熊本市西区のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームライフ上熊本」、「グループホーム第二ほたる家」、「グループホーム三和の邑」をはじめとした、熊本県/熊本市西区の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は12件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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熊本市西区の老人ホーム・介護施設について

西区は熊本市の西部に位置し、山や川、海を有する自然豊かな町です。ここでは「熊本市西区での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

熊本市西区の特徴

建設中の熊本市西区役所（Hisagi - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

熊本市西区の人口は9万724人です。65歳以上の高齢者人口は2万7,960人で、高齢化率は30.82％です（2021年1月1日現在）。

面積は89.33㎢です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／熊本市「西区の概要」

熊本市西区の魅力

熊本市西区は、豊かな自然に恵まれた町です。金峰山（きんぼうざん）や白川（しらかわ）、有明海といった自然を感じられるスポットが身近にある魅力あふれる町です。また、農水産業が盛んで河内（かわち）みかんをはじめとする特産品で知られています。

金峰山は、市民に親しまれている山です。登山道が整備されているので、ゆるやかな遊歩道を通りながら登山が楽しめます。山頂の展望台からは、東に阿蘇、西に長崎県の雲仙が見えます。夜には熊本市内の夜景を楽しめる見晴らしのいい場所です。

熊本市西区は歴史や伝統が息づく街です。「石神山公園」は、釣耕園（ちょうこうえん）、叢桂園（そうけいえん）、三賢堂（さんけんどう）といった歴史的施設が数多く残っています。

熊本市西区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

熊本市西区の主要な駅

熊本市西区にはJR九州新幹線・鹿児島本線・三角線・豊肥本線、熊本電鉄菊池線が走行しています。主要な駅は「熊本」駅「上熊本」駅です。また、路面電車の熊本市電田崎線・幹線・上熊本線が通っており、区内外の移動に便利です。

西区役所

区役所の所在地は、熊本市西区小島2丁目7-1です。「西区役所前」バス停からすぐの場所にあります。

要介護認定の申請は福祉課で受け付けています。

参考：西区役所

熊本市西区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

熊本市西区内には合計5カ所の地域包括支援センター（通称「高齢者支援センターささえりあ」）が設置されています。

参考：熊本市西区「ささえりあ（地域包括支援センター）」

熊本市西区のイベント

神門（hyolee2 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

熊本市西区で毎年恒例になっているイベント・お祭りをいくつか紹介します。

「高橋稲荷神社初午（はつうま）大祭」は、毎年2月の初午の日に高橋稲荷神社で開催されるお祭りです。「福餅まき」が名物で、祈祷殿（きとうでん）から縁起のよい紅白餅がまかれます。そのほか中江岩戸神楽（かぐら）や日本舞踊の演舞、福もちつきといった催しが盛りだくさんです。また、甘酒や喜常汁（きっつね汁）が振る舞われます。

「熊本駅つばめ夏祭り」は、熊本駅白川口駅前広場で毎年7月上旬におこなわれるイベントです。県内全域から露店が集まり、熊本の味覚を存分に味わえます。また伝統芸能の披露やステージイベントが催されます。

「北岡神社例大祭」は毎年8月上旬の3日間「祇園（ぎおん）まつり」として開かれます。会場の北岡神社は平安時代に創建された歴史ある神社です。例大祭では境内に露店が並び、舞踊の奉納をはじめとする行事がおこなわれます。また、祭りの2日目には神輿神幸（みこししんこう）行列があり、威勢のいい掛け声とともに神輿が町内を回ります。

熊本市西区の高齢者支援制度

熊本連携中枢都市圏福祉有償運送

主に一人で公共交通機関を利用することが難しい高齢者向けに、有料の輸送サービスをおこないます。通院だけでなく、日常の買い物やレジャーの際にも利用できます。

利用には事前の会員登録が必要です。対象者はサービスを提供する事業者に直接連絡することで登録手続きができます。事業者一覧は以下のリンク先の「パンフレット」からご確認ください。

対象者は以下の表の通りです。

要件
要介護認定を受けている方のうち、要介護3以上の方 1に該当しない方で、居住する市町村から単独での公共交通機関の利用が困難である旨の認定を受けた方
身体障害者手帳の交付を受けている方のうち、 18歳以上で第1種身体障がい者の方 18歳未満の方 1、2に該当しない方で、居住する市町村から単独での公共交通機関の利用が困難である旨の認定を受けた方
療育手帳の交付を受けている方のうち、 18歳以上で障がいの程度がA1、A2の方 18歳未満の方 1、2に該当しない方で、居住する市町村から単独での公共交通機関の利用が困難である旨の認定を受けた方
（上記に該当しない場合）肢体不自由または内部障がい、精神障がいにより単独での移動が困難な方で、居住する市町村から「単独での公共交通機関の利用が困難である旨」の認定を受けた方

参考：熊本市「熊本連携中枢都市圏福祉有償運送」

さくらカード（熊本市優待証）

熊本市内在住で70歳以上の高齢者に対し、市の施設を無料または割引料金で利用できる「さくらカード（熊本市優待券）」を交付します。

交付手数料は300円です。受け取るためにはには居住地域に関わらず、熊本市内各区の福祉課、総合出張所で申請が必要です。

対象者は「熊本市内に住民登録があり、在住している方」のうち「70歳以上」または「身体障害者手焼1～3級を持っている方」となります。

参考：熊本市「『さくらカード』『おでかけICカード』について」

おでかけICカード

おでかけICカードとは熊本市内を運行する路線バス・JRを除く電車・市電に割引料金で乗車できるカードです。降車時、乗務員におでかけICカードを提示すると高齢者の方は2割の自己負担額で乗車できます。おでかけICカードの利用には、先述したさくらカードの提示が必要です。

発行手数料は500円です。おでかけICカードの申請は、さくらカードの申し込みと同時にできます。

対象者は「熊本市内に住民登録があり、市内在住の方」のうち「70歳以上」または「身体障害者手焼1～3級を持っている」方です。

参考：熊本市「『さくらカード』『おでかけICカード』について」

熊本市西区で見つからない場合は周辺の地域までエリアを広げる

希望する施設が見つからない場合は周辺の地域まで範囲を広めてみましょう。熊本市西区は中央区・南区・北区、玉名市、玉名郡玉東町、海を隔てて長崎県島原市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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認知症の診断が必要です

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