静岡市駿河区の要介護の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「なごやかレジデンス静岡西脇」、「ふるさとホーム駿河」、「スラージュ馬渕」をはじめとした、静岡県/静岡市駿河区の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/要介護の条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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静岡市駿河区の老人ホーム・介護施設について

静岡市駿河（するが）区は、市の南部に位置します。区の中心部には安倍川が流れ、南には駿河湾を有する自然の多い街です。その一方で商業施設や宅地造成、マンションの建設も増え、住宅地としても発展しています。ここでは、「静岡市駿河区での高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。

静岡市駿河区の特徴

静岡市日本平方面の眺望

静岡市駿河区には、20万9,507人が住んでいます。そのうち、65歳以上の高齢者人口は5万7,128人で、高齢化率は27.27％です（2021年1月1日現在）。

駿河区の面積は73.06㎢です。以下の表のように、大きく6つのエリアに分かれます。

エリア名	特徴
丸子周辺エリア	レトロな雰囲気が漂う明治トンネルや、風情ある石畳が続く宇津ノ谷（うつのや）集落など、情緒的な景観が魅力のエリア
用宗海岸周辺エリア	静岡市が一望できる満観峰のほか、寺院・神社、海岸公園があるエリア
静岡駅南・安倍川周辺エリア	科学館や図書館などの施設が点在するエリア
中島・登呂周辺エリア	人間国宝の染色家・芹沢銈介（せりざわけいすけ）の美術館や、国の特別史跡である登呂（とろ）遺跡などの観光スポットがあるエリア
小鹿・池田周辺エリア	日本平動物園や、B級グルメの売店が多い静岡競輪場など、さまざまな行楽施設があるエリア
大谷・久能周辺エリア	国宝・久能山東照宮（くのうざんとうしょうぐう）のほか、昔ながらの商店街があるエリア

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調46ページ」／静岡市「駿河区コミュニティーマップ（令和2年度版）」

静岡市駿河区の魅力

静岡市駿河区は温暖な気候で、駿河湾に近い自然に恵まれた環境です。そのため食文化が豊かで、魅力的な特産物が多くあります。モモ、イチゴ、ミカンといった食農作物のほか、用宗の「シラス」や、栄養価豊富な海藻「アカモク」をはじめとした水産物も多く収穫されています。

駿河区の「久能山東照宮」は国宝建造物に指定された神社です。そのほか、国の特別史跡に指定された「登呂遺跡」も有名です。約2000年前の遺跡を観察できるほか、弥生時代の生活を体験できるプログラムがあります。

静岡市駿河区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

静岡市駿河区の主要な駅

静岡市駿河区は、JR東海道本線と静岡鉄道静岡清水線が走行しています。主要な駅は「安倍川」駅です。上り列車に乗車すると「静岡」駅まで1本で行けるので、新幹線も利用しやすいです。

また、日本平ロープウェイが「久能山」駅と「日本平」駅を結んでいます。久能山東照宮を訪れるのに便利です。

駿河区役所

駿河区役所は、静岡市駿河区南八幡町10-40にあります。バスを利用する場合は「静岡」駅からしずてつジャストラインバスみなみ循環線に乗車し「駿河区役所・静岡新聞社前」バス停からすぐです。要介護認定は高齢介護課介護保険係（2階）で受け付けています。

参考：駿河区役所

静岡市駿河区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

静岡市では地域包括支援センターを「まるけあ」と呼んでいます。駿河区には、合計7カ所の「まるけあ」が設置されています。

参考：静岡市「静岡市地域包括支援センター（愛称：まるけあ）一覧（令和2年4月現在）」

静岡市駿河区のイベント

久能山東照宮楼門（SHIZUOKACITYperson - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

駿河区で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「久能山東照宮歳旦祭」は、毎年元旦に久能山東照宮でおこなわれます。年の始まりを祝福し、皇室や国が栄えるよう祈るお祭りです。元旦は午前0時から一ノ門を開門しており、表参道の石段からは大変美しい初日の出を拝めるため、大勢の人が初詣に訪れます。

「八幡神社例大祭」は、8月のお盆の時期に2日間にわたり開催されるお祭りです。神事、神輿渡御（みこしとぎょ）、お囃子（はやし）が催されます。2日間合わせて約300発打ち上げられる花火も見ものです。

静岡市駿河区の高齢者支援制度

静岡市駿河区が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食型見守りサービス

高齢者の自宅へ食事を届けると同時に、安否確認をおこなうサービスです。配食は平日の週5回が上限で、昼食もしくは夕食のどちらか1食となります。サービス事業者が提示する食事代は自己負担で、事業者に直接支払います。

対象者は「日常的に食事の準備に支障がある一人暮しの方、または高齢者世帯などで同居者が緊急対応困難な方（自宅に在住）」「要支援、要介護認定を受けている方、または基本チェックリストの結果により生活機能の低下がみられた方」の両方を満たす方です。

買い物や調理が自分でできる方や、二世帯住宅などに居住している方は対象外となります。

参考：静岡市「配食型見守りサービス」

あんしん住まい助成制度

要介護・要支援の認定を受けた方が、住み慣れた地域・家で生活できるように、住宅改造の費用を補助する制度です。補助の基準額は合計100万円が上限になります。「浴槽の取り換えとそれに付随する浴室の改修」は55万円、「便器の取り換えとそれに付随するトイレの改修」は40万円がそれぞれ限度です。補助金の支払いは工事完了後となります。

対象者は「65歳以上で要介護もしくは要支援認定を受けており、同居家族および対象者を扶養している家族の前年の所得税が合計39万7,000円以下の方」です。

参考：静岡市「あんしん住まい助成制度」

高齢者紙おむつ支給制度

在宅介護の経済的負担軽減を目的に、高齢者用の紙おむつの引換券を支給しています。紙おむつ引換券の支給額は、介護度によって月額1,500円～6,500円と異なります。

引換券は静岡薬業組合に加盟する薬局などで使用でき、「医療費控除」と表示された紙おむつ・尿取りパットと交換可能です。

対象者は、以下の4つの項目をすべて満たす方です。

月の半分以上を自宅で生活している65歳以上の方で紙おむつを必要とする方
要介護4以上の認定を受けた方
※要介護1～3であっても特に紙おむつが必要であると認められる方は対象となります。（窓口で要介護認定における認定調査票を確認し、判定）
※令和3年3月31日時点で既に紙おむつ引換券を支給されている方については、従来の判定基準となります。詳しくは窓口でお尋ねください。
生活保護世帯またはすべての世帯員が市民税非課税である世帯に属する方
各区の障害者支援課で紙おむつ券を受給していない方

参考：静岡市「高齢者紙おむつ支給制度」

静岡市駿河区で見つからない場合は周辺のエリアで探してみる

静岡市駿河区で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。静岡市駿河区は葵区、清水区、焼津市、藤枝市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。