飛騨市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「まごの手」、「ひだまりハウス」、「あいらすの森」をはじめとした、岐阜県/飛騨市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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施設の種類

飛騨市の老人ホーム・介護施設について

飛騨市は岐阜県の最北端に位置する市です。こちらでは「飛騨市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

飛騨市の特徴

岐阜県飛騨市にある飛騨市役所本庁舎。（Asturio Cantabrio - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

飛騨市の人口は2万3,028人です。65歳以上の高齢者人口は9,144人で、高齢化率は39.71％となっています。面積は792.53㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

飛騨市の魅力

飛騨市は、豊かな自然が多く残されている市です。飛騨市と白川郷の間に位置する「天生（あもう）の森」には、水芭蕉の群生地やブナの原生林があります。また宮川町種蔵（たねくら）地区では、国内でも珍しい石積み造りの棚田が広がり、懐かしい日本の原風景を眺められます。

飛騨市は温泉も有名です。飛騨市神岡町にある「割石温泉」は、静かな里山にある温泉です。地元・遠方問わず多くのリピーターが訪れる、日帰り温泉入浴施設です。そのほかにも複数の温泉施設があります。

また、飛騨市の特産品としては、ホウレンソウ・トマト・シイタケといった野菜や、飛騨地鶏・飛騨牛などの畜産物があります。飛騨牛は、ステーキ、しゃぶしゃぶ、焼肉、すき焼きなど、いろいろな食べ方に合うブランド牛です。特に飛騨名物・朴葉味噌（ほおばみそ）といっしょに焼く「朴葉味噌ステーキ」は、ご当地グルメとして人気があります。

ほかにも飛騨市では、和ろうそくや一位一刀彫（いちいいっとうぼり）、山中和紙、飛騨家具などの名品が生み出されています。

飛騨市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

飛騨市の主要な駅

飛騨市には、JR高山本線（岐阜－猪谷）が通っています。主要な駅は「飛騨古川町」駅です。岐阜市方面や富山市方面にアクセスできます。

そのほか飛騨市では、濃飛バス乗合バス、飛騨市営バス「ひだまる」、予約制乗合タクシーなどが運行しています。

飛騨市役所

飛騨市役所の所在地は、飛騨市古川町本町2-22です。「飛騨古川」駅から徒歩約4分、または「飛騨市役所前」バス停から歩いてすぐに到着します。

要介護認定の申請は、下記の各庁舎の介護保険担当課で受け付けています。

担当課名	所在地	最寄り駅・バス停からの所要時間
本庁舎市民福祉課地域包括ケア課	飛騨市古川町本町2-22	「飛騨古川」駅から徒歩約4分、「飛騨市役所前」バス停から徒歩すぐ
神岡振興事務所市民振興課	飛騨市神岡町東町378	「神岡振興事務所」バス停から徒歩すぐ
河合振興事務所地域振興課	飛騨市河合町角川223-1	「河合振興事務所」バス停から徒歩すぐ
宮川振興事務所地域振興課	飛騨市宮川町林50-1	「宮川振興事務所」バス停から徒歩すぐ

参考：飛騨市役所

飛騨市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

飛騨市では、地域包括支援センターは2カ所設置されています。（2019年6月12日現在）。

参考：飛騨市「あなたのまちの地域包括支援センター」

飛騨市のイベント

古川祭（okei0419が撮影 - ファイル:Furukawa-yatai.jpg, パブリック・ドメイン, リンクによる）

飛騨市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「古川祭」は、例年4月19・20日に、飛騨市古川町の市街地で開催されるお祭りです。国の重要無形民俗文化財、およびユネスコ無形文化遺産に登録されています。御神輿（おみこし）行列や起し太鼓、屋台行列が見どころです。2日間で6万人を超える人が訪れる盛大なお祭りです。

「きつね火まつり」は、例年9月の第4土曜日に、まつり広場を中心とした古川地区で開催されるお祭りです。古川地区に古くから伝わるおとぎ話になぞらえて、松明（たいまつ）の灯りがゆらめく中、花嫁と花婿を乗せた「きつねの嫁入り行列」が厳かに進みます。行列を見ると、五穀豊穣、家内安全や商売繫盛などの願いが叶うといわれています。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

飛騨市の高齢者支援制度

飛騨市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

補聴器購入の補助制度

高齢者の安心・安全な外出を支援するため、補聴器の購入費用の一部を助成する制度です。購入費用が8万円以上の場合は4万円、8万円以下の場合は購入費用の半額を助成します。飛騨市内の販売店で、中等度難聴用の補聴器を購入した際に利用できます。市外の業者から購入した場合は、対象外です。

対象となるのは、以下の全ての条件に当てはまる方です。

飛騨市民の方
補聴器を購入する時点で、満65歳以上の方
両耳の聴力レベルが40デシベル以上の方
身体障害者手帳の交付を受けていない方

お問い合わせは、飛騨市役所地域包括ケア課高齢支援係（ハートピア古川）または神岡・河合・宮川各振興事務所で受け付けています。

参考：飛騨市「補聴器購入の補助制度」

生活支援が必要な高齢者等の短期宿泊事業

在宅の高齢者が、市内の特別養護老人ホームなどに一時的に入所する事業です。介護している家族の身体的・心理的な負担を軽減し、在宅生活環境の向上や、虐待・災害による被害者の生活環境の確保を目的としています。利用料金は食費を含め、住民税非課税世帯の方は1日1,500円、それ以外の世帯の方は1日2,600円です。生活保護世帯の方は無料となります。

対象は、在宅で生活している高齢者です。お問い合わせは、飛騨市役所地域包括ケア課で受け付けています。

参考：飛騨市「生活支援が必要な高齢者等の短期宿泊事業」

飛騨市認知症高齢者等見守りネットワーク事業

飛騨市では、認知症の高齢者を地域全体で見守る体制づくりを進めています。「認知症の方の理解促進」「対応される方の対応力の向上」「認知症の方の早期発見・介入」を目的とする研修事業や連絡、情報共有をおこなう事業です。

お問い合わせは、飛騨市役所地域包括ケア課で受け付けています。

参考：飛騨市「飛騨市認知症高齢者等見守りネットワーク事業」

飛騨市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

飛騨市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。飛騨市は高山市、大野郡白川村、富山県富山市、南砺市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。