葦北郡芦北町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　千花」、「紫おん福祉の家」、「グループホーム　むつみ荘」をはじめとした、熊本県/葦北郡芦北町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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葦北郡芦北町の老人ホーム・介護施設について

葦北郡芦北町は、熊本県の南部に位置する町です。こちらでは「葦北郡芦北町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

葦北郡芦北町の特徴

芦北海浜総合公園。熊本県芦北町。（JoshBerglund19 - https://www.flickr.com/photos/tyrian123/2814200258/, CC 表示 2.0, リンクによる）

葦北郡芦北町の人口は1万6,141人です。65歳以上の高齢者人口は7,313人で、高齢化率は45.31％となっています。葦北郡芦北町の面積は234.01㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

葦北郡芦北町の魅力

葦北郡芦北町は鹿児島県との県境にあり、九州山地に接する自然豊かな地域です。温暖な気候を生かし、デコポンや甘夏が栽培されています。なかでも、甘夏の生産量は日本トップクラスです。このほか、旨みのある霜降り牛肉のあしきた牛、身の大きさと甘みのある味わいが特徴のアシアカエビといった特産品があります。

葦北郡芦北町には、日本一大きな大瓦のモニュメントがあります。「佐敷城跡（さしきじょうあと）」から出土した「天下泰平國土安隠（てんかたいへいこくどあんのん）」銘の鬼瓦を400倍の大きさにしたものです。上辺6.2m、下辺7.4m、高さ5.4m、重さは約11tあります。

鬼瓦が出土した「佐敷城跡」は、島津・加藤両氏の戦いの場となった場所です。2008年に国史跡に指定されました。現在はかつての石垣が再現されており、空高くそびえる城跡を見られます。

葦北郡芦北町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

葦北郡芦北町の主要な駅

葦北郡芦北町には、JR肥薩（ひさつ）線、肥薩おれんじ鉄道が走っています。主要駅は「佐敷」駅です。「佐敷」駅からは、上りで「八代」駅方面、下りで「水俣」駅方面にアクセスできます。

また町内には、ふれあいツクールバスが運行しています。月曜日から土曜日まで運行しており、1回200円で利用できます。郵便局や公民館といった各施設への移動に便利です。

芦北町役場

芦北町役場の所在地は、熊本県葦北郡芦北町大字芦北2015です。「佐敷」駅より徒歩約8分の場所にあります。

要介護認定の申請は、福祉課介護高齢者福祉係で受け付けています。

参考：芦北町役場

葦北郡芦北町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

葦北郡芦北町の地域包括支援センターは、1カ所設置されています。

参考：芦北町社会福祉協議会「芦北町地域包括支援センター」

葦北郡芦北町のイベント

葦北郡芦北町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「佐敷諏訪（さしきすわ）神社例大祭」は、例年4月に「佐敷諏訪神社」で開催されるお祭りです。神輿（みこし）巡行や鉄砲隊のデモンストレーション、相撲神事がおこなわれます。「赤ちゃんの土俵入り」は、力士に抱かれた赤ちゃんが境内の土俵に上がる伝統行事です。赤ちゃんの健やかな成長と無病息災を願います。

「七夕網（たなばたづな）」は、例年8月上旬に上白木や祝坂、岩屋川内、上原地区でおこなわれる伝統行事です。ワラで作った人形や履物、農具といったワラ製品を集落の入り口や川の上に吊るします。七夕網には、疫病が集落に侵入することを防ぎ、盆の精霊が綱を渡ってやってくるという伝承があります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

葦北郡芦北町の高齢者支援制度

葦北郡芦北町が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

在宅老人緊急通報装置利用申請

高齢者の方が急病や災害などの緊急事態にあった際、迅速かつ適切な対応を図るために緊急通報装置を貸与しています。申請には申請者の近隣に住む協力者が2名必要です。なお電話回線の使用料、修繕料、移設または撤去にかかる費用は利用者負担となります。

対象者は、以下のいずれかに当てはまる方です。

おおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者で、心身虚弱により緊急時に素早く行動することが困難と思われる方
一人暮らしで身体障がい者手帳1級または2級を所持している方

参考：葦北郡芦北町「在宅老人緊急通報装置利用申請」

公衆浴場無料入浴券交付申請

地域の高齢者の方や介護者などに憩いの場を提供するため、芦北温泉公衆浴場などの無料券および割引券を交付しています。入浴料が200円以上の場合、差額は自己負担です。また70歳以上の方は原則、対象者本人からの申請のみ受け付けます。

対象者は、以下のいずれかに該当する方です。

町内在住で住民基本台帳に記載されている、満70歳以上の方または障がい者手帳を持っている70歳未満の方
身体障がい者手帳1種1～3級、療育手帳A1・A2の方を介護する方

参考：葦北郡芦北町「公衆浴場無料入浴券交付申請」

生活支援ハウス利用申請

高齢者の方が安心して健康的に暮らせるよう、介護支援機能、居住機能、交流機能を総合的に提供する場を設けています。利用料は、本人の年間収入によって異なります。別途、光熱水費や食費なども自己負担です。

対象者は、以下のすべてに当てはまる方です。

原則として町内在住で、住民基本台帳に記録されている方
高齢などのため独立して生活することに不安がある方
以下のいずれかに当てはまる方
- 60歳以上で一人暮らしをしている高齢者の方
- 60歳以上の夫婦のみの世帯に属する方で、家族から援助を受けるのが困難な方

参考：葦北郡芦北町「生活支援ハウス利用申請」

葦北郡芦北町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

葦北郡芦北町内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。葦北郡芦北町は、水俣市、八代市、葦北郡津奈木町、球磨郡球磨村に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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