羽曳野市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームたんぴ野」、「医療法人昌円会　グループホーム華はびきの」、「グループホーム　こころあい」をはじめとした、大阪府/羽曳野市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は10件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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羽曳野市の老人ホーム・介護施設について

羽曳野（はびきの）市は大阪府南東部にある市で、河内平野に位置しています。こちらでは「羽曳野市の高齢者の暮らし」についてご紹介します。

羽曳野市の特徴

羽曳野市役所（ja:user:田英 - 自ら撮影, パブリック・ドメイン, リンクによる）

羽曳野市の人口は11万106人です。そのうち65歳以上の老年人口は3万3,191人で、高齢化率は30.14%となっています（2021年1月1日現在）。

羽曳野市の面積は26.45㎢です。羽曳野市は南河内地域に属する市で、もともとは「南大阪町」として誕生しました。1959年の市制施行により、現在の「羽曳野市」という名称に変更されました。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／羽曳野市「羽曳野市の位置」

羽曳野市の魅力

羽曳野市は、大阪市の中心まで約20km圏内にある地域です。利便性に優れており、ベッドタウンとして発展しています。

羽曳野市には、世界遺産に登録された「百舌鳥（もず）・古市（ふるいち）古墳群」があります。なかでも「応神天皇陵古墳（おうじんてんのうりょうこふん）」は、日本で2番目の大きさです。そのほか、大阪と奈良を結ぶ日本最古の街道「竹内街道」といった歴史遺産が残されています。

羽曳野市の東部では、食農作物の生産が盛んです。ブドウやイチジクが特産品として知られています。

羽曳野市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

羽曳野市の主要な駅

羽曳野市には、近畿日本鉄道の南大阪線と長野線が走行しています。

主要な駅は「古市」駅です。南大阪線と長野線が通っているため、奈良方面や河内長野方面へアクセスできます。

羽曳野市役所

羽曳野市役所は、羽曳野市誉田（こんだ）4-1-1にあります。「古市」駅より徒歩10分です。バスを利用する場合は、公共施設循環福祉バス「市役所」停留所を下車してすぐです。公共施設循環福祉バスは、平日・土曜日に無料で運行しています。

要介護認定の申請は、高年介護課で受け付けています。申請手続きは本人または家族のほか、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、成年後見人などが代行することも可能です。

参考：羽曳野市役所

羽曳野市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

羽曳野市の地域包括支援センターは、市役所に併設されている1カ所です（2017年3月30日現在）。

参考：羽曳野市「地域包括支援センター」

羽曳野市のイベント

羽曳野市で恒例となっているイベントやお祭りを紹介します。

「はびきの軽トラ市」は、地元の生産者と消費者をつなぐ青空市です。羽曳野産の農産物、加工品、商工業用品などを軽トラックで運び、荷台を店舗に見立ててそのまま対面販売します。開催日は不定期です。羽曳野市駒ヶ谷駅西側公園や通法寺跡、「古市」駅東広場などで催されています。

「はびきの市民体育祭」は、毎年6月に羽曳野市立中央スポーツ公園で実施しています。開催50回以上の歴史を持つ、子どもから高齢者まで参加できる体育祭です。プログラムによっては当日飛び入り参加できます。

老人ホームや介護施設によっては、地域のイベントに参加できることがあります。気になる方は、入居前に施設に尋ねてみましょう。

羽曳野市の高齢者支援制度

羽曳野市が展開している高齢者向けの支援制度を紹介します。

在宅高齢者移送サービス事業

公共交通機関を利用した外出が困難な方のために、スロープ付きの福祉タクシーの運賃を助成する制度です。福祉タクシー利用券を1カ月に2枚まで交付します。利用できるのは市が契約するタクシー会社のみです。

利用対象は「65歳以上で、寝たきり状態または同等に値し、要介護4〜5の認定を受けている方」です。なお、施設に入居中または入院中の方は利用できません。

参考：羽曳野市「高齢者福祉サービス（介護保険以外）」

福祉理美容助成事業

理美容室に出向くことが難しい方の自宅に理美容師が訪問して、調髪する事業です。利用料は1回2,550円です。年に3回まで利用できますが、申請の時期によって回数が変わります。

対象者は「市内の自宅で生活している65歳以上の高齢者で、自力で理美容室に行けない要介護3～5の方」です。月の半分以上をショートステイや施設で過ごしている方や、入院中の方は利用対象外となります。

参考：羽曳野市「高齢者福祉サービス（介護保険以外）」

在宅高齢者おむつ給付事業

羽曳野市では、おむつを着用している高齢者におむつ給付券を配布しています。1カ月につき5,000円を上限とし、紙おむつやおむつカバー、尿取りパッド、失禁パンツと交換できます。なお、市が指定する店舗でのみ対応可能です。

対象者は、以下の項目に当てはまる方です。

市内在住の自宅で暮らしている方
要介護4以上、もしくは要介護3以下で認定調査票の「排尿」または「排便」の項目が「介助」か「見守り等」に該当する方
本人は市民税非課税であり、同一世帯帯の方が市民税所得割非課税の場合

参考：羽曳野市「高齢者福祉サービス（介護保険以外）」

羽曳野市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

羽曳野市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。羽曳野市と隣接しているのは堺市、松原市、藤井寺市、柏原市、富田林市、南河内郡太子町、奈良県香芝市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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