【前編】海に囲まれたオーシャンビュー湘南荒崎の暮らし 「普通の生活」を大切にする理由とは?

2020.10.22
オーシャンビュー湘南荒崎の外観 オーシャンビュー湘南荒崎の外観

湘南の海に囲まれた「オーシャンビュー湘南荒崎」は、横須賀市長井に建つ介護付有料老人ホームです。広大な海や富士山を眺められる抜群のロケーションに加え、24時間看護師常駐という安心の体制も備えています。施設長の金子(かねこ)さんと入居相談員の倉科(くらしな)さんは「普通の生活をサポートすることが大切」と言います。具体的にどういうことなのか、お話を伺ったインタビュー【前編】です。

湘南の海に囲まれ、富士山を眺めながらの生活

――オーシャンビュー湘南荒崎は、なんといっても立地が特徴的ですよね。入居者様からはどのような反応がありますか?

ありがとうございます。当施設は湘南の海に面した、というより「海に囲まれた」といえるほどの立地です。目の前はもちろん海ですし、富士山や江の島なども眺められます。

入居される方も「海が見えるところで暮らしたい」と希望されている方がほとんどなので、とても喜ばれていますよ。

入居者様には、富士山が見えるというのも大きなポイントのようです。古くから日本の象徴のような存在ですから、ご高齢の方は特に富士山がお好きだと感じます。

施設内から眺めた富士山の様子 施設内から眺めた富士山の様子

――富士山も本当にはっきり見えるんですね。

はい。入居者様も朝には朝焼けの、夕方には夕焼けの富士山を眺めるのが日課になっていますね。

お天気のいい日だけでなく雨や曇りの日も外を眺めて、まさに海と共に生活しているような感じです。景色を眺めていると、天気はもちろん、時間の流れや季節も感じられます。自然と生活のリズムも完成されると思いますよ。

――暮らしにもいい影響を与えているんですね。入居者様はもともと近くにお住まいの方が多いのですか?

いえ、そんなことはありません。都内から移り住んで来られる方もいれば「昔は近くに住んでいたから」と戻って来られる方もいます。「海が見えるところで暮らしたい」というご希望はほとんどの方に共通していますね。

――「海のそばで暮らしたい」と思われる理由は何なのでしょうか?

そうですね、老後をゆったり過ごすために、都心を離れた開放的な環境で暮らしたいと思われる方が多いようです。

オーシャンビュー湘南荒崎は料金的にも比較的高級な施設といえます。そのため入居される方も、ご自身で会社を経営されていたり企業の第一線で活躍されていたりというケースが多いんです。

だからこそ、リタイアしたら静かな環境でゆっくり過ごしたいと思われるんでしょうね。

――そうなんですね。ちなみに周辺にはお買い物ができるような店舗などはありますか?

近くにスーパーがありますよ。外出も自由なので、お元気な方は日常的に歩いてお買い物に行かれています。隔週で、施設の車を使ってお買い物送迎もしています。

出張売店を施設に招くこともあるんですよ。お出かけが難しい方も「自分で選んで買い物ができる」と喜んでくださいますね。

24時間看護師常駐で、困っている方を受け入れたい

――オーシャンビュー湘南荒崎の強みは何ですか?

看護師が24時間常駐していることですね。

――医療的なケアが必要な入居者様が多いのですか?

そういうわけではありません。入居者様は自立から要介護5まで、さまざまなニーズの方がいらっしゃいます。

ただ、医療的なケアが必要な方は入居先が限られてしまい、施設探しの段階でお困りのケースも本当に多いんです。そのような方を受け入れられるのは、当施設の強みだと思います。

これまでには、ご相談に来られた当日にご入居いただいたこともあるんですよ。

――見学の当日に入居ですか? 随分早いですね!

はい。お部屋さえ空いていれば、特に緊急性がある方はいつでも受け入れる体制ができています。

24時間看護だからこそ、医療的ケアが必要で困っている方を即座に受け入れられるんです。お困りの方は、ぜひご相談いただければと思います。

1人部屋 1人部屋

「普通」の生活が何より大切

――入居者様は自立から要介護5までいらっしゃるということですが、お元気なうちに入居される方もいらっしゃるんですね。

はい。自立の方がご自身で選んで入居されるケースはとても多いです。

お仕事でも活躍されていたからか、多くの方が「自分で考えて判断できるうちに、最期までお願いできるところに入りたい」とお考えのようです。あとは「家族に任せて納得のいかない施設に入れられる前に自分で決める」という方もいらっしゃいますね(笑)。

ご自分で資産の計算をしたり、ご自宅の処分をしたりと、本当にしっかりお考えになって入居されるんですよ。

――それほどお元気なうちに入居されるケースもあるんですね。

はい。ですので「施設に入ってあれもこれもサポートしてほしい」というより「将来的に安心なところに入るが、普通に生活したい」というお気持ちを強く感じます。

そのためか、入居者様同士の助け合いの精神が本当に強いんですよ。

――どういうことでしょうか?

例えば新しい方が入居されたときに、先に入居されている方が自然とサポートしてくださるんです。「わからなかったら何でも聞いて」と、まるでご近所づきあいのように声をかけてくださいます。

施設のスタッフにやってもらうことをあまり望んでいないので、同じ立場同士で支え合おうとする仲間意識があるのだと思います。

――そうすると、スタッフの立場としてはサポートの仕方が難しいのではないですか? 何か心がけていることはありますか?

確かにそうかもしれません。心がけていることとしては「普通の会話」「普通の声掛け」です。

――「普通」ですか?

はい。例えば少しずつ認知症が見られ始めた方に「認知症が出てきましたね」とは絶対に言いません。ご本人も少なからず変化に気づいていますから、施設のスタッフから改まってそのようなことを言われたら傷ついてしまいます。

体調が心配な方が「お買い物に行ってきます」とおっしゃれば、「お天気が崩れそうだから、いつもより近いお店の方がいいんじゃないですか?」とさりげなく勧めるんです。それでも遠くのお店に行きたいとなれば「私も買うものがあるので、一緒に行きましょう」とついていきます。

心配だから外出させないのではなく、ご本人のやりたいことを尊重しつつ自然にサポートするんです。

――なるほど。でも一人ひとりのやりたいことを尊重するのは、スタッフの負担も大きそうです。

確かに、どの施設でもできることではないと思います。

オーシャンビュー湘南荒崎は介護保険の基準を上回る2.5:1(※)の人員を配置しています。だからこそスタッフにも余裕があり、急な対応も可能です。

やりたいことができない、つまり普通の生活ができないと、入居者様にストレスがたまっていきます。柔軟に対応できるのは、入居者様にとっても大きなメリットです。

※要介護者2.5名に対して、介護スタッフまたは看護師を1名以上配置すること。介護保険の基準では3:1のため、規定以上にスタッフが充実していることを示します。

エントランス エントランス

認知症への対応

――先ほど認知症のお話が出ましたが、認知症の方への対応には力を入れているんですか?

うーん……確かに認知症の方用のフロアなども設けているのですが「認知症だから」と何か特別なことをしているわけではありません。

全ての方に共通して「普通の対応」を心がけて、その方らしい生活をサポートしています。

――でも、認知症の方特有の言動などで苦労されることはないのでしょうか?

どのような言動であっても、何かしら理由があるはずです。認知症かどうかに関わらず、その理由さえ解決できれば問題なくお過ごしいただけると考えています。

――何かこれまでの対応例があれば教えてください。

はい。別の施設でスタッフへの暴力行為があった方から、入居のご相談がありました。やはり暴力行為があると、共同生活が困難だという理由で退去を余儀なくされることもあるんです。

私たちも受け入れられるかどうかを判断するために、ケアマネジャーがご家族とやり取りを重ねました。以前の施設での経緯やご本人の性格、ご家族のご要望などをヒアリングするうちに、原因がわかってきたんです。

どうやら以前の施設ではなかなか外出ができなかったり、ご本人は裸で過ごしたいのに止められたりしていたようです。

介護スタッフにも事情を説明し相談したところ「大丈夫ですよ!」と(笑)。本当に大丈夫か何度も確認しましたが「原因が分かっているんだから、問題ないです」と言っていました。

――「大丈夫」と言い切るスタッフさんの自信がすごいと思います。

そうですね。基本的にあらゆることを受け入れる気持ちがあるんだと思います。

「大丈夫かな?」と思っていると入居者様にも不安が伝わってしまいます。ですので、できる限りポジティブに受け入れようという意識は共有していますね。

暴力行為があった方も、現場のスタッフの後押しがあって「よし、受け入れよう」となりました。入居後は、お部屋の中で裸で過ごされているときもありますが、他の入居者様には迷惑にならないのでスタッフも受け入れています。外出したいとおっしゃるなら一緒に付き添うようにしています。

やはりストレスが軽減されたからか、当施設に入居後は暴力も全くなく穏やかに生活されているんですよ。スタッフの間では「本当に暴力があったの?」と話しているくらいです(笑)。

――対応の仕方でそれほどまでに変わるんですね。

そうなんです。本当にスタッフのおかげだなと思います。

スタッフの間では「自分だったら」と置き換えて考えることも習慣化していますね。スタッフと入居者様は、上下関係にはありません。だから「もし自分がこう言われたらどう思うか」「自分だったらどうしてほしいか」と考えるんです。

――先ほどのお話にあった「普通の対応」と通じるものがありそうですね。

そうですね。実は「こうしましょう」という決まりやマニュアルはありません。現場のスタッフたちが入居者様のために一生懸命考えてきた風土が、こうして根付いているんだと思います。

――なるほど。他にも何かエピソードがあれば教えてください。

スタッフの工夫は、日常のささいなところにも見られますよ。

例えば認知症で大きな声で歌いだす方がいたら、スタッフが先回りして「今日は何を歌ってくれるんですか?」と話しかけます。

急に歌いだしたら周りの方も驚いてしまいますが、先に言っておけば受け入れられますよね。ご本人も歌いたい気持ちを抑えずに済みますから、ストレスはありません。

他にもお手洗いに連れて行ったらきちんと扉を閉めてあげるとか。

――お世話する側とされる側ではなく、人と人として接していることがよく分かります。

当たり前かもしれませんが、とても大切なことだと思っています。スタッフと入居者様の様子を見ていると優しく笑いかけたりふいに頭を撫でられたりしていて、まるで家族みたいなんですよ。

入居者様には家族のように信頼していただきたいですし、家族には言えないようなことも打ち明けられる存在でありたいと思っています。

居室内のトイレ 居室内のトイレ


<後編に続く>
後編では、オーシャンビュー湘南荒崎での1日のスケジュールをピックアップ! 毎日のお食事をおいしく味わっていただくための工夫もご紹介します。ぜひご覧ください。

老人ホーム・介護施設の概要
施設名:オーシャンビュー湘南荒崎
事業者名:株式会社日本アメニティライフ協会
住所:神奈川県横須賀市長井5-25-1
オーシャンビュー湘南荒崎の詳細ページ

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宮本由季

介護のほんねニュース編集部。
話題のニュースから介護関連キーワードまで、気になるトピックについて解説します。認知症サポーターです。

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