ストレス、感じていませんか?
指でつまんだだけで形が変わってしまう風船。もっと力をくわえていけば、そのうち破裂してしぼんでしまうかもしれません。実はこの状態って、人間がストレスを受けた時の反応によく似ているんですよ。私たちは日々の生活の中で大なり小なりストレスを受けています。人間関係、仕事上のトラブル、家族、ダイエット、学生さんにとっては勉強もまたストレスかもしれません。ストレスでイライラしている時、これは風船でいうと形が変わり始めた段階です。そしてその状態が続いていくと・・・。
風船のように破裂することはなくても、「病気」という形で私たちの心身に影響を与えるようになってきます。
ストレスで心の病気「うつ病」に・・・
ストレスのせいで起こる病気の代表格は「うつ病」です。疲れやすくなったり、気分が落ち込んだり、やる気がなくなったり、不眠気味になったり。今まで一度もこんな症状を経験したことがない、という人はむしろ少ないでしょう。ですが、ほとんどの場合、これは一時的なもの。ストレスが解消されれば次第に症状も治まっていきます。
もしこれらの症状が2週間以上続くようなら、うつ病を疑ってみる必要がありそうです。特に、摂食障害(過食・拒食)など体にも悪影響を与える症状があれば、放っておくわけにはいきません。
ストレスが体をむしばむ「心身症」
何か大きなストレスを抱えていることを「胃が痛い」「頭が痛い」という言葉で表現することがありますね。これはおおげさでもなんでもなく、実際にありえることなんです。ストレスを感じると自律神経の働きは乱れ、それが循環器や消化器などほぼ全身に悪影響を与えます。その結果、出現する病気は過換気症候群や胃腸炎、円形脱毛症や耳鳴り、じんましんなど人によってさまざま。どれもストレスが原因で体の病気に発展した「心身症」という状態です。普通の病気と違うのは、同時に心の治療も必要になってくるということでしょう。
ストレスが原因で病気になってしまう前に
まじめで責任感が強い人ほど、うつ病や心身症になりやすいといわれています。まじめなだけに、仕事や家庭でのストレスに真っ向から立ち向かってしまうんでしょうね。ストレスを感じていても、風船ほど見た目ではわかりにくいのが私たち人間。周りはおろか、本人すら症状が出るまで気づかないこともあります。仕事一筋な人も、趣味や娯楽などで定期的にガス抜きをする習慣をつけておくと良いかもしれませんよ。
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。