親の介護が始まると、それにともない生活の中でいろいろな変化が起こってきます。今回は介護 が始まると起こりうることをまとめます。
みなさん、こんにちは。POLE・STAR株式会社の佐久間理央です。
親の介護が始まると、いろいろなことがその周りで起こります。父親の介護を10年に渡ってしてきた私は、介護をしながらも、自分の人生を考えていくことの大切さを改めて実感しています。
今回は自分の経験や実際に見聞きしてきた事例をもとに、「介護が始まると起こってくる状況」についてまとめてみました。
介護をしていない方にとっては、ニュースやドラマの出来事のように思うかもしれませんが、介護が始まれば、自分自身にも起こる可能性がある問題ばかりなのです。
介護をしなければいけない状況で仕事に支障が出たり、制度を知らなかったり、勤めている先に介護をサポートする制度自体がないこともあります。また一人で抱え込んで介護をしていて、周囲に話せずに追い詰められて離職するケースも。約4万人から10万人が家族の介護ために仕事を辞めているといわれています。
<参考>
介護が終わってからの再就職となると、その長さや年齢によっては、再就職のチャンスは多くはありません。経験を活かしキャリアチェンジするという選択肢もありますが、辞める前の経験での再就職となると、かなり難しい現状があります。ちょっとのこと、と介護を始めたら、数年経ってしまった。親の介護が終わったときには履歴書に長いブランクができてしまうことになります。
<続く>
この寄稿文は全3回の連載です。
この記事は、doppoの内容をアレンジしてお送りしています
この記事の寄稿者
POLE・STAR株式会社ディレクター
大正大学大学院人間研究科修士課程修了(社会福祉学)。
私立国際武道大学、社会福祉法人武蔵野療園、社会福祉法人渋谷区社会福祉協議会等を経て現在POLE・STAR株式会社を設立。
主に福祉や生活に関する相談、コンサルティングを行っている。