レクリエーションで認知症予防!?
デイサービスや介護施設で行われているレクリエーションは、利用者の楽しみの1つ。でも実は、ただの「遊び」ではありません。頭や体の運動を伴うレクリエーションには、何らかの機能を維持したり高めたりする効果があります。認知症の大半を占めるアルツハイマー型認知症は、脳細胞が死滅し脳自体が委縮していく病気。認知症そのものを予防したいなら頭と体を同時に使う事が大切です。体を動かせば「脳の神経を成長させる脳由来神経栄養因子が、記憶をつかさどる海馬で多く分泌」され、頭を使う事で「脳が刺激され、新しい神経細胞がつながりやすくなる」仕組みになっています。
つまり頭と体を同時に使えば、脳が再生しやすくなるというわけです。
それでは認知症予防に効果が高いとされているレクリエーションにはどんなものがあるか見ていきましょう。
出典:http://www.tokyo-np.co.jp/
コグニション(認知)+エクササイズ(運動)=コグニサイズで予防!
国立長寿医療研究センターが開発し、認知高齢者100人のうち、8割に何らかの機能改善が見られたトレーニング方法、それがコグニサイズ。コグニサイズのメニューなどが詳しく解説されたテキストは、全国各地の介護施設にも配布されています。それでは、その内容をちょっと拝見!
文字で見ると簡単そうですが、若い人でも頭と体をフル回転させないと難しそうですよね。
出典:http://www.tokyo-np
フラダンス&スキップで楽しく認知症予防!
また認知症予防にはフラダンスも効果的だそう。仲間と一緒に歌を口ずさみながらゆったりフラダンスは、とても優雅に見えますが、振付を思い出しながら歌に合わせて踊るのは結構忙しいもの。これもまた、見た目とは裏腹に頭も体もフル回転です。そしてもっと手軽な認知症予防としては、スキップもおすすめ!何かの法則に従ってスキップする、しりとりをしながらスキップする、というようにゲーム性を取り入れれば、さらに有効です。身体の状態によっては、スキップではなく手をグーパーさせる事で代用する方法もあります。
高齢者と介護者が一緒に運動すればコミュニケーションも深まります。もちろん、介護者にとっては「将来の認知症予防」にもなりますしね。スポーツの秋は終わってしまいましたがレクリエーションで楽しく認知症予防、始めてみませんか?
出典:http://www.okinawatimes.co.jp/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。