人吉市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付き高齢者向け住宅　タンポポ」をはじめとした、熊本県/人吉市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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施設の種類

人吉市の老人ホーム・介護施設について

人吉（ひとよし）市は、熊本県の最南部にある市です。市内を流れる球磨川（くまがわ）沿いには多くの温泉浴場があります。こちらでは「人吉市での高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。

人吉市の特徴

市内を流れる球磨川と人吉市街地（人吉城から望む）（Saigen Jiro - 投稿者自身による著作物, CC0, リンクによる）

人吉市の人口は3万1,559人です。65歳以上の高齢者人口は1万1,620人で、高齢化率は36.82 ％となります。面積は210.55㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」

人吉市の魅力

人吉市には、日本三急流の1つとして知られる「球磨（くま）川」が流れています。球磨川沿いには「人吉温泉」があり、たくさんの温泉施設が点在しています。

また、人吉市は歴史に触れられる観光名所が豊富です。相良（さがら）藩の城下町であった人吉市には、竹林に囲まれた「石畳の道」や「白壁の家」といった風情のある町並みが残っています。なかでも市の中心部にある「鍛冶屋町通り」一帯は、かつて多くの鍛冶屋があった場所です。約60軒あった鍛冶屋のうち2軒は現存しており、現在も営業を続けています。またお茶屋、みそ・醤油蔵といった瓦屋根の建物が並び、城下町の散策スポットになっています。

人吉市の特産品の一つが、500年以上の歴史を持つ「球磨焼酎」です。盆地特有の寒暖差によって育まれる米と、球磨川の水が球磨焼酎の原料となっています。深いコクと芳醇な香りが特徴の銘酒です。

人吉市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

人吉市の主要な駅

人吉市には、JR肥薩線、くま川鉄道湯前線が走行しています。主要な駅は「人吉」駅です。

また人吉市では、路線バスが廃止された地域でコミュニティバス「まめバス」を4路線運行しています。

人吉市役所

人吉市役所の所在地は、人吉市下城本町1578-1です（2022年4月現在）。産交バスの「カルチャーパレス前」バス停から徒歩約3分の場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、高齢者支援課です。

参考：人吉市役所

人吉市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

人吉市の地域包括支援センターは1カ所です。市役所の西間別館に隣接する社会福祉協議会に設置されています（2020年4月15日現在）。

参考：人吉市「人吉市地域包括支援センターが移転しました」

人吉市のイベント

青井阿蘇神社の楼門（そらみみ - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

人吉市で毎年おこなわれているイベントやお祭りを紹介します。

「おくんち祭」は、毎年10月3～11日までの9日間にわたっておこなわれる青井阿蘇神社の例大祭です。青井阿蘇神社は1,200年以上の歴史があり、2008年には本殿などが国宝の指定を受けています。

「人吉花火大会」は、毎年8月15日に中川原公園で開催されるイベントです。およそ3,000発の花火が打ち上げられます。仕掛け花火やメッセージ花火といった多彩なプログラムが見ものです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

人吉市の高齢者支援制度

人吉市が提供している高齢者支援制度をご紹介します。

介護保険外のショートステイ

介護者が病気や冠婚葬祭、事故で介護ができないときに、高齢者を一時的に施設で預かるサービスです。1回の利用につき原則7日間まで「人吉市養護老人ホーム延寿荘」で生活できます。利用料は食事代込みで、生活保護を受けている方は1日1,750円、市民税非課税世帯に属している方は1日2,130円、その他の方は1日2,510円です。

対象者は「一人での生活が困難な65歳以上の方」かつ「介護保険の要支援・要介護認定を受けていない方」です。

参考：人吉市「介護保険外のショートステイ」

ひとよしSOSキーホルダーの配布

65歳以上の方を対象に「ひとよしSOSキーホルダー」を配布しています。キーホルダーの表面には個別番号、裏面には緊急時連絡先として人吉市地域包括支援センターの電話番号が書かれています。

キーホルダーを身に付けておくことで、外出先で緊急搬送となったときなどの緊急時に本人の氏名や住所がすぐに確認できます。

参考：人吉市「ひとよしSOSキーホルダーの配布」

徘徊時の位置検索システム導入費の支援

「携帯型の位置検索システム機器」の導入費用を助成しています。高齢者が外出時に機器を持つことで、万が一行方不明になっても家族が電話やインターネットで所在地を検索できます。

助成額は申請者世帯の市町村民税の課税状況により異なります。また、毎月の基本料金および利用料は利用者負担です。

対象者は「人吉市高齢者見守りネットワーク」に本人の顔写真や特徴といった情報を提供している方です。「人吉市高齢者見守りネットワーク」とは高齢者の徘徊を予防したり、早期発見や早期対応をおこなうために整備されています。

参考：人吉市「徘徊時の位置検索システム導入費支援」

人吉市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

人吉市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。人吉市は球磨郡錦町・相良村・山江村・球磨村、宮崎県えびの市、鹿児島県伊佐市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。