北佐久郡御代田町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームみよた」、「グループホームきくちゃん家」をはじめとした、長野県/北佐久郡御代田町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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北佐久郡御代田町の老人ホーム・介護施設について

北佐久郡御代田町は、浅間山の南麓に広がる町です。こちらでは「北佐久郡御代田町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

北佐久郡御代田町の特徴

御代田町役場。（Qurren, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

北佐久郡御代田町の人口は1万6,052人です。65歳以上の高齢者人口は4,426人で、高齢化率は27.57%です。北佐久郡御代田町の面積は、58.79㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）」

北佐久郡御代田町の魅力

北佐久郡御代田町は、長野県の東の玄関口にあたる町です。町の6割を山林が占めており、雄大な自然を有しています。未開発の地や保全された場所では野鳥や動植物、昆虫などの生き物が数多く生息しています。

また、北佐久郡御代田町には寺院が点在しています。代表的な寺院は「真楽寺」です。浅間山周辺の寺のなかでは最古と言われており、境内には長野県の県宝に指定されている三重塔があります。真楽寺は源頼朝が自身の厄除けに参拝したことから、「厄除け観音」とも呼ばれています。

北佐久郡御代田町は昼と夜の気温差が激しいことから、甘くて美味しい高原野菜が栽培されています。ブロッコリー、白菜、キャベツなどさまざまな野菜が生産されていますが、なかでもレタスの生産地として国内でもよく知られています。

郷土料理には、おにかけうどんがあります。煮干しや干ししいたけから取った出汁に醤油で味を付け、ちくわ、ゴボウ、油揚げなどの煮た具材を細麺のうどんにかけて食べる料理です。町内で開催されるお祭りやイベントの屋台でも楽しめます。

北佐久郡御代田町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

北佐久郡御代田町の主要な駅

北佐久郡御代田町にはしなの鉄道が通っています。主要駅は「御代田」駅です。「御代田」駅を利用すると、上りで軽井沢方面、下りで篠ノ井方面に移動できます。

また、買い物や通院など町内の移動にはバス（佐久御代田線）の利用が便利です。

御代田町役場

御代田町役場は、北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-6にあります。「御代田」駅から徒歩で約10分、車だと約3分でアクセスできます。

要介護認定の申請は、保健福祉課介護高齢係の窓口で受け付けています。

参考：御代田町役場

北佐久郡御代田町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

北佐久郡御代田町には、地域包括支援センターが1カ所設置されています。

参考：北佐久郡御代田町「地域包括支援センター」

北佐久郡御代田町のイベント

本堂（Qurren, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

北佐久郡御代田町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「龍神まつり」は、例年7月の最終土曜日に「真楽寺」「御代田駅前広場」「龍神の杜公園」で開催されるお祭りです。諏訪地方に伝わる「甲賀三郎伝説」をモチーフにしたお祭りで、全長45mの巨大な龍神の舞が見どころです。フィナーレには花火が打ち上げられます。

「小田井宿まつり」は、例年8月16日に「小田井宿」で開催されるお祭りです。小田井宿が発足して400年を迎えた記念に始まりました。メインイベントの姫行列では、皇女和宮が御降家のために江戸に向かう様子を再現します。会場では太鼓や鼓笛隊の演奏、バザーなども開催されます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

北佐久郡御代田町の高齢者支援制度

北佐久郡御代田町が取り組む高齢者支援制度を3つご紹介します。

タクシー利用助成事業

町が指定するタクシー会社を利用する際のタクシー料金を補助する事業です。1枚につき1,000円分として利用できる助成券を、1枚300円（6枚1セットで1,800円）で販売しています。

対象者は満70歳以上の方で、70歳の誕生日以降に購入できます。

参考：北佐久郡御代田町「タクシー利用助成事業を実施しています」

緊急通報サービス

高齢者の自宅に緊急通報装置の設置をおこなうサービスです。緊急時にボタンを押すと安全センターに繋がります。また、健康・生活相談、見守りセンサー、月1回のお伺いコールといった機能・サービスもついています。利用料金は月額500円です。

対象者は、65歳以上のひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯です。

参考：北佐久郡御代田町「高齢者支援事業一覧」

要介護高齢者等紙おむつ等購入費助成券

要介護認定者に向けて、紙おむつ・尿取りパッドの購入費助成券を交付する事業です。給付額は要介護3の方が月3,000円、要介護度4〜5の方と重度の心身障害者は月4,000円となります。

対象者は半年以上にわたり常時紙おむつを利用していて、町民税非課税世帯に属し、下記のいずれかの要件に当てはまる方です。

要介護3以上に認定される、またはこれに準ずると認められる65歳以上の方
身体障害者手帳（1～2級）、療育手帳（A1～A2）、精神障害者福祉手帳（1級）を有し、障害の影響で紙おむつが必要な18～65歳未満の方

参考：北佐久郡御代田町「高齢者支援事業一覧」

北佐久郡御代田町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

北佐久郡御代田町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。北佐久郡御代田町と隣接するのは、小諸市、佐久市、北佐久郡軽井沢町、群馬県の吾妻郡嬬恋村です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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