小金井市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホームつきみの園」、「桜町聖ヨハネホーム」をはじめとした、東京都/小金井市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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小金井市の老人ホーム・介護施設について

小金井市は東京都のほぼ中央に位置する市です。武蔵野台地の南西部にあります。こちらでは「小金井市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

小金井市の特徴

小金井市役所（散歩 - 投稿者による撮影, パブリック・ドメイン, リンクによる）

小金井市の人口は12万3,828人です。このうち65歳以上の高齢者人口は2万6,159人で、高齢化率は21.13%です（2021年1月1日現在）。

小金井市の面積は11.30k㎡です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／小金井市「小金井福祉マップ2008「街で出会うこころのマップ」」

小金井市の魅力

小金井市は「黄金のような水が湧くこと」から名付けられたという説があります。それほど湧水が豊富な市です。市内には井戸が多数あり、一部には誰でも地下水が試飲できる「試飲用蛇口」が設けられています。

「六地蔵のめぐみ黄金（こがね）の水」は、小金井市商店街にある六地蔵の井戸からくみ上げられる地下水です。地下水の名前は市民公募で決まったこともあり、多くの地元住民に親しまれています。また「はけの森美術館」や「滄浪泉園（そうろうせんえん）」の水は2003年に「東京の名湧水57選」に選ばれました。

また小金井市は「桜」が美しいエリアです。なかでも国指定の名勝「小金井」が代表的です。国史跡である玉川上水の両岸に咲く約1,000本の桜並木は、江戸時代から続く桜の名所となっています。

小金井市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

小金井市の主要な駅

小金井市にはJR中央本線、西武多摩川線が通っています。主要駅は「武蔵小金井」駅です。「新宿」駅や「東京」駅まで一本で行き来できます。

また駅からは京王バス、小田急バス、西部バス、関東バスをはじめ、コミュニティバスの「CoCoバス」が利用できます。

小金井市役所

小金井市役所の所在地は、小金井市本町6丁目6ｰ3です。「武蔵小金井」駅から徒歩7分で到着します。バスを利用する場合は「小金井市役所前」バス停で下車後すぐです。

要介護認定の申請は、介護福祉課または地域包括支援センターで受け付けています。

参考：小金井市役所

小金井市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

小金井市には4カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：小金井市「地域包括支援センターのご案内」

小金井市のイベント

東京都小金井市にあり、小平市、西東京市、武蔵野市の一部にまたがる小金井公園。写真は『いこいの広場』。小金井公園。自分で撮影。2007年4月8日撮影。写真3枚をPhotostichにてパノラマ合成。（Itasan, CC 表示 3.0, リンクによる）

小金井市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「小金井桜まつり」は毎年3月ごろに都立小金井公園でおこなわれています。都立小金井公園は「日本さくら名所100選」に選ばれている都内有数の桜の名所です。ヤマザクラ、ソメイヨシノほかさまざまな種類の桜約1,700本を鑑賞できます。公園内では屋台の出店、ステージでの郷土芸能、歌、踊り、ダンスが披露されます。

「小金井阿波踊り」は「武蔵小金井」駅前をメイン会場として毎年7月下旬に開催されています。小金井市内外から多くの団体が集い、阿波踊りを披露します。太鼓や鐘の音、掛け声が街全体に響きわたる活気あるイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、レクリエーションの一環で地域のイベントに参加するところがあります。興味がある方は、入居を検討する施設に確認してみましょう。

小金井市の高齢者支援制度

小金井市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者救急代理通報システム

緊急時に通報できる無線発報器を貸し出すサービスです。ペンダントなどの無線発報器を使うと救急代理通報事業者に通報できます。通報を受けた事業者は安全確認（必要に応じて救急車の手配）をおこないます。また、火災などの熱や煙を感知して自動通報する火災センサーをあわせて利用することも可能です。

利用料は無料です。ただし、無線発報器の紛失や経年劣化以外の故障で生じた費用は利用者負担となります。なお、機器の利用には固定電話回線が必要です。

対象者は、65歳以上の一人暮らしまたは65歳以上のみの世帯で、以下2点に当てはまる方です。

救急車を呼ぶような慢性疾患があり、常時注意が必要な状態
発作時に自分で通報することが難しく生命の危険に陥る恐れがある方（日中、夜間のみ一人の方も含む）

問い合わせは、介護福祉課高齢福祉係で受け付けています。

参考：小金井市「高齢者救急代理通報システム」

食の自立支援（配食サービス）

食事の用意が難しい高齢者の自宅に食事を配達するサービスです。会食会や栄養指導といったサービスもおこないます。原則として「週3回の夕食」を配達します。利用には一部自己負担がかかります。

対象者は、以下3点に当てはまる方です。

おおむね65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯
要支援以上と認定されている方
精神的、身体的理由などにより食事の用意が難しいと思われる方

※なお、原則として近隣に親族が住んでいる場合は利用できません。

問い合わせは、介護福祉課高齢福祉係、本町高齢者在宅サービスセンター、各地域包括支援センターで受け付けています。

参考：小金井市「食の自立支援（配食サービス）」

入浴券の支給（公衆浴場）

公衆浴場の入浴券を支給するサービスです。偶数月ごとに7枚支給します。入浴券は都内の公衆浴場のどこでも利用できます。入浴券の支給は無料です。

対象者は、見守りが必要な65歳以上の一人暮らしの方で、以下のいずれかに当てはまる方です。

自宅に風呂がない方
風呂はあるが壊れていて使用できない
浴槽が深くてまたげないなど身体的状況などにより使用できない方

上記に該当しなくなった場合は、入浴券を返却する必要があります。また、近隣に親族が住んでいる場合や生活保護を受給している場合は利用できません。

問い合わせは、介護福祉課高齢福祉係、各地域包括支援センターで受け付けています。

参考：小金井市「入浴券の支給（公衆浴場）」

小金井市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

小金井市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。小金井市は、武蔵野市、三鷹市、国分寺市、調布市、府中市、小平市、西東京市と隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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