天草市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付き高齢者向け住宅大地」、「れんげそうサービス付高齢者向け住宅」をはじめとした、熊本県/天草市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

検索結果 2件

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天草市の老人ホーム・介護施設について

天草（あまくさ）市は、熊本県の南西部に位置し、きれいな海と緑が豊かな山、キリシタンの歴史遺産に恵まれた市です。ここでは「天草市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

天草市の特徴

崎津天主堂

天草市の人口は、7万8,252人です。65歳以上の高齢者人口は3万1,615人で、高齢化率は40.40％となっています（2021年1月1日現在）。

天草市の面積は683.82㎢と、県内最大です。2006年に本渡（ほんど）市・牛深（うしぶか）市・有明町・御所浦（ごしょうら）町・倉岳町・栖本（すもと）町・新和町・五和（いつわ）町・天草町・河浦町の2市8町が合併して誕生しました。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／熊本県「市町村主要一覧②」／天草市「天草市の紹介」

天草市の魅力

天草市は、大小の島々からなる天草諸島の中心部にある、美しい海に囲まれたエリアです。「市の魚」であるタイをはじめ、ブリ、トラフグ、クルマエビといった海の幸を味わえます。また農業が盛んで、デコポン、ポンカン、あまくさ晩柑といった柑橘類の生産に力を入れています。そのほか天草黒毛和牛や地鶏「天草大王」が人気です。

天草市は、江戸時代にキリシタンが潜伏指定した地として知られています。その歴史が評価され「﨑津（さきつ）集落」は2018年に世界文化遺産に指定されました。そのほか「天草キリシタン館」には、マリア観音をはじめとする当時の文化財が約200点展示されており、天草市の文化・歴史を確認できます。

天草市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

天草市の主要な駅

天草市内には鉄道路線がありません。そのため、島内全域にバス路線が発達しています。主なバス路線は「牛深線」「魚貫（おにき）線」「鬼池（おにいけ）線」「富岡線」です。そのほかに「のってみゅうかー」という愛称のコミュニティバスが運行しており、市役所や商業施設、病院へ行くのに便利です。

また定期船や海上タクシー、フェリーが運航されています。そのほか天草空港があり、天草市と熊本・福岡を空路で結んでいます。

天草市役所

高齢者にとって市役所は、要介護認定の申請や行政サービスの申し込み、住民票の受け取りといった用事で利用します。

天草市役所の所在地は、天草市東浜町8-1です。本渡市街地循環バス「のってみゅうかー」の「天草市役所前」バス停からすぐです。

天草市で要介護認定を受ける際には、市役所本庁舎の高齢者支援課介護認定係、牛深支所市民生活課、その他の支所のまちづくり推進課で申請できます。

参考：天草市役所

天草市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

天草市には、合計6カ所の地域包括支援センターと1カ所のサブセンター（御所浦町）が設置されています（2018年4月23日現在）。

参考：天草市「地域包括支援センターをご利用ください」

天草市のイベント

天草灘

天草市内で、毎年恒例となっているお祭りやイベントをご紹介します。

「あったか天草椿まつり」は、3月上旬に天草灘が一望できる西平椿（にしびらつばき）公園で開催されます。西平地区では1月から3月にかけて、約2万本のツバキの花が咲きます。太鼓の競演や椿油（つばきあぶら）しぼり、特産品の販売といった催しを楽しめます。

「天草ほんどハイヤ祭り」は、1967年から続くお祭りで、7月下旬から8月上旬の週末に本渡地区で開催されます。保育園・幼稚園児が踊りを見せる「天草子ハイヤ」、海上花火が幻想的な「花火大会」、大勢の市民が真夏の夜に舞う「道中総踊り」が催される、天草市の一大行事です。

老人ホームや介護施設によっては、職員と一緒に地域のお祭りやイベントに参加することがあります。気になる方は入居前に、施設の職員に尋ねてみてください。

天草市の高齢者支援制度

天草市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

介護保険居宅介護（介護予防）住宅改修費の支給

要介護認定で要支援もしくは要介護と認定された方を対象に、手すりの取り付けや段差の解消といった住宅改修をおこなった場合、改修費用（上限20万円）を支給します。申請は着工前に済ませておく必要があります。着工後に必要書類をまとめて申請すると「償還払い」か「受領委任払い」の2種類で支払われます。

対象工事は以下の6種類です。

手すりの取り付け
段差の解消
滑りの防止および移動の円滑化などのための床または通路面の材料の変更
引き戸などへの扉の取り替え
洋式便器などへの便器の取り替え
上記の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

参考：天草市「介護保険居宅介護(介護予防)住宅改修費を支給します」

福祉タクシー利用券の支給

高齢者や重度心身障がい者が、市が指定するタクシーを利用した際に、その基本料金を助成しています。対象者は市内在住でバス停留所や定期船発着所から1km以上離れた地区に居住する方で以下のいずれかに該当する方です。市役所本庁舎の高齢者支援課または各支所担当課で申請できます。

身体障害者手帳1級または2級の所持者
療育手帳Ａ1またはＡ2の所持者
特別児童扶養手当等の支給に関する法律施行令（昭和50年政令第207号）別表第1に該当する方
精神障害者保健福祉手帳の所持者
70歳以上の高齢者

参考：天草市「福祉タクシー利用券の申請について」

家族介護用品引換券の交付

在宅で高齢者を介護している家族に対する支援として介護用品を支給しています。支給品目は、紙おむつ・尿とりパット・使い捨て手袋・清拭剤・ドライシャンプーです。その他の介護用品に関してはカタログのコピーは必要になります。支給限度額は月額6,250円です。

対象者は以下の3点を満たす方です。

在宅で要介護4以上の方を介護している
要介護者の住所が天草市内にある
要介護者と介護する家族が市民税非課税世帯である

参考：天草市「家族介護用品引換券交付申請書」

天草市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

天草市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。天草市は、上天草市、天草郡苓北町、海を隔てて長崎県南島原市、鹿児島県出水郡長島町に隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。