渋谷区の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム　渋谷区美竹の丘・しぶや」、「渋谷区けやきの苑・西原」、「渋谷区あやめの苑・代々木」をはじめとした、東京都/渋谷区の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は8件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

検索結果 8件

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渋谷区の老人ホーム・介護施設について

渋谷区は東京23区でも商業施設が多く公共交通機関での移動もしやすい利便性の高い区です。「渋谷」駅周辺は娯楽施設も多く「若者の街」として賑わっています。少し離れると閑静な住宅地もあり、老人ホームや介護施設も点在しています。ここでは、渋谷区の魅力や高齢者の暮らしについてまとめました。

渋谷区の特徴

渋谷スクランブル交差点（Kakidai - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

渋谷区の人口は23万516人です。そのうち65歳以上の高齢者数は4万3,154人で高齢化率は18.72％となります（住民基本台帳による人口月別年齢別男女別人口（令和3年1月～6月）2021年6月1日時点）。内閣府の「令和3年版高齢社会白書」（2020年10月1日現在）によると、全国の高齢化率は28.8％ですので、全国的にも高齢化率が低い市区町村といえます。

渋谷区の面積は15.11k㎡で、区内は以下のように5つのエリアに分かれます。

笹塚・幡ヶ谷・初台・本町エリア
代々木上原・代々木八幡・参宮橋エリア
代々木・千駄ヶ谷・原宿・神宮前エリア
渋谷駅周辺エリア
代官山・恵比寿・広尾エリア

渋谷区の魅力

渋谷区の魅力は何といっても利便性に優れていることです。「渋谷」「原宿」駅周辺はショッピングセンターや百貨店、映画館などの商業施設が密集しています。

一方、笹塚・幡ヶ谷・初台・本町エリアは商店街が多く、閑静な住宅地も広がります。代々木上原・代々木八幡・参宮橋エリアには「代々木公園」「明治神宮」があり、自然を身近に感じられます。

なお渋谷区では、公共施設を気軽に移動する手段として、コミュニティバス「ハチ公バス」を運行。運賃100円とリーズナブルで区民の足となっています。若者の街として知られる渋谷区ですが、高齢者にとっても住みやすさを感じられます。

渋谷区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

渋谷区の駅、区役所、地域包括支援センターについてご紹介します。

渋谷区の主要な駅

渋谷区には17駅あり路線は17路線通っています。乗降客数1位の駅は「渋谷」駅で9つの路線を利用できます。利用者数は年間約310万人と世界第2位です。山手線や湘南新宿ラインといった主要路線を始めとして銀座線など地下鉄線も乗り入れており、乗り換えのために利用する方も多いです。

その他にも「恵比寿」駅や「原宿」駅、「代々木」駅が乗降車の多い主要駅となっています。

渋谷区役所

渋谷区役所の住所は東京都渋谷区宇田川町1-1です。最寄り駅である「渋谷」駅から徒歩11分でアクセスできます。都営バス・ハチ公バス・京王バスを利用する場合は「渋谷区役所前」または「渋谷区役所」停留所を下車、目の前に区役所があります。

要介護認定の申請先は、渋谷区本館の介護保険課介護認定係となりますが、後述する地域包括支援センターでも受け付けています。渋谷区役所には分庁舎がありますが、介護保険課介護認定係は渋谷区本館にありますので、ご注意ください。

参考：渋谷区

渋谷区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

渋谷区内には11カ所の地域包括支援センターがあります。お住まいの地域によって担当が違いますので、自宅から近いセンターを訪れてみましょう。

参考：渋谷区「地域包括支援センター」

渋谷区のイベント

明治神宮拝殿（江戸村のとくぞう - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

渋谷区で毎年恒例で開催されているイベントを紹介します。

「明治神宮秋の大祭」は、明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする「明治神宮」で11月3日の明治天皇の誕生日に開催されるお祭りです。舞楽や能、狂言といった多くの奉祝行事が奉納され、「流鏑馬（やぶさめ）」などの伝統文化を堪能できます。毎年多くの参拝客が訪れます。

NHK放送センター代々木公園ケヤキ通りで2001年から開催されている「『ふるさとの食にっぽんの食』全国フェスティバル」は、全国各地のふるさとの味を楽しむことができるイベントです。日本各地の食材や料理が並び、昔懐かしい料理や食材を楽しめます。無料の著名人トークもおこなわれています。

「大江戸骨董市」は、原宿・代々木公園ケヤキ並木でおこなわれている日本最大級のアウトドア骨董市です。陶器・茶道具や絵画といった多くの骨董品があり、骨董品収集家や骨董品を求めて海外の方までやってきます。

渋谷区の高齢者支援制度

渋谷区が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

フレイル予防のための自宅でできるかんたんな体操

フレイルとは運動の習慣がなくなった結果、筋力が衰退している状態を指す言葉です。渋谷区では高齢者のフレイルを予防するために、YouTubeで体操を配信しています。「リンパを流す」「足のむくみをとる」「二の腕のこわばりをとる」などの体操を動画を真似して運動できます。

参考：渋谷区「フレイル予防のための自宅でできるかんたんな体操（動画）」

しぶや高齢者のしおり

「しぶや高齢者のしおり」とは、渋谷区で高齢者の方々が安全かつ快適に生活するために、利用できる制度や介護保険の仕組みをまとめた資料です。渋谷区役所、出張所、地域包括支援センターで配られている他、以下のリンクから電子書籍でも確認できます。

参考：渋谷区「しぶや高齢者のしおり（平成30年9月版）」

高齢者デジタルデバイド解消事業

デジタル機器は高齢者のQOL（生活の質）を高めることが期待されています。しかし高齢者のなかにはデジタル機器を使いこなせない方もいらっしゃいます。その結果、生じてしまうのが、スマートフォンなどのデジタル機器を使える方と使えない方の格差・デジタルデバイドです。

渋谷区ではデジタルデバイドを解消するために「スマートフォンの貸与」「スマートフォンに慣れるための相談窓口」などを設けています。

参考：渋谷区「高齢者デジタルデバイド解消事業」

渋谷区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

渋谷区に位置する老人ホーム・介護施設は比較的、高級施設が点在しています。希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。渋谷区は港区、新宿区、品川区、目黒区、世田谷区、中野区、杉並区に隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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