特別養護老人ホーム - 介護施設の探し方ガイド

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームとは、寝たきり状態など重度の要介護者が入居できる施設です。対象は要介護3以上。有料老人ホームと比べてより少ない費用負担で入所できるのが特徴です。

3行でまとめ

  1. 要介護度3〜5の重度の要介護者が24時間体制で介護サービスを受けられ、かつ長期入所できる介護施設

  2. 社会福祉法人や地方自治体などの公的機関が運営しており、介護保険財政への負担が大。そのため新設が制限されている

  3. 入居金不要、月額料金も8〜15万円と低額なため人気が高く、待機期間が非常に長い。2013年時点での待機者は52万人ともいわれる

概要

特別養護老人ホームは、寝たきり状態など要介護3〜5の高齢者が入居できる介護施設です。有料老人ホームに比べて比較的少ない費用で入所できます。そのため入居希望者も多く、待機期間が数年に及ぶことも。特に人口の多い都市部では待機数が集中しています。従来は多床室タイプが多かったのですが、近年では「ユニット型特養」といわれる個室型の施設が増加し、利用者の選択肢が広がりつつあります。そのほかレクリエーションやイベントを工夫して特色を出している施設もあります。

対象・条件

年齢 60歳未満 60〜65歳 65歳以上

×

介護度 自立 要支援 要介護

×

×

その他の条件 看取り・ターミナルケア 認知症の受け入れ 収入の審査

あり

2015年4月以降は要介護3〜5の人が新規入居の対象となっています。しかし待機者が非常に多いため、条件を満たしていても必ずしも入居できるとは限りません。少し不便かもしれませんが自宅から離れたところや、新規開設の施設なども視野に入れ、複数の施設に申込みをしてみるのもおすすめです。

費用・価格・料金

入居時費用の相場

0円

入居時費用の補足

入居金は必要ありません。

月額費用の相場

8〜15万円

月額費用の補足

月額費用には施設サービス費(介護保険料)や居住費(室料、光熱費等)、食費、日常生活費(理美容代等)等が含まれています。

従来型多床室、ユニット型個室など入居する部屋のタイプによって費用が異なります。ただし、生活保護の対象者や納税状況によって自治体から補助金が支給される場合があるので、ケアマネや施設へ確認を。

サービス内容

居室・設備

従来型の施設では、多床室、個室などの居室のほか、浴室、トイレ、食堂、共同リビングなどの共同設備、医務室や機能訓練室などで構成されています。近年増えている「新型特養」と呼ばれる施設は、ユニット型のものを指します。入居者10人・職員5人程度を1つの単位(ユニット)として固定。ユニット単位で生活することで家庭的な雰囲気の介護を行っています。ユニット型では一人あたりの10.65平米以上の個室と、ユニットごとに食堂兼共同リビング、トイレ、浴室といった設備が用意されています。

料理・食事

食事は入居者の自立支援に配慮し、できるだけ食堂でとるようにします。主食は、米飯・全粥・粥ミキサーなど、副食は普通食・やわらか食(ソフト食)・ゼラチン食など入居者の噛む力や、嚥下機能に応じて提供されます。

介護/看護/医療体制

特別養護老人ホームでは医師の常勤は義務付けられていませんが、協力医療機関や嘱託委と連携を取って緊急時の対応に当たっています。介護体制は入居者3人に対して看護師あるいは介護士が1人以上(3:1)という基準になっています。施設によってはさらに2.5:1、2:1など、より手厚い介護を行っている施設もあるようです。

介護のほんね入居相談室に相談する