菊池郡菊陽町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームげんきの家」、「医療法人社団栄康会　グループホーム菊陽スマイル」、「グループホーム武蔵ヶ丘」をはじめとした、熊本県/菊池郡菊陽町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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菊池郡菊陽町の老人ホーム・介護施設について

菊池郡菊陽町（きくようまち）は、熊本県の中部にある町です。こちらでは「菊池郡菊陽町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

菊池郡菊陽町の特徴

菊池郡菊陽町にある菊陽町役場（hyolee2 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

菊池郡菊陽町の人口は4万2,841人です。65歳以上の高齢者人口は8,863人で、高齢化率は20.69%となっています。菊池郡菊陽町の面積は37.46㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村面積調（1月1日）」

菊池郡菊陽町の魅力

菊池郡菊陽町は、東に阿蘇（あそ）の連山を眺められる自然豊かな町です。豊富な水と土壌（どじょう）に恵まれていることから、多種多様な農畜産物が生産されています。なかでも「菊陽にんじん」は品質が高く、全国に出荷されている名産品です。

また、菊陽町は熊本市のベッドタウンとして栄えています。国道57号（菊陽バイパス）沿いでは土地区画整理事業が進められ、「ゆめタウン光の森」や「サンリーカリーノ菊陽」をはじめとする大型商業施設が出店しています。利便性に優れ、住みやすい環境です。

ほかにも、菊陽町には歴史的文化財の「馬場楠井手（ばばぐすいで）の鼻ぐり（通称：鼻ぐり井手）」があります。馬場楠の白川取水口から熊本市の「東海学園前」駅近くまで続く約12.4kmの用水路で、土砂が積み重なることなく水を通す仕組みが特徴です。1600年ごろに造られたといわれ、今なお田畑に水を供給し、市民の生活を支えています。

菊池郡菊陽町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

菊池郡菊陽町の主要な駅

菊池郡菊陽町にはJR豊肥本線が走っています。主要な駅は「原水」駅です。上りは熊本方面、下りは肥後大津・宮地・豊後竹田（ぶんごたけた）・大分方面に行き来できます。

菊池郡菊陽町役場

菊陽町役場は、菊池郡菊陽町大字久保田2800にあります。コミュニティバスを利用する場合は「菊陽町役場」バス停を下車してすぐです。

要介護認定の申請は、保険衛生部介護保険課で受け付けています。

参考：菊陽町役場

菊池郡菊陽町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

菊池郡菊陽町の地域包括支援センターは、菊陽町役場介護保険課介護予防係内に1カ所設置されています。

参考：菊池郡菊陽町「地域包括支援センター」

菊池郡菊陽町のイベント

菊池郡菊陽町で開催されているイベントをご紹介します。

「全国陶器まつり」は、毎年1月上旬から3月下旬まで「菊陽杉並木公園さんさん」と「さんふれあ」でおこなわれるお祭りです。伝統工芸作家が作った陶器や美術品が、50万点ほど並びます。さまざまな伝統工芸品に触れて、購入できるイベントです。

「菊陽町夏まつり」は、毎年8月上旬に「菊陽杉並木公園さんさん」で開催されるお祭りです。ステージ上では、健康体操やフラダンス、アートパフォーマンス、ストリートジャズダンスなどが披露されます。例年2万人以上が来場する催しです。

「お法使祭（おほしまつり）」は、毎年10月30日に「津森神宮」で開催されています。熊本県重要無形民俗文化財に指定されているお祭りです。津森神宮のご神体は、12地区が1年ごとに当番となり、御仮屋（おかりや）を建てて安置されています。「お法使祭」の日になると、ご神体を神輿（みこし）に乗せて次の当番地区に運びます。その道中で、神輿を田畑に投げ落とすという珍しいお祭りです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

菊池郡菊陽町の高齢者支援制度

菊池郡菊陽町で展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食見守りネットワーク事業

一人暮らしや高齢者のみの世帯の方に、栄養改善を目的として食事を配達する事業です。食事を直接届けることで、安否確認もおこないます。原則として、昼食または夕食の1日1食、週5日まで利用できます。料金は1食当たり450円です。

対象は、町内に住所があり自分で食事の調理が困難な方のうち、以下のいずれかに該当する方です。

おおむね65歳以上の単身世帯、高齢者のみの世帯、およびこれに準ずる高齢者で町長が必要と認める方
その他町長が必要と認める方

参考：菊池郡菊陽町「菊陽町介護予防・日常生活支援総合事業（総合事業）の概要（R1.10更新）」「菊陽町配食見守りネットワーク事業実施要綱」

高齢者の運転免許証の自主返納支援事業

高齢者の運転による交通事故の減少を目的に、2019年10月1日より運転免許証を自主返納した方に対して支援を実施しています。内容は、運転経歴証明書を交付する際にかかる申請手数料1,100円の補助と、タクシー事業所で利用できるタクシー利用券3万円分の交付（1回限り）です。

対象となるのは、以下の項目全てに該当する方です。

菊池郡菊陽町に住民登録をしている満65歳以上の方
2019年4月1日以降に運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書を交付された方
町税を滞納していない方

希望者は必要書類をそろ揃えて、危機管理防災課消防交通係へ直接提出してください。

参考：菊池郡菊陽町「高齢者の運転免許証の自主返納を支援します」

おとなの健康相談

菊陽町役場では、血圧測定や生活習慣病をはじめとする健康に関する相談日を設けています。

相談日は、祝祭日を除く毎週火曜日の9～17時です。窓口は菊陽町役場健康・保険課で、誰でも参加できます。

参考：菊池郡菊陽町「おとなの健康相談」

菊池郡菊陽町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

菊池郡菊陽町内で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。菊池郡菊陽町と隣接しているのは、熊本市、合志市、菊池郡大津町、上益城郡益城町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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