まとめ

子どもたちに介護の職場体験はいかが?

子どもたちが自分の適性を考え、将来を選択していくための教育として注目されている「職場体験」。人手不足の介護業界こそ、職場体験が未来の介護職を育てるカギになるかもしれません。

職場体験

学生たちにひろがる職場体験

子どもたちが学ぶことの意義を考える教育の一環として、いま職場体験が注目されています。
職場体験とは、小・中・高校生が事業所などを訪問し、実際に仕事を体験するというもの。この体験を通じて目的意識を持って進路を選択していけるのではないかと期待されています。カリキュラムに職場体験を組み込む学校は、年々増え続けています。

出典:http://www.mext.go.jp/

人手不足の介護職でこそ職場体験を

それでは介護の現場はどうなのでしょうか?
高齢化が進み、介護職へのニーズが高まるいっぽうで、介護職に就こうとする人が足りない状況。そのため、介護現場はつねに人手不足です。そこで近年注目が集まっているのが、介護の職場体験です。

山形県の「高校生のための介護のしごと1日体験塾」をはじめ、東京都や茨城県、岐阜県など、全国の自治体でも積極的に取り組み始めています。介護の職場体験は、特別養護老人ホームや老人保健施設などを訪れて、食事などの補助を行うというもの。もちろん、介護職員が補助にあたりますので、利用者の安全には十分配慮して行われます。募集対象も一般から学生、親子などさまざまですが、介護現場の実際に触れることで、なにかを得て帰る参加者が多いようです。

神奈川県ではいち早く介護職の職場体験促進を実施

神奈川県では全国に先駆けて、2013年から「高校生介護職場体験促進事業」を実施。県、県教育委員会、県社会福祉協議会が協働する事業で、県立学校に通う学生を対象に、介護職について理解を深めるための授業が行われています。

また、現職の介護職員が学校を訪問し、介護職のやりがいや魅力を語る訪問授業も人気。介護職に興味を持った生徒は、実際の介護施設でインターンシップを行います。このように、介護職に対する理解を深め、関心を抱いてもらう試みは全国にひろがりはじめています。

子どもたちにとっても大きな意義のある職場体験

子どものころから職業を体験し、自らの適性を考えていくことは、子どもたちにとって非常に有意義なこと。そう遠くない将来、介護職を体験し魅力を感じた子どもたちが介護を担う人材に育ってくれる可能性もありますね。

職場体験は、子どもたちの選択肢をより明確に広げるために大切なものです。この試みが、介護職だけでなくさまざまな仕事についてのより深い理解につながるといいですね。

シノヅカヨーコ

この記事の寄稿者

シノヅカヨーコ

家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らしです。  子育てをしながら育児や暮らしにまつわる話題を中心にライターとして執筆活動をしています。

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