大田区の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム好日苑」、「特別養護老人ホーム大森」、「大田翔裕園」をはじめとした、東京都/大田区の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は15件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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大田区の老人ホーム・介護施設について

大田区は、東京都の東南部に位置する23区の一つです。老人ホームも多く、介護のほんねで検索できる施設数も400以上（2021年5月末時点）あります。こちらでは、大田区で暮らす高齢者に役立つ情報をまとめました。

大田区の特徴

多摩川と大田区の住宅街

大田区は、東は東京湾、西・南は多摩川に面しています。面積は61.84k㎡と、都内で最も大きい区です。主なエリアとして以下に分けられます。区の行政機関は、蒲田周辺に集中しています。

大田区の主なエリア

蒲田エリア（蒲田・梅屋敷・蓮沼）
大森・山王エリア（大森・馬込・西馬込）
池上エリア（池上）
湾岸エリア（大森海岸・平和島・大森町・流通センター）
羽田エリア（糀谷・大鳥居・穴守稲荷・天空橋・羽田空港）
六郷エリア（雑色・六郷土手）
田園調布エリア（田園調布・多摩川・沼部）

大田区の人口は、73万3,729人（2021年5月現在）です。65歳以上の高齢者人口は約16万7,626人、高齢化率は22.6 ％です。なお2018年から、65~74歳までの前期高齢者より、75歳以上の後期高齢者の人口が上回りました。今後も、その差は拡大していく見込みです。

参考：大田区「世帯と人口」／「第2章大田区の高齢者をとりまく状況」

大田区の魅力

羽田空港

大田区は「東京の縮図」とも例えられるほど、さまざまな顔を持っている区です。日本のものづくりを牽引する町工場、"日本一の台所”と呼ばれる大田市場、自然豊かな多摩川緑地をはじめ、世界の玄関口となる羽田空港もあります。

また大田区は、140の商店街があり都内最多です。昔ながらの風情を残しつつ、庶民的な賑わいと活気にあふれています。お店が軒を連ねておりお買い物や外食を楽しめます。

なお大田区の各地で黒湯の天然温泉が湧いているため、温泉や銭湯も多いエリアです。さらに、70歳以上の区民は1回200円で利用できる「いきいき高齢者入浴証」を発行しています。

大田区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

大田区の主要な駅、市役所、地域包括支援センターについて住所・最寄駅からのアクセスを含めて紹介します。

大田区の主要な駅

大田区は都心や横浜方面にアクセスしやすい区です。JR・京浜急行電鉄・東急電鉄・東京モノレール・都営地下鉄など、多くの電鉄が区内を停車します。

乗降車数は、JR「蒲田」駅、JR「大森」駅、東急電鉄「蒲田」駅の順に多いです。企業や学校が多い駅は、通勤・通学の時間帯に混みやすいので、移動する際は気をつけてください。

参考：交通臨海部活性化特別委員会「大田区駅別年間乗降人員（令和元年度）」

大田区役所

介護がはじまると「福祉制度を利用する」「助成金を申請する」など役所での手続きが増えることもあります。なお、65歳以上の要介護認定の申請は区役所の「介護保険課」または地域包括支援センターで受け付けています。

大田区役所

所在地：大田区蒲田5-13-14
アクセス：JR京浜東北線、東急多摩川線・池上線「蒲田」駅東口の目の前／京浜急行線「京急蒲田」駅西口から徒歩10分
ホームページ：大田区役所

参考：大田区「介護保険介護保険・制度について」

大田区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

なお大田区では、地域包括支援センターを22カ所設置。近隣の地域包括センターは、以下のホームページで確認できます。

参考：大田区「地域包括支援センター」

大田区のイベント

池上本門寺

人情味あふれる大田区では、伝統的なイベントがたくさんあります。

特に歴史があるイベントといえば、730年以上続く池上本門寺のお会式（おえしき）です。10月11日~13日の3日間をかけて開催。特に2日目の夜に開催される巨大な提灯「万灯練供養（万灯行列）」は見ものです。お会式は秋の季語や浮世絵になるほど、昔から親しまれています。

また羽田神社の夏季例大祭も有名です。毎年7月の最週末終末に開催され、神輿を波のように揺らしながら担ぐ「ヨコタ担ぎ」で練り歩きます。その迫力と熱気は圧巻。羽田空港内の大鳥居に14町会の14神輿が集合し、羽田の街を盛り上げます。

老人ホームへ入居した後も、施設によっては地域のイベントに参加可能です。気になる方は、施設に問い合わせてみてください。

大田区の高齢者支援制度

大田区が実施している高齢者に向けた取り組みを紹介します。

高齢者見守りキーホルダー

「買い物中に突然体調が悪くなった」「認知症による徘徊がある」など、外出時の不安はいろいろ。大田区では高齢者に「高齢者見守りキーホルダー」を配布しています。

キーホルダーを身に付けておくと、外出先で救急搬送や保護された場合に、医療機関・警察に24時間体制で情報提供できます。すぐに身元や病状を把握することが可能です。

さらに登録者には、衣服や下着に貼り付ける「高齢者見守りアイロンシール」や持ち物に貼る「見守りシール」も配布。地域包括支援センターにて登録するだけなので、もしもの際に備えておくことをおすすめします。

参考：大田区「見守りキーホルダーちらし」／「高齢者見守りアイロンシールと見守りシール」

地域のボランティアの食事サービス

65歳以上の食事の支度が困難な高齢者を対象に、地域のボランティアが定期的に食事をお届けします。利用料金の目安は1食400～700円です。ボランティアの方が訪問するため、安否確認にもなり、一人で暮らす高齢者にとっても心強いサービスです。

参考：大田区「地域のボランティアの食事サービス」

高齢者ほっとテレフォン（夜間・休日専用高齢者電話相談）

高齢者の健康や介護、福祉に関する電話相談を、区役所・地域包括支援センターが閉庁している夜間（午後5時～翌朝午前8時30分）に受け付けています。また、休日・祝日・年末・年始も24時間相談可能です。

高齢者ほっとテレフォン：03-3773-3124

参考：大田区「高齢者ほっとテレフォン（夜間・休日専用高齢者電話相談）」

大田区の特徴で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

大田区で条件にあったホームが見つからなかった場合、隣接するエリアに入居の候補として目を向けてみてください。大田区は、品川区・目黒区・世田谷区・江東区・神奈川県川崎市と隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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