菊池郡大津町のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「ふるさとの奏」、「ケアガーデン陣内」をはじめとした、熊本県/菊池郡大津町の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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菊池郡大津町の老人ホーム・介護施設について

菊池郡大津町（おおづまち）は、熊本市と阿蘇山の中間に位置する町です。自然を感じられる田園都市として発展を続けています。こちらでは「菊池郡大津町での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

菊池郡大津町の特徴

大津町役場（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる）

菊池郡大津町の人口は 3万5,807人です。そのうち、65歳以上の高齢者人口は8,118人で、高齢化率は22.67％となっています。菊池郡大津町の面積は99.10㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

菊池郡大津町の魅力

菊池郡大津町は多方面からのアクセスの良さが特徴です。福岡県久留米市から宮崎県延岡市へ続く国道325号と、長崎市から大分市へ続く国道57号が町内を通っています。さらに「阿蘇くまもと空港」から車で15分の距離にあり、遠方にも移動しやすいです。

また、大津町は文化財が多くある歴史が息づく街です。「江藤家住宅」は江戸時代から残る日本家屋で、国指定重要文化財に指定されています。そのほか、約7,000年前の縄文時代の遺跡である「無田原（むたばる）遺跡」では、多数の土器や石器が発掘されています。

大津町の特産品は、県内一の生産量を誇るからいも（さつまいも）です。からいもを揚げた「いも天」をはじめ、からいもを使った「いも焼酎」、からいもを食べて育った豚肉「スーパーポークもっこす」などが販売されています。

菊池郡大津町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

菊池郡大津町の主要な駅

菊池郡大津町には、JR豊肥本線が走っています。主要な駅は「肥後大津」駅です。

また大津町では九州産交バスが運行しており、通院や買い物などにも利用できます。

大津町役場

大津町役場の所在地は菊池郡大津町大字大津1233です。JR豊肥本線「肥後大津」駅から徒歩2分で着きます。

要介護認定の際は、介護保険課介護保険係で受け付けています。

参考：大津町役場

菊池郡大津町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

菊池郡大津町の地域包括支援センターは1カ所です（2022年3月10日現在）。

参考：菊池郡大津町「地域包括支援センター」

菊池郡大津町のイベント

菊池郡大津町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「大津つつじ祭」は、例年4月中旬に大津町役場周辺および「昭和園」で開催されるイベントです。春になると、町内では約50万本のつつじが咲き誇ります。市街地が歩行者天国となり、パレードやイベントが開催され、活気に包まれる催しです。飲食店が並び、食事も楽しめます。

「地蔵祭」は、例年8月23・24日に「大津中央公園」で開催されます。江戸時代から続く歴史ある行事です。期間中は各町のお地蔵様に小屋を作るほか、前掛けを新しいものに変えます。

「からいもフェスティバルinおおづ」は、例年11月の第2土曜日に「本田技研工業株式会社熊本製作所（総合グラウンド、HSR九州、からいも畑）」で開催されているイベントです。からいも掘りや絵手紙コンテスト、からいもスイーツの販売、からいもシアターなど、さまざまな催しがあります。からいもに触れ、その魅力を存分に味わえます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

菊池郡大津町の高齢者支援制度

菊池郡大津町が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

熊本連携中枢都市圏福祉有償運送

高齢者や障がい者など、一人で公共交通機関を利用することが難しい方向けの有料輸送サービスです。運営協議会が認めたNPO法人などが自家用自動車を使って送迎します。利用者とともに介助者も同乗でき、通院のほか、買い物やレジャーでも利用可能です。

利用するためには、登録事業者に連絡や相談し、会員登録をする必要があります。菊池郡大津町が運送区域に含まれている事業者は「NPO法人はなみずきの会」「NPO法人みらいけあ」「NPO法人NEXTEP」「社会福祉法人山紫会」です。

対象となるのは、要介護3以上の認定を受けている方、または菊池郡大津町が必要だと認めた方です。

参考：菊池郡大津町「熊本連携中枢都市圏福祉有償運送」

介護予防型ミニデイふれあい事業

在宅の高齢者の介護予防を目的とした事業で、指導員や看護師などが体操や生きがい作りといった各種サービスを提供しています。自宅に閉じこもりがちになっている高齢者の自立した生活の援助や孤立感の解消、身体機能の維持・向上を図ることが大きな目的です。

開催頻度は毎月1回で、地域の公民館などで開催しています。原則として、現在住んでいる地域のミニデイに参加できます。料金200円に加え、昼食代が必要です。

参考：菊池郡大津町「介護予防型ミニデイふれあい事業」

高齢者等見守りネットワーク

高齢者を含む町民が孤立することなく、住み慣れた場所でいつまでも暮らせるようにするためのネットワークを構築しています。普段から、協力団体が日常の業務や活動のなかでゆるやかに見守り、異変の早期発見につなげることが目的です。異変を感じた時は、地域包括支援センターに連絡し、迅速に対応します。

協力団体は、町に申し出た地域貢献に取り組む企業や団体で、株式会社や有限会社、NPO法人や社会福祉法人などの法人、地域福祉活動団体などが対象です。具体的な実施内容は以下の通りです。

日常業務の中での高齢者などの見守りと異変時の関係機関への連絡
地域の課題を共有し解決するための「見守り活動協力団体連絡会議」への参画
協力団体の職員などに対して「『ささいな異変』に気づく・つなげる勉強会」や「認知症サポーター養成講座」などの開催
協力団体へステッカーの配布

参考：菊池郡大津町「高齢者等見守りネットワーク」

菊池郡大津町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

菊池郡大津町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。菊池郡大津町と隣接しているのは、菊池市、阿蘇市、合志市、菊池郡菊陽町、上益城郡益城町、阿蘇郡西原村・南阿蘇村です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。