寄稿

【セクシュアルマイノリティ】って知ってますか?

介護する人も、される人も、知っておきたいこと

【セクシュアルマイノリティ】って知ってますか?

LGBT/セクシュアルマイノリティってなに?

早速ですが、LGBT、セクシュアルマイノリティという言葉をご存知ですか?
今の社会では、男性が女性を、女性が男性を好きになることや、 女性で生まれてきたら女性として、男性で生まれてきたら、男性として生きていくことが【普通】とされています。 そういったアイデンティティに当てはまらず、同性や、両性、性別に囚われることなく人を好きになることや、そもそも人を好きになることがない人、自身を戸籍性とは別の性別と自認しているという考え方を持っている人たちのことを、総じて 【セクシュアルマイノリティ】と呼びます。
また、その中で、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取り【LGBT】と表すことも多くなりました。

実は20人に1人以上が当事者

2012年2月に電通総研が行ったインターネット調査によると、日本の人口に占めるLGBTの割合は、約5.2%。20人に1人以上はLGBT当事者であり、学校の1クラスが30人だとすると、クラスに1~2人はいることになります。

LGBT高齢者の存在

2025年、65歳以上の高齢者人口が3657万人になるとの見通しがあり、上記の割合でいけば約190万人がLGBT高齢者ということになります。

出会ったことがないから。

よく「LGBT(特に同性愛者)に出会ったことがない」という話を耳にします。 確かに「自分は同性愛者だ、性同一性障害だ」という人にであったことはないかもしれません。 しかし、LGBTは見た目でわからない場合も多く、 実は「クラスのあの子」や「利用者のご家族」が当事者ということも、あり得ない話ではないのです。

福祉業界に存在する「壁」

LGBT当事者や家族にとって、福祉業界にはいくつもの壁があります。
たとえば、同性愛者の場合、現行法ではパートナーとの婚姻を結べないことになっています。 その為、職員や周りに言えず、緊急対応や看取りの際に連絡が来ないことになります。
最愛の人の最期に立ち会えないこと。もし、セクシュアルマイノリティに理解があると明示してくれる施設があれば、パートナーだと言えたかもしれない。

こんなことがなくなるように、福祉業界にセクシュアルマイノリティのことを広めて行きたいと思っています。
佐藤悠祐

この記事の寄稿者

佐藤悠祐

1991年生まれ。佐藤家の次女として生まれ、現在男性として介護福祉士をしている性同一性障害の当事者。セクシュアルマイノリティと福祉の団体 《Startline.net 》代表
自然とアイドルが好きな23歳です!

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