姶良市の要介護の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「重富の里」、「ぽっぽえん」、「グループホームこころ」をはじめとした、鹿児島県/姶良市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要介護の条件に当てはまる施設は15件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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姶良市の老人ホーム・介護施設について

姶良（あいら）市は、鹿児島県の中央部に位置する市です。こちらでは「姶良市の高齢者の暮らし」についてご紹介します

姶良市の特徴

姶良市役所本庁舎（旧姶良町役場）（hyolee2 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

姶良市の人口は7万7,711人です。このうち65歳以上の高齢者人口は2万4,103人で、高齢化率は31.02%となっています（2021年1月1日現在）。

姶良市の面積は231.25㎢です。エリア分けをすると、東餠田（ひがしもちだ）地区、西餠田地区、重富地区、西姶良地区、帖佐（ちょうさ）地区、三船地区、山田地区、反土（たんど）地区、木田地区、蒲生（かもう）地域の10地区に分かれます。

姶良市は、鹿児島湾に面した自然豊かなエリアです。一方で平野部には市街地が広がり、鹿児島市のベッドタウンとなっています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／姶良市「都市計画都市計画区域の整備」

姶良市の魅力

姶良市は、自然を感じられるスポットが豊富です。鹿児島市にある活火山の「桜島」を一望できる「高倉展望台」や、「日本の滝100選」に選ばれた「龍門滝（りゅうもんだき）」といった場所があります。また「蒲生の大クス」は、推定樹齢1,500年以上を誇る大樹です。

そのほか姶良市蒲生町には、歴史を感じさせる「武家屋敷群」があります。江戸時代の武家に思いをはせながら散策が楽しめる人気のスポットです。

姶良市の代表的な土産品は「加治木まんじゅう」です。甘酒が練り込まれた生地に、あんがたっぷりと詰まっています。

姶良市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

姶良市の主要な駅

姶良市内ではJR日豊（にっぽう）本線が走っています。主要駅は「加治木」駅です。日豊本線を使えば「鹿児島中央」駅から北九州市の「門司港」駅まで一本で行き来できます。県外への移動に便利です。

姶良市役所

市役所には、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りといった手続きをするための窓口が設置されています。

姶良市役所の所在地は、姶良市宮島町25にあります。「姶良市役所前」バス停より徒歩3分です。

要介護認定の申請窓口は、長寿・障害福祉課介護保険係です。そのほか、加治木庁舎加治木福祉係、蒲生庁舎蒲生福祉係で受け付けています。

参考：姶良市役所

姶良市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

姶良市には3カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：姶良市「福祉支援施設」

姶良市のイベント

姶良市で開催されている恒例のお祭り・イベントをご紹介します。

「れんげまつり」は、毎年5月3日にえぼし館でおこなわれるイベントです。一面に広がる満開のれんげの花を眺められます。太鼓や三味線の演奏、露店といった催しがあります。

「蒲生郷夏祭り」は8月上旬に大楠グラウンドで実施されるお祭りです。2,000発の打ち上げ花火のほか、地元のバンド演奏や和太鼓演奏といったステージイベントが楽しめます。

「日本一大楠どんと秋まつり」は、毎年11月下旬の日曜日に蒲生小学校の校庭で開催されるお祭りです。自然への感謝をテーマにしており、地元の野菜や果物が販売されます。音楽や文化を通して、地域の方との繋がりを深める行事です。

老人ホーム・介護施設によっては、職員同行で地域の催しに参加できることがあります。興味のある方は施設に確認してみてください。

姶良市の高齢者支援制度

姶良市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

配食サービス

配食サービスは、自立した生活を支援するために、在宅の高齢者の方に食事の配食と安否確認をおこなうサービスです。

対象は「65歳以上の一人暮らしの高齢者、または高齢者のみの世帯」で「買い物や食事の準備が困難と認められる方」です。

参考：姶良市「配食サービス」

緊急通報システム制度

緊急通報システムは、在宅の高齢者の方が緊急時に速やかに連絡できる緊急通報装置を貸与するサービスです。通報ボタンを押すと24時間体制のコールセンターにつながり、利用者の状況に応じた適切な対応をしてくれます。

対象者は以下のいずれかを満たしている方です。

おおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者
高齢者のみの世帯で緊急時の対応が困難と認められる方
障害者のみの世帯

利用料は所得に応じて4段階に分かれています。詳しくは以下のリンクを参考にしてください。

参考：姶良市「緊急通報システム」

健康チケットあいあい配布サービス

姶良市内に住む70歳以上の方に向けて、社会活動促進と健康増進を目的に施設や公共交通機関の利用料として使えるチケットを交付しています。交付上限額は6,000円（100円の60枚つづり）で、交付は年度内で1回に限ります。

対象は70歳以上の方で、満70歳になる誕生日の月の初めから交付可能です。交付手続きの際は、印鑑と身分を証明できるものが必要になります。

チケットを利用できるのは以下の内容です。

温泉施設の入浴料
はり・きゅう・マッサージ施術院の施術料（※保険適用外のみ）
バスの運賃（※路線・コミュニティのみ）
タクシー（福祉・介護タクシーも含む）の運賃（※介護タクシーは介護保険適用外のみ）
健康増進施設の使用料

チケットを使える施設などは以下のリンクからご確認ください。

参考：姶良市「健康チケットあいあい配布サービス」

姶良市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。姶良市は鹿児島市、薩摩川内市、霧島市、薩摩郡さつま町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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