「お客様でなく家族のような関係」 最期の瞬間までリラックスして過ごせるホスピス
ファミリー・ホスピス成城ハウスは高級住宅街・成城にあるホスピスです。ホスピスですので、基本的にはがん末期や難病の方のみを受け入れています。施設内に入ると、入居者様がダイニングスペースにいらっしゃいました。職員とご家族と談笑をなさっている姿がとても印象に残っています。「せっかく選んでくださったので、できるだけ緊張してほしくないですね」とホーム長の中武さんはおっしゃいます。だから日ごろから積極的に入居者様の情報を職員内で共有しながら、状態に合わせてコミュニケーションをとっているのだそう。「終末期」という時期にある方だからこそ、特にこうした繊細なコミュニケーションを取ることを重要視されています。
おすすめポイント “入居者様の要望を可能な限り実現する”
ホーム長の中武さんは「ファミリー・ホスピス成城ハウスの職員は優しい」とおっしゃいます。入居者様は終末期に差し掛かった方が主です。だからこそ、悔いのない時間を過ごしていただけるように、入居者様がやりたいこと・やり残したことをできるだけ実現できるようサポートする仕組みが整っています。
例えば入居前に自宅で盆栽を育てるのが趣味だった方に対して、ホーム内盆栽を持ってきていただいたことがあったそうです。しかしお体の状態としてお世話ができない。そこで職員が育て方を教えてもらったうえで水やりなどをしていたといいます。その方はご逝去なさいましたが、今でもホーム内には盆栽があり、継続して育てている。職員対入居者の関係ではなく、同じ場所で過ごしている者として優しさに満ちたホスピスです。
気になるポイント
終末期において「延命をするか否か」は非常にセンシティブな問題です。ファミリー・ホスピス成城ハウスに入居される方は無理な延命はせず、最期に残された時間を有意義に使おうと考えている方が多いのが特徴。もし延命治療をお考えの方は病院での入院のほうがニーズに当てはまるかもしれません。また基本的にはがん末期や難病の方のみの受け入れをしている施設であるため、条件に当てはまらない方は入居ができません。