大阪市天王寺区の要支援の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「いきいき倶楽部館夕陽ヶ丘」、「エイジフリーハウス大阪上本町」をはじめとした、大阪府/大阪市天王寺区の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/要支援の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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大阪市天王寺区の老人ホーム・介護施設について

天王寺（てんのうじ）区は、大阪市のほぼ中央に位置する行政区です。「天王寺」駅を中心に商業地域が広がり、数多くの店舗が軒を連ねています。こちらでは「大阪市天王寺区での高齢者の暮らし」について詳しくご紹介します。

大阪市天王寺区の特徴

天王寺区役所（KishujiRapid - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

大阪市天王寺区の人口は7万9,613人です。65歳以上の高齢者人口は1万5,640人で、高齢化率は19.65％となります。面積は4.84㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

大阪市天王寺区の魅力

大阪市天王寺区は聖徳太子（厩戸王）ゆかりの地です。「四天王寺」は聖徳太子が建立したとされる寺院で、中門や金堂、講堂が一直線に並ぶ日本最古級の建築様式が使われています。なかでも「石鳥居」は国の重要文化財に指定されている建造物です。

また天王寺区では「聖徳太子ゆかりの地散策ルート」を掲載した地図を配布しています。歴史を感じながら、数多くの神社仏閣を巡ることができます。

ほかにも、天王寺区は観光スポットが豊富です。「天王寺動物園」や「天王寺公園」「大阪市立美術館」といったさまざまなジャンルの施設があります。

大阪市天王寺区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

大阪市天王寺区の主要な駅

大阪市天王寺区には、JR大阪環状線・関西本線・阪和線・関西空港線、近鉄大阪線・難波線、OsakaMetro御堂筋線・長堀鶴見緑地線・谷町線・千日前線が通っています。主要駅は「天王寺」駅です。「天王寺」駅からJR大阪環状線の天満方面を利用すると「鶴橋」駅や「京橋」駅へ、大阪方面では「新今宮」駅や「大阪」駅へアクセスできます。

天王寺区役所

天王寺区役所は天王寺区真法院町20-33にあります。Osaka Metro谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘」駅から徒歩約7分です。

要介護認定は、区役所ではなく大阪市認定事務センターに必要書類を郵送して申請します。送付先の住所は下記のとおりです。

送付先

〒557-0024
大阪市西成区出城2丁目5-20
大阪市認定事務センター（介護保険）宛て

参考：天王寺区役所

大阪市天王寺区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

大阪市天王寺区の地域包括支援センターは1カ所です（2022年5月26日現在）。

参考：大阪市「地域包括支援センター」

大阪市天王寺区のイベント

四天王寺, 大阪府大阪市（663highland - 投稿者自身による著作物, CC 表示 2.5, リンクによる）

大阪市天王寺区で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「愛染（あいぜん）まつり」は、毎年6月30日から7月2日にかけて愛染堂勝鬘院（しょうまんいん）で開催される夏祭りです。「愛染さん」や「浴衣まつり」とも呼ばれ、この時期に浴衣をおろすのが地元の習慣になっています。また期間中は秘仏本尊「愛染明王」を特別公開しています。

「聖霊会（しょうりょうえ）舞楽大法要」は、毎年4月22日に四天王寺で開催されるイベントです。聖徳太子の命日をしのんでおこなわれる法要で、1,400年の歴史があります。当日披露される「四天王寺聖霊会の舞楽」は国の重要無形民俗文化財です。平安絵巻を思い起こさせる華やかな舞いを鑑賞できます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

大阪市天王寺区の高齢者支援制度

天王寺区を含む大阪市が提供する高齢者支援制度についてご紹介します。

生活支援型食事サービス事業

一人暮らしの高齢者の方などの見守りを目的として、自宅まで食事を届けるサービスです。見守りが必要な時間帯の昼食または夕食の配達を通して、安否確認をおこないます。配達時に利用者が不在だった場合は再配達をおこない、再配達時にも安否確認ができない場合は親族などに連絡します。

材料費や調理に必要な費用は自己負担です。ただし「世帯全員の年間総所得の合計が150万円以下の方」あるいは「市府民税非課税世帯であり、利用者負担額の支払いが難しい方」は、1食当たりの金額のうち400円を超える部分について、150円まで助成されます。

対象者は、以下に当てはまる方です。

次の要件を全て満たしている高齢者の方
- 要支援1・2または要介護1～5の方
- 単身世帯、要支援1・2または要介護1～5の方のみの世帯、要支援1・2または要介護1～5の方と下記2の障がい者の方のみの世帯
次の要件を全て満たしている障がい者の方
- 身体障がい者手帳の1・2級、または療育手帳（B2を除く）または精神障がい者保健福祉手帳（3級を除く）を所持している方
- 単身世帯、障がい者のみの世帯、障がい者と上記1の高齢者のみの世帯

参考：大阪市「生活支援型食事サービス事業」

家族介護慰労金

要介護者を在宅介護している家族に対して、年額10万円の慰労金を支給しています。

対象者は、下記の全てを満たしている人です。ただし、介護者が複数いる場合でも、申請できるのは他の介護者の同意を得た代表者1人のみです。

要介護者および介護者が1年以上継続して大阪市内に住んでいる
介護者は、要介護者と同居または同一敷地内もしくは隣地に居住して介護をしている家族、または要介護者と1年以上同居し現在も要介護者の介護をおこなっている方
要介護者が、介護保険の要介護認定を受け、1年以上要介護4・5である
要介護者が、要介護4・5に該当する期間に、すべての介護保険サービスを1年以上継続して利用していない（1年間で7日間以内の短期入所（ショートステイ）であれば問題なし）ただし、医療機関に入院した場合は、入院期間を除いて1年以上であること
介護保険サービスを利用していない期間において、要介護者および介護者の世帯が市民税非課税である

参考：大阪市「家族介護慰労金」

在宅高齢者日常生活用具給付事業

高齢者の方が日常生活を送るうえで必要な用具を給付しています。給付対象の種目や要件については以下の通りです。

種目	要件
自動消火器	所得税非課税で要介護1～5の高齢者の方、および防火の配慮が必要な一人暮らしの高齢者の方など
火災警報器（緊急通報システム連動型）	所得税非課税で要介護1～5の高齢者の方、および防火の配慮が必要な一人暮らしの高齢者の方など
電磁調理器	防火などの配慮が必要な一人暮らしの高齢者の方など
高齢者用電話	所得税非課税の一人暮らしの高齢者の方など（ただし、緊急通報システム事業と同時申請者に限る）

対象者は、65歳以上で種目ごとに定められた要件を満たす方です。

参考：大阪市「在宅高齢者日常生活用具給付事業」

大阪市天王寺区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

大阪市天王寺区内で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。天王寺区と隣接しているのは、大阪市浪速区・東成区・生野区・阿倍野区・西成区・中央区になります。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。