豊中市の自立の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付き高齢者向け住宅ウィステリア千里中央」、「そんぽの家S 桃山台」、「そんぽの家S 庄内」をはじめとした、大阪府/豊中市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/自立の条件に当てはまる施設は12件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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豊中市の老人ホーム・介護施設について

豊中市は、大阪府北部の豊能（とよの）地域に位置する市です。交通網が発達しており大阪や京都の市街地に出やすいため、住宅都市として発展しています。ここでは、豊中市での高齢者の暮らしについて、ポイントをご紹介します。

豊中市の特徴

服部緑地。所在地は大阪府。（663highland, CC 表示 2.5, リンクによる）

豊中市の人口は、40万8,736人です。65歳以上の人口は10万5,341人で、高齢化率は25.8%です（2021年4月1日現在）。

豊中市の面積は、36.6k㎡。エリアは北部・北東部・中北部・中部・西部・東部・南部の7つです。

中部は大塚古墳をはじめ歴史的なスポットが数多くあります。また市役所があるエリアです。西部には大阪の玄関口である大阪国際空港があります。また北東部は自然豊かな公園が多く、風情ある瓦屋根の住宅からビル群まで新旧の建物が見られます。

参考：豊中市「年齢別人口／令和3年(2021年)4月1日現在」「エリア別」「市の概要」

豊中市の魅力

良好な交通アクセスや大型複合施設などの近代的な一面がありつつも、歴史的な建造物や豊かな自然が残るところが豊中市の魅力です。

自然を楽しめるスポットとしては、広大な公園「服部緑地（はっとりりょくち）」があります。広さ約126haと大阪府で最大級の規模を誇り「日本の都市公園100選」に選ばれました。

また、大阪国際空港の近くにある「千里川土手（せんりがわどて）」は、空港から離陸する飛行機を真下から見上げることができるため、大迫力の飛行機鑑賞スポットとして人気です。

さらに豊中市は、高校野球発祥の地でもあります。高校野球にちなんだ和菓子「白球もなか」が名物です。

豊中市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

豊中市の主要な駅

豊中市は、阪急電鉄や大阪モノレール、北大阪急行鉄道が走行しており交通の利便性が高いエリアです。新幹線が停まる「新大阪」駅や「大阪国際空港」へのアクセスも良く、県外へ移動しやすい環境といえます。

豊中市の主要な駅は「豊中」駅と「蛍池（ほたるがいけ）」駅です。「豊中」駅周辺には商店街や豊中稲荷神社、稲荷山公園があり、活気にあふれています。特に通学・出勤の時間帯は混み合います。

豊中市役所

豊中市役所は、豊中市中桜塚3丁目1-1にあり、阪急宝塚線「岡町」駅から徒歩7分に位置します。バスを利用する際は、阪急バス「豊中市役所前」停留所を下車してすぐそばです。

要介護認定の申請は、豊中市役所第二庁舎1階にある「福祉部長寿安心課介護認定係」の窓口で受け付けています。本庁舎の他に、庄内出張所や新千里出張所でも申し込めます。

参考：豊中市役所

豊中市の地域包括支援センター

豊中市には地域包括支援センターが7カ所あり、分室は7カ所です。合計14カ所設置されており、通称「ほっと」と呼ばれています。

参考：豊中市「地域包括支援センター『ほっと』」

豊中市のイベント

豊中市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「豊中稲荷神社節分祭」は毎年2月3日に豊中稲荷神社で開催されるお祭りです。豊中稲荷神社は宇迦御魂神（うかのみたま）、天照皇大神（あまてらすおおみかみ）、月読命（つくよみ）を祭神としている神社で、節分祭りでは福豆まきが催され、老若男女問わず賑わいます。

「上新田天（かみしんでんてん）神社とんど祭」は、毎年1月14日夕刻に社前の広場でおこなわれる火焚きの行事です。神への感謝の気持ちと、その年の豊作・無病息災を祈ります。祈祷を受けた人が神燈より松明に火をもらい、やぐらの中に入り伊勢音頭を唄いながら火をつけます。火が真上に上がるとその年は豊作になるといわれており、毎年多くの方が参加しています。豊中市の無形民俗文化財に指定されているお祭りです。

「豊中まつり」は毎年8月の第一土曜日・日曜日に市内の公園や広場、文化施設で開催されるお祭りです。前身の豊中商工祭から数えると70年以上続く伝統あるお祭りで、多くの市民に親しまれています。

豊中市の高齢者支援制度

豊中市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

緊急通報システムホットライン「きずな」

「きずな」は急病やケガなどの緊急を要する事態が発生した時に通報できるサービスです。ボタンを押すだけで消防局に繋がり、状況に応じて救急車が利用者の自宅に向かいます。対象者は疾病あり緊急対応が必要な場合がある方かつ、65歳以上の一人暮らし、65歳以上のみの世帯、65歳以上の昼間・夜間独居の方です。

緊急通報装置やボタン付きのペンダントが貸与されますが、初期費用や月額使用料は無料です。緊急通報だけでなく健康相談も受けられ、申請は申請書を市役所の窓口に提出しましょう。郵送でも受付可能です。

参考：豊中市「緊急通報システムホットライン『きずな』」

在宅給食サービス

豊中市内在住で食事の用意が難しい65歳以上の方や、高齢者のみの世帯を対象に「在宅給食サービス」を提供しています。食事の配達とともに、高齢者の安否確認も実施されます。利用料金は調理費と食材費をあわせて400〜700円です。給食サービスを利用したい場合は、ケアマネージャーを通して申請するか、福祉部長寿安心課にお問い合わせください。

参考：豊中市「在宅給食サービス」

訪問理美容サービス

豊中市では、理髪店や美容院に出向くことが困難な高齢者の居宅に理容師または美容師が訪問する「訪問理美容サービス」を提供しています。市内に住民票がある65歳以上の高齢者が対象です。入院中や高齢者福祉施設に入居している方も対象です。利用料は、1回あたり3,800円で年6回まで申込が可能です。申請する場合は、必要書類を福祉部長寿安心課の窓口に提出してください。郵送、FAXでも受け付けています。

参考：「訪問理美容サービス」

豊中市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。豊中市は大阪市、吹田市、箕面市、池田市、兵庫県尼崎市、伊丹市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。