河内長野市のグループホーム

介護のほんねでは、「ニチイケアセンター河内長野」、「くみのき苑　グループホーム　千寿」、「サポートハウス藤千代田」をはじめとした、大阪府/河内長野市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は8件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

検索結果 8件

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河内長野市の老人ホーム・介護施設について

河内長野（かわちながの）市は、大阪府の南東端に位置します。肥沃な土壌と湿潤温暖な気候のため、稲や野菜、果樹栽培に適した地勢が広がっています。ここでは「河内長野市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

河内長野市の特徴

河内長野市役所庁舎（KENPEI - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

河内長野市の人口は10万3,332人です。65歳以上の高齢者人口は3万6,335人で、高齢化率は35.16％となっています（2021年1月1日現在）。

面積は109.63㎞2です。河内長野市は、以下のように大きく11地区に分けられます。

小深、太井（たい）、石見川、流谷（ながれだに）、加賀田上、唐久谷（からくだに）、下天見、滝畑、日野、清水、高向（たこう）

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／河内長野市「沿革・地勢」「災害・地域版ハザードマップについて」

河内長野市の魅力

河内長野市は、緑に恵まれた環境が魅力です。市域面積の大部分を森林が占めており、市街地からは山脈が望めます。標高897mの「岩湧山（いわわきさん）」の山頂にはススキの高原が広がり、そこから大阪府の景色を一望できます。

また、河内長野市は広い公園が複数あります。「烏帽子形（えぼしがた）公園」では、アリジゴクやホタルといった珍しい虫を観察できます。「寺ケ池公園」は、園内にウォーキングやランニングができる周回路があるほか、冬には噴水のライトアップが楽しめます。

河内長野市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

河内長野市の主要な駅

河内長野市は、南海高野線、近鉄長野線が走行しています。主要な駅は「河内長野」駅です。駅周辺は大型商業施設や金融機関、医療機関が充実しています。路線バスの本数が多く、市内各所への移動に便利です。

河内長野市役所

市役所の所在地は、河内長野市原町1丁目1‐1です。「河内長野」駅から南海バスに乗り「河内長野市役所前」バス停からすぐの場所にあります。

要介護認定の申請は、介護保険課で受け付けています。

参考：河内長野市役所

河内長野市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

河内長野市内には、合計3カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：河内長野市「河内長野市地域包括支援センター」

河内長野市のイベント

長野公園　長野地区（I, KENPEI, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

河内長野市で毎年恒例になっているイベント・お祭りをご紹介します。

「長野公園さくらと光の回廊」は、毎年3月下旬から4月上旬に長野公園で開催されるイベントです。長野公園は南大阪の桜の名所として有名で、園内には約500本の桜が咲きます。夜には桜のライトアップがあり、昼とは違う幻想的な雰囲気を楽しめます。また、週末に投影される3Dプロジェクションマッピングが見どころです。

「河内長野市民まつり」は、毎年5月中旬に赤峰市民広場で開催されるイベントです。模擬店やミニSL・変わり種自転車が楽しめるコーナーほか、多くのブースでにぎわいます。そのほか、ステージでのダンスや演奏、防犯や防災に関する展示をはじめ、さまざまな催しが用意されています。イベント期間中は「千代田」駅や「河内長野」駅、または「三日市町」駅から無料のシャトルバスが運行しています。

「河内長野だんじり祭り」は、毎年10月に千代田神社ほか市内各所の神社で開催される行事です。担ぎ手たちが、だんじり（山車）をひく姿は迫力満点で、街中を熱気に包みます。

河内長野市の高齢者支援制度

河内長野市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者等総合見守りシステム

自宅に通報装置や携帯型の機器などを設置し、急病やケガなどの緊急時の安全確保に24時間体制で対応します。

また、自宅で熱中症の危険があるときや災害時避難情報が発信されたときなどは、音声でお知らせします。さらに、認知症の方がひとりで出かけた時に「みまもりタグ」で位置情報の検索が可能です。利用料は、世帯で市町村民税課税所得額が最も高い人の所得を基準として決定します。

対象は、65歳以上の方のうち「一人暮らし」「高齢者のみの世帯」「寝たきり」「認知症でひとり歩きする」などの条件に当てはまる方です。

なお、申請時には原則2人の緊急連絡先を登録します。また、緊急対応要員による迅速な安全確保をおこなうため、自宅の合鍵を1本預ける必要があります。

参考：河内長野市「高齢者向け在宅サービス」

高齢者住宅改造助成

高齢者の方々が暮らしやすい住宅に改造する費用を助成する事業です。住宅改造工事に要した費用に対して、20万円を限度としてその一部を助成します。借家の場合は所有者の承諾を得る必要があります。また、助成を受けるには工事に着手する前に相談のうえ、申請してください。

対象となる工事は、一例として以下のものがあります。

手すりの取り付け
段差の解消
引き戸などの扉の変更
和式便器から洋式便器への変更
入浴しやすくするための浴室の工事

対象者は以下の条件にすべて該当する方です。

河内長野市に住所を有していること
要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者がいる世帯
身体の状況などにより住宅改造が必要であると認められること
対象高齢者および対象高齢者と同居する親族全員の市町村民税が非課税である世帯

参考：河内長野市「高齢者向け在宅サービス」「高齢者住宅改造助成事業利用のご案内」

食の自立支援

「食」に関する支援が必要になった、おおむね65歳以上のひとり暮らし高齢者や高齢者世帯の方に向け、食に関するサービスを定期的に提供しています。そのうえでデイサービスをはじめとした施設職員が自宅を定期的に訪問し、心身の状況・生活環境などを把握します。

配食サービスの必要がある場合は、日曜日と祝日を除く週5回以内で、昼食の配達が可能です。配達は見守りを兼ねて、手渡しでおこないます。利用料は1食あたり550円です。

問い合わせは市役所の高齢福祉課で受け付けています。

参考：河内長野市「高齢者向け在宅サービス」

河内長野市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望する老人ホームが見つからない場合は周辺地域まで範囲を広めてみましょう。河内長野市は堺市、和泉市、大阪狭山市、富田林市、南河内郡千早赤阪村、奈良県五條市、和歌山県橋本市、伊都郡かつらぎ町に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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