上益城郡山都町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームすみれ」、「ひまわり」、「グループホーム　緑仙館」をはじめとした、熊本県/上益城郡山都町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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上益城郡山都町の老人ホーム・介護施設について

上益城郡（かみましきぐん）山都町（やまとちょう）は熊本県東部に位置し、手つかずの自然が多く残る町です。こちらでは「上益城郡山都町での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。

上益城郡山都町の特徴

山都町役場、熊本県、日本（アラツク - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

上益城郡山都町の人口は1万4,367人です。65歳以上の高齢者人口は7,013人で、高齢化率は48.81%です（2021年1月1日現在）。上益城郡山都町の面積は544.67㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

上益城郡山都町の魅力

上益城郡山都町は、九州のほぼ中央に位置する町です。緑川を境に右岸は南外輪山の準高原地帯、左岸は九州脊梁（せきりょう）山地の山岳地帯に分かれています。町内には数多くの渓谷があり、「蘇陽峡（そようきょう）」や「緑仙峡（りょくせんきょう）」「内大臣峡（ないだいじんきょう）」は美しい紅葉が楽しめる景勝地です。

また、県指定の名勝・天然記念物である「五老ケ滝」「聖滝」や、「鵜の子滝」といった美しい滝が点在します。ほかにも、山岳地帯には人の手が加わっていない照葉樹林があり、国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが生息しています。このような豊かな自然に恵まれていることが、山都町の魅力です。

上益城郡山都町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

上益城郡山都町の主要な駅

上益城郡山都町には鉄道が通っていません。山都町内で利用できる公共交通機関は、路線バスやコミュニティバス「山都ふれあいバス」です。「山都ふれあいバス」では町内各地のほか、隣接する高森町の南阿蘇鉄道「高森」駅に向かう路線も運行しています。

山都町役場

山都町役場は、上益城郡山都町浜町6にあります。バスを利用する場合、「水道町」バス停から徒歩約2分、または「中央公民館前」バス停から徒歩約5分で到着します。

要介護認定の申請は、福祉課の高齢者支援係で受け付けています。

参考：山都町役場

上益城郡山都町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

上益城郡山都町の地域包括支援センターは、町役場の福祉課に1カ所設置されています（2018年11月26日現在）。

参考：山都町「地域包括支援センター」

上益城郡山都町のイベント

八朔祭の大造り物（熊本県山都町）（山都町商工会青年部広報 - 山都町商工会青年部, パブリック・ドメイン, リンクによる）

上益城郡山都町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「八朔祭（はっさくまつり）」は、例年9月第1土・日曜日に上益城郡山都町内で開催されます。五穀豊穣と豊年を祈願し、江戸時代中期からおこなわれている歴史深いお祭りです。見どころは、竹や杉など山野に自生する素材を使って作られた大造り物で、大きいものでは5mの高さになります。他にもお神輿（みこし）やお囃子（はやし）、通潤橋のライトアップ、打ち上げ花火など多種多様な催し物を楽しめます。

「清和文楽の里まつり」は、例年9月第2日曜日に「道の駅清和文楽邑（せいわぶんらくむら）」一帯で開催されるイベントです。お祭りのメインは、熊本県の重要無形文化財である清和文楽人形芝居の特別公演です。また、会場では高原野菜や街の特産品の展示即売会、ステージイベントなどもおこなわれます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

上益城郡山都町の高齢者支援制度

上益城郡山都町が展開している高齢者の支援制度を紹介します。

緊急通報装置

高齢者が安心して在宅生活ができるように、24時間365日見守りをおこなう緊急通報装置を設置するサービスです。装置本体をはじめ、携帯用のペンダント型リモコンや人感センサー、火災報知器が提供されます。

急病や災害時にボタンを押すと、看護師や保健師が配置されているコールセンターに異常を知らせることができます。また、長時間動きがないときや火災を感知した際に自動的にコールセンターに知らせる機能をはじめ、健康や生活のことをいつでも相談できるサービスも利用可能です。

利用料は生活保護世帯は無償ですが、住民税課税世帯は550円、非課税世帯は275円がかかります。なお、設置には固定電話の回線が必要です。

対象者は「65歳以上の一人暮らしの方」または「65歳以上のみの世帯で、何らかの介護が必要な方」です。

参考：山都町「高齢者向け緊急通報装置を設置しませんか？」

山都町認知症高齢者等おかえりサポート事業

高齢者の安全確保と、家族や介護者の負担軽減のために安否情報共有サービスを実施しています。役場に申請すると、QRコード付きのシールが交付されます。

もしも行方不明になった場合、発見した人が高齢者の衣類や持ち物に貼られたシールのQRコードを読み取ると、家族や介護者に自動的に安否情報のメールが送信されるシステムです。また、個人情報を知らせることなく、インターネット上の伝言板でやり取りがおこなえます。

主な対象者は、認知症などで行方不明になるリスクがある高齢者の方です。詳しくは、福祉課内の地域包括支援センターにお問い合わせください。

参考：山都町「山都町認知症高齢者等おかえりサポート事業実施要綱」「広報やまと9月号保健だより、福祉だより」

上益城郡山都町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

上益城郡山都町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。山都町は八代市、上益城郡御船町、下益城郡美里町、阿蘇郡南阿蘇村・西原村・高森町、宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町、東臼杵郡椎葉村と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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