入居者様の平均年齢90歳! 元気の秘訣は周囲との触れ合い
ラ・ナシカしまだは、大井川鐵道「新金谷」駅から徒歩10分ほどの場所にある介護付き有料老人ホームです。入居者様の平均年齢はなんと90歳! 最高齢では102歳の方がお2人いらっしゃるそうです。
入居者様が長くお元気でいられる理由を聞くと「なるべく他者とコミュニケーションを取っていただくことを大切にしているからかもしれません」と施設長の久野 佐知子(くの さちこ)さん。みなさんが好きな歌謡曲をカラオケで歌ったり、おやつの時間の前に「少し早いけど食堂に行ってみませんか?」とお声掛けをしたりして、入居者様が他の方たちと触れ合える機会を作っているのだといいます。入居者様同士やスタッフとの会話がいい刺激になり、いつまでも元気に暮らせるホームだと感じました。
おすすめポイント “音楽を通したリハビリが入居者様に好評です”
ラ・ナシカしまだでは音楽療法をおこなっています。童謡を歌ったり、鈴などの楽器を鳴らしながら体を動かすことで、認知症の予防や心身の活性化につながるそうです。久野さんは「入居者様から『次はいつ? 今日はある?』と聞かれる人気のリハビリです」と笑顔で教えてくれました。
また、久野さんは「一人ひとりに寄り添ったケアを心がけています」と言います。最近では麻痺で歩行が難しかった入居者様が、リハビリに取り組んで2カ月で歩けるようになったそうです。「歩けるようになって、いずれ外出できるといいですね」とスタッフが声をかけたことで意欲が湧き、それまで気が進まなかったリハビリに参加されるようになったとのこと。入居者様の状況や性格を鑑み、リハビリへの意欲を上げてくれるスタッフがいるホームだと思いました。
気になるポイント
介護付き有料老人ホームのため、必要な医療対応によっては受け入れが難しい場合があります。ただ久野さんにお話を聞くと「胃ろうやインスリン注射、人工透析などお受け入れ可能な医療ケアもありますので、まずはご相談ください」とのことです。ホームには看護スタッフが日中常駐しているため、夜間帯の定期的な医療対応が必要なければ安心して暮らせそうだと感じました。