状況です。

費用はかなり安いと思います。会計を担当しているのは姉なので詳しくはわかりませんが、その方の収入に応じて違うとは思います。また、４人部屋と一人部屋では少しは違うかもしれませんが、あまり変わりはないと聞いています。初めの入居金はゼロ。母はすべて入れて7〜8万だと思います。他に入院や医療費などが別料金です。母の年金は１５万くらいなので十分足りています。

お年寄りの食事なので薄味です。時々家族も一緒に施設の同じ食事を食べる日があります。なかなか美味しいし、品数も多くて工夫されています。また上手く飲み込めないかたの食事には食材を一緒にしないで一つ一つを裏ごしして綺麗に形を作ったり、ゼリー状にして本当においしそうに心のこもったお食事を出しています。自分で食べられない方には職員が優しく時間をかけて介助していて頭が下がります。

キリスト教の精神で建てられた施設であり、その心が脈々と受け継がれ、流れていて、温かい愛を感じることばかりです。なので職員の方々は皆さん入居者に明るく声掛けをして、忙しい時でも嫌な表情はせずに、「はーい！まっててねー！」と陽気に返事をしています。 なので入居者は明るい表情で自分以外の入居者にも優しい心で接しています。そこは介護度3以上でないと入居できません。 認知症の方は沢山いらっしゃいます。そこの施設長さんは何でも相談に乗って下さりとても尊敬できる方です。

施設内に診療所があり、毎日看護師と医師が常勤されています。 母だけでなく、障害者の妹も同じ施設にお世話になっていました。昨年亡くなりましたが、延命治療はお断りしていましたので、施設内で最後まで看取って下さいました。病院と同じように痰の除去や点滴等良くして下さり 家族への連絡もきちんとして下さっていました。亡くなった時の対応もきれいな小部屋に丁寧に安置してくださり、施設でお別れ会もその日のうちにやって下さいました。１０３歳の母が泣いてばかりで心配でしたが、そのケアも職員のみなさんがしっかり見守って下さり、今ではとても元気になりました。

御殿場のインターから近いので車で行くのは便利ですが、土、日は近くのアウトレットへ行く車で大変混雑して困ります。今では慣れましたので遠回りの抜け道を見つけました。電車だと本数も少なくて駅からはタクシーを利用するしかありません。駅周辺はスーパーも商店、市役所、銀行、郵便局等何でも揃っていて便利です。また乙女峠を越えれば箱根なので、ついでに旅行に行ったり、driveも楽しめて、でも何と言っても雄大な富士山が目の前にそびえていて圧巻です。

見学などの対応はとても良いです。待機されている方は３００名以上と聞いていますが、順番に入居ではなく、一番必要とされている方が優先されるそうで、そのための会議があるそうです。 訪問時間の制限は特別はないとは思いますが、夜は防犯上有るかも知れません。 介護の必要な方ばかりですから、日常は食事の時間、入浴時間、お昼寝、おやつ時間等あります。面会者がいらした時はその時間であっても上手く都合をつけて楽しく過ごせるようにしてくれます。