インタビュー

老人ホーム選びで予算やスペックよりも大切なこと ──竹中良介(地域医療支援チーム)

大阪生まれ大阪育ち、「介護のほんね」で唯一の関西拠点在籍メンバーである竹中さん。地域医療支援チームの一員として、退院調整サービス「れんけーさん」の導入支援業務と、入院患者さんの退院先を探す入居相談業務の二足のわらじを履いて奮闘中です。「れんけーさん」の特長から老人ホーム選びで大切なことまで、いろいろ教えてもらいました。

老人ホーム選びで予算やスペックよりも大切なこと ──竹中良介(地域医療支援チーム) | 介護のほんねニュース

「介護のほんね」地域医療支援チームについて

病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)や看護師からの依頼を受け、患者さんが退院後に安心して生活できる老人ホームをご提案し、ご入居までをサポートしています。

大阪生まれ大阪育ち、唯一の関西拠点メンバー

竹中さんは「介護のほんね」では唯一の関西拠点メンバーですよね。

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はい。「介護のほんね」は私だけで、残りは「ジョブメドレー」のメンバーですね。

*納得できる老人ホーム選び「介護のほんね」と日本最大級の医療介護求人サイト「ジョブメドレー」は共に株式会社メドレーが運営するサービスです。

ちなみにご出身はどちらなんですか?

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生まれも育ちも大阪です。

あれ? 関西弁で話さないんですか?

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そうなんです(笑)。お客様にもよく「関西弁しゃべりーや」と言われるんですが、仕事中は関西弁が全然出ないんです。もちろん会社を一歩出ればがっつり関西弁ですよ。

「れんけーさん」は使わない理由がないサービス?

竹中さんは現在どんな業務に携わっているんですか?

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現在は、老人ホームの入居相談と「れんけーさん」の導入支援を兼務しています。

医療ソーシャルワーカーのための退院調整業務支援サービス「れんけーさん」

昨年(2022年)リニューアルした病院向けの退院調整サービスですね! いい機会なので、どんなサービスなのか詳しく教えてもらえますか?

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もともと「れんけーさん」は介護施設を地図上で検索できる機能と、介護施設に直接入居相談ができる機能、この2つだけのシンプルなサービスでした。昨年のリニューアルで検索機能が強化されたほか、チャット機能でメッセージやファイルのやりとりができるようになったり、退院調整が必要な患者さんの情報が管理できるようになったりと、各機能がパワーアップしました。そして何よりこれらの機能がすべて無料で使えるので、ぜひ多くのみなさんに使ってほしい! むしろなぜ使わないのかわからない! ──くらいのサービスでございます。

力のこもったプレゼンをありがとうございます。病院から老人ホームへ、だけでなく、病院からほかの病院へというパターンでも活用いただけるんですね。

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そうですね、急性期の医療機関に入院されていた患者さんがリハビリのために回復期の医療機関に転院したり、老人ホームや介護施設に入居することも叶わない方に関しては慢性期の医療機関に転院したり。従来、電話やFAXでのやりとりが必要だったところを、「れんけーさん」のチャット機能を使えば業務効率の改善にもつながります。

「れんけーさん」を導入した医療機関や介護施設同士であれば、そういったやりとりが「れんけーさん」で完結できるということですね。

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はい。ですので、地域全体でご活用いただけるよう導入支援をさせていただいています。また、老人ホーム・介護施設への入居を検討される場合は「れんけーさん」経由で私共にご相談いただくことも可能です。

うーん、至れり尽くせりですね!

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入居相談は「自分の家族のつもりで」

竹中さんが相談業務で大切にしていることは何ですか?

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医療機関に対するものとご家族に対するものがあります。医療機関に対しては、これはもう当たり前のことなんですが、清潔感のある身なりと丁寧な対応を心がけています。それにここ数年はコロナ禍でもあったので、感染症対策には人一倍気を遣っていたと思います。

外出先を選ぶというか、人混みには出かけられませんでしたね。

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その点、私は城郭めぐりが趣味なのでよかったです。

じょ……? すみません、今何と言いましたか?

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城郭です。お城の跡ですね。おじいちゃん子だったせいか、遊園地よりお城に連れて行ったほうが喜ぶような変わった子どもで(笑)。小さい頃はそれこそ大阪城とか姫路城とかきちんと建物があるところが好きだったんですけど、大人になってだんだん知識が付いてくるとほとんど何も残っていないようなところに行くようになって。コアな場所にもなると誰もいませんし、側から見たらただの山登りだと思います。おかげでコロナには一度もかかっていません。

興味深い趣味ですね! では、ご家族に対しては?

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ご家族に対しては「自分の家族が入居するならどうだろうか」ということを常に念頭に置いています。

自分のおじいちゃんやおばあちゃんでも入居してもらいたい施設かどうかということでしょうか。

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そうですね。もう少し踏み込んだ言い方をすると、仮に自分の家族に同じことが起きたときにやはり同じホームを提案するだろうかということです。

老人ホームはスペックだけではなくスタッフに注目して

印象に残っているご相談案件はありますか?

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最近だとご家族の意見がなかなかまとまらなかったケースでしょうか。入院中で寝たきりに近い状態のお母様を受け入れ可能な施設をいくつか提案したんですが、3人のお子様の意向が三者三様で話が進まず……。

家族で意見が一致しないことはよくあるんでしょうか?

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ありますね。今回はそれぞれ予算かサービスか立地かで話し合いが平行線でした。

確かにどれも大切ですが、話が進まない背景には何があったんでしょうか?

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決定権が誰にあるかが明確でなかったということもあるんですが、もともと入居されていた施設に不満があったようです。考える時間も十分になく慌てて決めた施設だったようで、それが原因でお母様のお身体の状態が悪くなってしまったのではないかとそれぞれが後悔や責任を感じていらっしゃったようです。

それは慎重になってしまいますね。

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お母様を大事にされているご家族でした。

最終的にはどういう形で着地したんですか?

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最終的には施設のアットホームな雰囲気や、臨機応変に対応してくれる姿勢を第一に考えていただいて、納得して入居先を決めていただくことができました。

最終的な決め手はそこだったんですね。

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はい。第三者として着地点に導くのも相談員の大切な役割かなと思います。

竹中さんがご相談者にいつも伝えていることはありますか?

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介護は人と人のことなので、建物が新しくてきれいといったスペックだけで選ばずに、施設の方の人となりをしっかり見て決めてくださいと伝えています。人が合うかどうかを判断できるのは、やはり入居される方を一番理解しているご家族だと思いますので。

入居された後にいい関係を築いていけそうかという相性が大事なんですね。

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そうですね。制度上、介護サービスはどこのホームで提供されているものも基本的に同じはずですが、サービスの満足度に差が出てしまうのは人と人のことですので。見学時にはスタッフの方が入居者の方に対してどのように接しているか、言葉遣いはどうかというところをしっかり見てほしいですね

見学におすすめの時間帯はありますか?

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竹中さんの画像 竹中さん

そうですね……。やはり食事の前後がスタッフと入居者の方が接するシーンをよく見られる時間帯になるかと思います。新型コロナが5類に移行したことで、食事付きの見学会を再開するホームも増えています。お食事を楽しみにされている方も多いので、ぜひ足を運んでみてください。

介護のほんね編集部

この記事の寄稿者

介護のほんね編集部

年間1万件以上の老人ホーム探しをサポートしている介護のほんね編集部です。介護に関する情報を、認知症サポーターの資格を持つスタッフが正しく・分かりやすくお届けします。

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