泉南市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム六尾の郷」、「グループホームさくら荘」、「グループホーム平和苑」をはじめとした、大阪府/泉南市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は6件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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泉南市の老人ホーム・介護施設について

泉南（せんなん）市は、大阪府の南西部に位置する市です。今回は「泉南市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

泉南市の特徴

海会寺跡, 大阪府泉南市（663highland - 投稿者自身による著作物, CC 表示 2.5, リンクによる）

泉南市の人口は6万1,149人です。65歳以上の高齢者人口は1万7,677人で、高齢化率は28.91%になります。泉南市の面積は48.98㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

泉南市の魅力

泉南市は「関西国際空港」があることで有名です。24時間運用可能な国際空港で、日本国内はもちろん、海外の各都市への路線が結ばれています。人やモノの交流において、大きな役割を持っている市です。

泉南市には「SENNAN LONG PARK（泉南りんくう公園）」があります。夕刻時には景色が美しく「日本の夕陽百選」に選ばれているスポットです。そのほか「アクティビティエリア」「コミュニティエリア」「マルシェエリア」「グランピングエリア」などがあり、海辺でレジャーやグルメを楽しめます。

泉南市の特産品は、江戸時代初期から栽培されている水なすです。水なすの浅漬けや、じゃこごうこ（水なすとエビじゃこを煮込んだ料理）は、古くから地元市民に親しまれています。

泉南市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

泉南市の主要な駅

泉南市には、JR阪和線、南海電鉄南海線が通っています。主要駅は「和泉砂川（いずみすながわ）」駅です。阪和線は、上りで日根野（ひねの）・天王寺方面、下りで紀伊（きい）・和歌山方面へ移動できます。

そのほか市内では、コミュニティバス「さわやかバス」が運行しています。買い物や医療機関への通院時に便利な交通手段です。運転免許証を自主返納した65歳以上の高齢者は、申請をすると乗車料金が半額になります。

参考：泉南市「運賃割引制度について」

泉南市役所

泉南市役所は、泉南市樽井1丁目1-1にあります。さわやかバス「泉南市役所前」バス停を降りてすぐです。

要介護認定の申請は、介護保険担当課の窓口で受け付けています。

参考：泉南市役所

泉南市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

地域包括支援センターは市内2カ所に設置されています。

参考：泉南市「地域包括支援センター」

泉南市のイベント

泉南市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「信達宿のふじまつり」は、例年4月中旬～下旬に「熊野街道信達宿（くまのかいどうしんだちしゅく）梶本（かじもと）家」で開催されているイベントです。約4万房もの花をつける、樹齢40年を超える野田藤が見られます。美しい紫の花を眺めつつ、ミニコンサートや餅つき大会などを楽しめるのが魅力です。

「せんなん夏祭り」は、毎年8月上旬に「樽井漁港」および「タルイサザンビーチ」で開催されています。盆踊り大会や打ち上げ花火が催され、地元の方だけでなく、観光客も足を運ぶお祭りです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

泉南市の高齢者支援制度

泉南市で展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

緊急通報装置設置事業（緊急通報システム）

急病や災害といった緊急事態発生時に迅速かつ適切に対応できるよう、高齢者の自宅に緊急通報装置を設置しています。備え付けられたボタンを押すと警備会社に連絡が届き、状況に応じて救急車の出動を要請する仕組みです。

対象となるのは「一人暮らしの高齢者・障害者等で、通報装置設置の必要性が認められる方」です。

参考：泉南市「緊急通報装置設置事業（緊急通報システム）」

愛の一声運動事業

高齢者の自宅に無料で乳酸菌飲料を届けます。週に2回・月9回配達し、同時に配達員が安否確認をします。

対象となるのは、以下のいずれかに該当する方です。

一人暮らしの高齢者で、心疾患による症状があり常時注意を要する方
身体障害者手帳、大阪府療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを所有しており、40歳以上の一人暮らしで家から出ないため、十分なサービスが受けられない方

参考：泉南市「愛の一声運動事業」

徘徊高齢者等SOSネットワーク事業

行方不明になった認知症高齢者の早期発見・保護ができるよう「SOSネットワーク」を通じて支援体制を構築しています。公共交通機関や郵便局、JAなどがSOSネットワークに加入しており、情報を共有して行方不明の認知症の方を探す取り組みです。

緊急時に速やかに捜索できるよう、市では事前登録を受け付けています。登録する情報は、本人の名前や特徴、写真といった認知症高齢者の特徴です。

対象となるのは「認知症による徘徊で行方不明になる恐れがある高齢者」です。

参考：泉南市「徘徊高齢者等SOSネットワーク事業」

泉南市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

泉南市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。泉南市は泉南郡田尻町、泉佐野市、阪南市、和歌山県紀の川市、岩出市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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