見附市のグループホーム

介護のほんねでは、「ふるまい見附」、「みつけケアセンターそよ風」、「グループホームすずらんの園」をはじめとした、新潟県/見附市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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見附市の老人ホーム・介護施設について

見附（みつけ）市は、新潟県の中央部に位置する市です。こちらでは「見附市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

見附市の特徴

見附市役所（Neotarou - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

見附市の人口は3万9,908人です。65歳以上の高齢者人口は1万2,983人で、高齢化率は32.53%となっています。

見附市の面積は77.91㎢です。市内には、以下の11の地区があります。

葛巻（くずまき）地区、新潟地区、上北谷（かみきただに）地区、今町田園（いままちでんえん）地区、北谷南部地区、見附第二小学校区、北谷北部地区、今町町部地区、庄川平（しょうがわだいら）地区、見附町部東地区、見附町部西地区

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」／見附市「見附市の地域コミュニティ」

見附市の魅力

見附市は、信濃川水系の刈谷田川（かりやたがわ）が流れる、豊かな水に恵まれた市です。また県内でも有数の田園地帯があり、夏の新緑や冬の銀世界といった四季の風景を楽しめます。市内にはほかにも、自然豊かな場所や歴史的名所があります。梅雨の時期に約5,000株のアジサイが咲く「観音山・水道山公園」や、1868年の北越戊辰（ぼしん）戦争で本陣が置かれた「永閑寺（えいかんじ）」などが代表的です。

見附市の特産品の一つがブランド米の「コシヒカリ」です。山の湧き水が豊富な見附市では、ミネラルをたっぷりと含んだ大粒のコシヒカリが収穫できます。炊いたときにハリのある米粒が特長です。

また見附市は、古くから繊維産業が盛んで、現在も染色・織物・ニットなどの総合繊維産地です。全国有数のニットの生産地として昭和初期から生産を続けており、高品質のニット製品を生み出しています。市内では、ニット工場の見学もできます。

見附市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

見附市の主要な駅

見附市では、JR信越本線が通っています。主要駅は「見附」駅です。「直江津（なおえつ）」駅方面や「新潟」駅方面へアクセスできます。

そのほかの交通機関として、路線バス（越後交通株式会社）、見附市コミュニティバス、タクシー、デマンド乗合タクシー、シェアサイクルなどを利用できます。見附市コミュニティバスは、公共施設や商業施設、病院などを結ぶバスです。大人100円、子ども50円、未就学児は無料で利用できます。また、運転免許証を返納した65歳以上の方は、運転免許返納証明書を提示すると50円で乗車可能です。

参考：見附市「見附市コミュニティバス時刻表・運賃・ルートについて」

見附市役所

見附市役所の所在地は、見附市昭和町2丁目1-1です。「市役所前」バス停から歩いてすぐに到着します。

要介護認定の申請は、健康福祉課で受け付けています。

参考：見附市役所

見附市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

見附市には、地域包括支援センターが4カ所設置されています（2022年7月20日現在）。

参考：見附市「地域包括支援センターについて」

見附市のイベント

観音山から望む見附市街（Neotarou - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

見附市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「見附まつり花火大会」は、例年7月下旬に「見附運動公園多目的グラウンド」で開催されるイベントです。毎年数日間にわたって開催される「見附まつり」のイベントの一つで、約4,000発の花火が打ち上げられます。家族や友人への記念やお祝いに打ち上げる「メッセージ花火」や、全国の花火師が競演する「見附夏コレクション花火」など、さまざまな花火を楽しめます。およそ1万人が集まる人気のイベントです。

「見附ニットまつり」は、例年4月と11月の第2土・日曜日に「見附市市民交流センターネーブルみつけ」で開催されるイベントです。市内のニットメーカーが展示や即売会をおこないます。上質なニットを手頃な価格で購入できる催しです。

「見附市今町・中之島大凧合戦」は、例年6月の第1土曜日〜月曜日の3日間に「刈谷田川堤防上」でおこなわれるイベントです。堤防に無料の市民観覧席が設置され、畳8枚の大きさがある大凧の合戦を見られます。江戸時代に始まり360年以上続いている催しで、2015年に新潟県の無形民俗文化財「越後の凧合戦習俗」の一つに指定されました。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

見附市の高齢者支援制度

見附市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食サービス

一人暮らしの高齢者の方や高齢者のみの世帯に、昼食または夕食の弁当を配達する事業です。利用できる回数は、週に1～3回です。

利用料金は配達業者によって異なり、昼食は300～390円、夕食は330～420円です。なお、おかずのみは100円引きとなります。また、市民税非課税世帯の場合は料金の減免があります。

対象となるのは、以下のいずれかに当てはまる方です。

要介護1〜5の認定を受けていない65歳以上の高齢者で、一人暮らしの方
要介護1〜5の認定を受けていない80歳以上の高齢者で、65歳以上の高齢者のみの世帯の方
要介護認定や事業対象者の決定を受けた65歳以上の高齢者で、基本チェックリストの「栄養状態」の低下に該当する方

お問い合わせは見附市役所健康福祉課で受け付けています。

参考：見附市「見附市高齢者福祉サービスのしおり」

あんしん情報キットの給付

緊急時に、救急隊や医療機関に必要な情報を伝えるための救急情報記入用紙、保管容器、保管者ステッカーを配布する事業です。無料で利用できます。

対象となるのは高齢者の方です。お問い合わせは見附市役所健康福祉課で受け付けています。

参考：見附市「見附市高齢者福祉サービスのしおり」

補聴器購入費の助成

中高年齢で難聴の方を対象に、補聴器の購入費用を助成する事業です。助成金額は世帯の課税状況によって異なります。詳細は以下の通りです。

区分	助成内容
生活保護世帯・市民税非課税世帯	購入費の全額（上限額5万円）
その他の世帯	購入費の半額（上限額2万5,000円）

利用対象者は、以下の全てに当てはまる方です。

身体障がい者手帳の交付の対象でない方
50歳以上74歳以下の方
片耳の聴力レベルが40デシベル以上の方
補聴器の装用により、コミュニケーション能力の向上が期待できると医師に判断された方

お問い合わせは見附市役所健康福祉課で受け付けています。

参考：見附市「見附市高齢者福祉サービスのしおり」

見附市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

見附市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。見附市と隣接しているのは、長岡市と三条市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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要支援2以上が入居対象です

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