焼津市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「ふるさとホーム西焼津」、「コミュニティービレッジ下小田C棟」をはじめとした、静岡県/焼津市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

検索結果 2件

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焼津市の老人ホーム・介護施設について

焼津（やいづ）市は静岡県の中央部にあり、東京と名古屋のほぼ中間に位置する市です。駿河（するが）湾や高草山（たかくさやま）といった自然に囲まれています。こちらでは「焼津市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

焼津市の特徴

静岡県焼津市本町2丁目16-32にある焼津市役所。（Asturio Cantabrio - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

焼津市の人口は13万8,921人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は4万1,033人で、高齢化率は29.54%となります（2021年1月1日現在）。

面積は70.31㎢です。焼津市は、以下の表のように大きく6つのエリアに分かれます。

エリア名	特徴
焼津駅前エリア	焼津市の玄関口であり、多くの市民や観光客が訪れるエリア
駅前通り商店街エリア	「焼津」駅と市役所や焼津漁港を結ぶエリア
市役所庁舎・商店街エリア	焼津市役所本庁舎や「アトレ焼津」といった行政と商店が集まるエリア
内港エリア	焼津漁港の焼津内港地区周辺で、市街地と近く「焼津」駅からのアクセスが良いエリア
浜通り周辺エリア	焼津の水産業発祥の地で、水産業の歴史や文化が感じられるエリア
新港エリア	「開かれた漁港」として、市民に親しまれる憩いの場が複数点在するエリア

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／焼津市「静岡県焼津市のすがた」「焼津海道港・まち磨き構想を策定しました」

焼津市の魅力

焼津市は年間を通して温暖な気候で、過ごしやすい環境です。焼津市内には、豊かな自然を生かした公園が多数点在しています。「石津西公園」は子どものための遊具があるほか、園路沿いに6種61本の桜や168本の高木が植樹されています。四季折々の景色が楽しめる人気の公園です。「大井川河口野鳥園」には、15個の観察窓があるバードウォッチング用の丸太小屋があり、野鳥観察を楽しめます。

焼津市は駿河湾に面しており、漁業が盛んです。「焼津漁港」は、主に遠洋漁業の基地となっている焼津港と、近海・沿岸の魚が水揚げされる小川港の総称です。2020年には、焼津漁港の水揚げ金額が5年連続で全国1位になりました。海産物を使った水産加工業も盛んで、特に静岡おでんに入っている「黒はんぺん」は焼津の特産品です。

さらに、焼津市には温泉があります。「焼津温泉」は地下1,500m、約1,900万年前の地層から湧き出てている天然温泉です。水質は弱アルカリ性で肌に優しく、保湿効果が高いため湯冷めしにくいという特徴があります。疲労回復や神経痛、冷え性の改善が期待でき、心と体を癒してくれます。宿泊施設だけでなく日帰り温泉の施設があるので、手軽に温泉を楽しめるのも魅力です。

焼津市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

焼津市の主要な駅

焼津市には、JR東海道本線が走行しています。主要な駅は「焼津」駅です。「焼津」駅からは路線バスのしずてつジャストラインが運行しており、市内各所への移動に便利です。

焼津市役所

焼津市役所の所在地は、焼津市本町2丁目16-32です。「焼津」駅より徒歩12分で着きます。自主運行バス「さつき」「ゆりかもめ」を利用する場合は「市役所前」バス停からすぐ、しずてつジャストライン・一色和田浜線では「市役所入口」バス停から徒歩3分です。

要介護認定の申請は市役所アトレ庁舎1階の介護保険課、または市役所大井川庁舎1階の大井川市民サービスセンターで受け付けています。

参考：焼津市役所

焼津市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

焼津市内には合計4カ所の地域包括支援センターが設置されています（2020年12月15日現在）。

参考：焼津市「地域包括支援センター」

焼津市のイベント

焼津漁港（Asturio Cantabrio - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

焼津市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「焼津神社の獅子木遣り（ししきやり）」は毎年8月、焼津神社大祭の神輿渡御（みこしとぎょ）として実施されます。獅子木遣りは行列の先頭に立って場を清める役目を持ち、2頭の獅子頭から出た獅子幕を持った少女たちが木遣り歌を歌いながら練り歩きます。県の無形民俗文化財に指定されている行事です。

「焼津みなとまつり」は、毎年4月に焼津漁港内港で開催されるイベントです。水産加工品の販売やマグロの重量当てクイズといった魚にまつわる催しが盛りだくさんです。そのほか大福引大会や歌・ダンスのステージで会場がにぎわいます。

「山の神祭り」は、焼津市関方（せきがた）地区で毎年2月に開催されている伝統的なお祭りです。豊年万作を祈る神事として古くからおこなわれ、市の指定文化財に指定されています。高草山の標高200mにある山の神の磐座（いわくら）までお餅や赤飯をお供えして参拝します。

焼津市の高齢者支援制度

焼津市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

ひとり暮らし高齢者等「食」の自立支援事業

一人暮らしの高齢者などに食事を宅配するサービスです。昼食を提供するとともに、安否確認を実施しています。利用回数は土日・祝日を除く週5回以内です。普通食と高機能食の2種類から選べます。

事業者が定める給食代から1食につき普通食280円、高機能食は330円の助成が受けられます。市の助成金を差し引いた金額が利用者の負担額です。なお給食代は配食業者によって異なります。

対象は「65歳以上の一人暮らしの方」「要介護または要支援の認定を受けた方のいる65歳以上の高齢者のみの世帯」「65歳以上の高齢者と重度障がい者のみの世帯の高齢者」のいずれかに当てはまる方です。

参考：焼津市「在宅高齢者へのサービス（ほほえみサービス）」

緊急通報システム設置事業

緊急時に迅速に対応できるよう、高齢者の自宅にペンダント型発信機などの器具を設置するサービスです。利用料は月額1,000円で、器具点検のための電話料金が1日10円程度かかります。

対象は、以下のいずれかに該当する方です。

おおむね65歳以上の一人暮らし世帯の方
寝たきりまたはこれに準ずると福祉事務所長が認めた方を抱える高齢者のみの世帯
同居の家族の仕事などにより一時的に1や2の状態になると福祉事務所長が認めた世帯

申請の受付窓口および問合せ先は、地域包括ケア推進課高齢者福祉担当です。

参考：焼津市「在宅高齢者へのサービス（ほほえみサービス）」

在宅高齢者訪問理美容サービス

自宅で理美容サービスを受けられるよう、理美容師の派遣にかかる出張料の一部を助成するサービスです。訪問1回につき2,000円分として利用できる券を交付します。理美容サービス料、および助成額を超えた出張料は自己負担です。なお、利用券が使える店舗は焼津市より指定されています。

対象となるのは、以下の要件をすべて満たす方です。

自宅で生活をしている方
65歳以上の方
要介護3以上の方
理美容店に出向くことが難しい方

参考：焼津市「在宅高齢者へのサービス（ほほえみサービス）」

焼津市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

焼津市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。焼津市は静岡市、藤枝市、島田市、榛原郡吉田町と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。