桜井市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サラハウスⅡ」をはじめとした、奈良県/桜井市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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桜井市の老人ホーム・介護施設について

桜井市は、奈良県の中部、中和地域に位置する市です。今回は「桜井市での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。

桜井市の特徴

桜井市役所（地元では桜井市庁と呼称）　2008年5月1日　Bakkai撮影<レタッチ済>（日本語版ウィキペディアのBakkaiさん, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

桜井市の人口は5万6,340人です。65歳以上の高齢者人口は1万7,741人で、高齢化率は31.49％となっています。桜井市の面積は98.91㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

桜井市の魅力

桜井市は、古事記・日本書紀・万葉集ゆかりの地として歴史的なスポットが点在しています。「春日神社」の本殿は国指定重要文化財です。また「白山（はくさん）神社」には、万葉集が始まった地であることを示す「萬葉集発耀讃仰の碑（まんようしゅうはつようさんごうのひ）」があります。

そのほか「與喜（よき）天満神社」「白髭（しらひげ）神社」「長谷（はせ）山口坐神社」「素盞雄（すさのお）神社」など、長い歴史を今に伝える神社仏閣や史跡が数多く残されています。

桜井市の代表的な土産物は「出雲人形」です。相撲の始祖とされている野見宿彌（のみのすくね）にちなんだ土人形で、奈良県の伝統的工芸品に指定されています。そのほか、昔ながらの製法で作られる「三輪そうめん」が特産品です。

桜井市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

桜井市の主要な駅

桜井市には、JR桜井線、近鉄大阪線が走っています。主要な駅は両路線を利用できる「桜井」駅です。近鉄大阪線を使えば、三重県や大阪府まで1本で行き来できます。

また桜井市では、コミュニティバスが運行しています。運行ルートには病院や市役所が含まれているため、日常生活での移動に便利です。

桜井市役所

桜井市役所の所在地は、奈良県桜井市大字粟殿（おおどの）432-1です。コミュニティバス「桜井市役所」バス停から歩いてすぐの場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、福祉保健部高齢福祉課です。地域包括支援センターや介護事業所からの代理申請も可能です。

参考：桜井市役所

桜井市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

桜井市に設置されている地域包括支援センターは4カ所です（2022年3月1日現在）。

参考：桜井市「桜井市地域包括支援センター」

桜井市のイベント

桜井市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「文殊お会式（もんじゅおえしき）」は、毎年3月25・26日に安倍文殊院（あべもんじゅいん）で開催されている法要です。安倍文殊院は「三人寄れば文殊の知恵」のことわざでも知られる、日本最古の寺院です。参詣した人は全員、お加持祈祷を受けられます。また、餅まきがおこなわれるほか、境内には数多くの露店が立ち並びます。

「もみじ祭り」は、10月上旬から12月上旬にかけて長谷寺で開催されるお祭りです。普段は立ち入りできない国宝の本堂で観音像の足に触ることができる「秋季特別拝観」や、寺に所蔵されている仏具などを見られる「秋季特別寺宝展」が開催されます。紅葉とともに文化や歴史を楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

桜井市の高齢者支援制度

桜井市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

日常生活用具給付事業

高齢者の火災を予防するために電磁調理器や火災報知器、自動消火器を給付する取り組みです。市役所高齢福祉課に申請し、給付が決定した場合は、市が指定した業者から品物が自宅に配送されます。

給付品目と対象者は以下の表の通りです。

給付品目	対象者
電磁調理器	おおむね65歳以上の市民税非課税世帯で、心身機能の低下に伴い防火などの配慮が必要な一人暮らし高齢者など
火災報知器	おおむね65歳以上の市民税非課税世帯で、寝たきり高齢者および一人暮らし高齢者など
自動消火器	おおむね65歳以上の市民税非課税世帯で、寝たきり高齢者および一人暮らし高齢者など

参考：桜井市「日常生活用具給付事業」

高齢者紙おむつ等給付事業

寝たきりの高齢者を自宅で介護する家族の経済的な負担軽減を目的に、紙おむつをはじめとする介護用品を支給する事業です。市が用意したカタログから商品や数量を選択すると、選んだ商品が偶数月に自宅まで配送されるという流れです。商品の購入価格のうち、7,000円分を市が負担します。

対象となる商品は、テープ止め紙おむつ、はく紙おむつ、尿取りパッド、おむつカバー、防水シーツなどです。

対象者は下記の3点すべてに該当する方です。

市内に居住する在宅の高齢者（※入所・入院中は利用できません）
介護保険の認定が要介護3以上の方
市民税が非課税の世帯

参考：桜井市「高齢者紙おむつ等給付事業」

訪問理美容サービス事業

老衰や心身障がいなどが理由で理髪店や美容室に行くことが難しい方の自宅を理美容師が訪問し、理美容サービスをおこなう取り組みです。保健衛生の増進とともに、経済的な負担軽減を目的としています。

1回あたりの料金は2,500円で、1年に4回まで利用可能です。市役所の高齢福祉課に申請し、利用が決定すると利用券が交付されます。

対象者は以下の要件をすべて満たす方です。

市内に居住するおおむね65歳以上の単身者世帯、または高齢者のみの世帯
市民税が非課税の世帯
心身の障がい等の理由により、一般の理美容サービスを利用することが困難な方

参考：桜井市「訪問理美容サービス事業」

桜井市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

桜井市で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。桜井市は、奈良市、橿原市、天理市、宇陀市、磯城郡田原本町、高市郡明日香村、吉野郡吉野町と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。