うつ病の症状とは?
厚生労働省の調査によると、近年、うつ病などの精神障害の患者数が増加傾向にあるようです。うつ病とは、落ち込んだり、食欲がわかなかったり、何もやる気が起きなかったりする状態が長く続く症状のことです。日本では、100人中3~7人という割合でうつ病になった経験があるという調査結果が出ています。若者や中高年の方だけでなく高齢者の方でも同じように、仕事を定年退職したり、加齢による健康に関する悩みで気落ちすることが多くあります。そして、それがきっかけで引きこもり塞ぎ込んでしまい、うつ病になってしまうおそれがあります。
ケガや骨折などの肉体的な病気とは違い、うつ病などの精神的な病気は、見た目に症状が出づらいので、うつ病になっているのかどうかのサインがわかりづらいです。
そこで、うつ病と診断するための目安として以下のものがあります。
以上のような症状が短期的ではなく、2週間以上続くようであれば、うつ病の可能性が高いと言われています。
出典:http://www.mhlw.go.jp/
認知症とうつ病の違い
高齢者のうつ病と良く間違われやすいのが認知症です。どちらも症状に似ている部分が多いですが、この二つの違いはどんな所にあるのでしょうか?おもに以下の点で、認知症とうつ病の違いがあげられます。認知症の場合
うつ病
出典:http://www.kujira-hp.jp/
うつ病の治療法
では、うつ病の治療法とはどんなものがあるのでしょうか?まずは、自分がうつ病かな?と感じた場合には、病院で診断を受けましょう。うつ病の治療には、十分な休養と薬の服用が必要になります。しかし、休息といってもただ家に引きこもってしまっては症状を進行させてしまいます。趣味や興味のあることに接し、人との交流を楽しみましょう。
また、ご家族によるケアも重要です。一人で抱え込んでしまわないように、ご家族が病気のことをしっかり理解してあげ、医師との連携を取っていくようにしましょう。そして、医師から自分に適した薬をもらい、抗うつ薬を服用しましょう。治療には1年以上かかる場合もあるので、自分だけで解決しようとせずに、周囲の方に助けてもらいながら治療をしましょう。
出典:http://utsu.jp/
※この記事で説明しているケースに当てはまらない場合も、自己判断せず、医師の診断・処方に基づき、適切な治療をお受けください
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この記事の寄稿者
coba
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。