東筑摩郡山形村のグループホーム

介護のほんねでは、「高齢者グループホームなのはな」をはじめとした、長野県/東筑摩郡山形村の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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東筑摩郡山形村の老人ホーム・介護施設について

東筑摩郡（ひがしちくまぐん）山形村は、長野県の中西部に位置する村です。こちらでは「東筑摩郡山形村での高齢者の暮らし」について詳しくご紹介します。

東筑摩郡山形村の特徴

山形村役場（Taken with Canon IXY 10S - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

東筑摩郡山形村の人口は8,663人です。65歳以上の高齢者人口は2,451人で、高齢化率は28.29%になります。

東筑摩郡山形村の面積は、24.98㎢です。エリア分けをすると、上大池地区、中大池地区、下大池地区、小坂地区、上竹田地区、下竹田地区の6つになります。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」／長野県山形村「行政区別世帯数と人口」

東筑摩郡山形村の魅力

東筑摩郡山形村は、長野県で最も面積が小さい村です。村の中央には「日本アルプスサラダ街道」が通っており、その道を挟んで田畑と住宅地に分かれています。気候は寒暖差の大きい内陸性気候で、年間降水量は比較的少ないのが特徴です。

東筑摩郡山形村には、自然や歴史を堪能できるスポットが点在しています。「慈眼山清水寺（じげんざんきよみずでら）」は、村の指定文化財であるお寺です。標高1,200ⅿにあり、松本平を一望できる清水高原に位置しています。寺の参道には「百体観音」が並んでいます。

「鷹の窪自然公園」は、オキナグサの群生やフクジュソウなどの山野草、さらに桜や紅葉なども楽しめる公園です。公園の上段には寝牛の像があるほか、階段状の旧公園が広がっています。自然を満喫できる場所として、古くから地元の人に愛されてきました。

また、東筑摩郡山形村を代表する特産品は、長芋です。粘りと甘さが特徴的で、健康食材として幅広い世代に親しまれています。また、長芋とそばを組み合わせた「やまっちそば」は、山形村の名物料理です。手打ちそばならではの風味と、長芋の食感を同時に楽しめます。

東筑摩郡山形村の主要な駅・村役場・地域包括支援センター

東筑摩郡山形村の主要な駅

東筑摩郡山形村内に鉄道は通っていません。主な移動手段は自動車またはバスです。路線バスやコミュニティバス、福祉バスが運行しており、買い物や医療機関などへの移動に利用できます。

山形村役場

山形村役場は、東筑摩郡山形村2030-1にあります。バスを利用する場合は「山形村役場」バス停より歩いてすぐです。

要介護認定の申請は、保健福祉課介護保険係で受け付けています。

参考：山形村役場

東筑摩郡山形村の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

東筑摩郡山形村の地域包括支援センターは、1カ所です（2022年4月1日現在）。

参考：長野県「地域包括支援センターをご利用ください」

東筑摩郡山形村のイベント

東筑摩郡山形村で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「夏祭り山形じゃんずら」は、お盆に帰省した人々の交流を目的として例年8月14日に「山形村農業者トレーニングセンター」で開催されるイベントです。会場にはやぐらが建てられるほか、屋台も並びます。地元の人によるバンド演奏や盆踊り、花火大会と、盛りだくさんのお祭りです。また、同日には村の成人式も開催されます。

「道祖神（どうそじん）と新そば祭り」は、例年11月第2日曜日に「ミラ・フード館」周辺で開催されます。地元のそば屋による、山形村産のそばを使用した新そばを味わえるイベントです。村の文化遺産である道祖神めぐりや産業フェアもおこなわれ、県内外から多くの方が集まります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

東筑摩郡山形村の高齢者支援制度

東筑摩郡山形村が展開している高齢者の支援制度を紹介します。

配食サービス事業

調理をするのが困難な方に対して、栄養バランスのとれた食事を提供するサービスです。あわせて安否確認もおこないます。

対象となるのは、以下のいずれかに当てはまる方です。

おおむね65歳以上で一人暮らしの方
おおむね65歳以上で高齢者のみの世帯
身体などに障がいがあり、調理をするのが困難な方

参考：東筑摩郡山形村「山形村で行う高齢者施策について」

緊急通報事業

事故や急病といった緊急事態が発生した際に、すぐに外部へ通報できるよう緊急通報用電話を貸与する事業です。利用者負担はありません。

対象となるのは、おおむね65歳以上の一人暮らしの方および高齢者のみの世帯で、以下のいずれかに当てはまる方です。

重度の身体障がいなどがあり、常に支援を必要とする方
身体障がい者手帳1・2級を所持している方

参考：東筑摩郡山形村「山形村で行う高齢者施策について」

福祉有償運送サービス事業

バスやタクシーなどの公共交通機関の利用が困難な方のために、福祉有償運送サービスをおこないます。

対象は「公共交通機関の利用が難しい高齢者または身体障がいのある方」です。希望する方は、サービス提供事業者である「特定非営利活動法人ぽっかぽか」へ直接お問い合わせください。

参考：東筑摩郡山形村「山形村で行う高齢者施策について」

東筑摩郡山形村で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

東筑摩郡山形村内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。東筑摩郡山形村と隣接しているのは、松本市と東筑摩郡朝日村です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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