阿蘇市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム阿蘇みやま荘」、「特別養護老人ホームひのおか順心館」、「特別養護老人ホーム　乙姫荘」をはじめとした、熊本県/阿蘇市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

検索結果 4件

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阿蘇市の老人ホーム・介護施設について

阿蘇（あそ）市は熊本県の北東部、阿蘇地域のほぼ中央に位置しています。旧阿蘇郡一の宮町・阿蘇町・波野村の合併によって、2005年に誕生した市です。こちらでは「阿蘇市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

阿蘇市の特徴

Aso City Hall in Kumamoto Prefecture, Japan（日本語版ウィキペディアのBakkaiさん, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

阿蘇市の人口は2万5,484人です。65歳以上の高齢者人口は9,897人で、高齢化率は38.84％となっています。阿蘇市の面積は376.30㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

阿蘇市の魅力

阿蘇市には、世界最大級のカルデラと草原で構成される「阿蘇くじゅう国立公園」が広がっています。「野焼き」など、自然と人とが共存するための取り組みによって豊かな自然が守られているほか、「オオルリシジミ」をはじめとする阿蘇特有の希少動植物が生息しています。このような地域資源が世界的に高く評価され、「世界ジオパーク」および「世界農業遺産」に認定されている場所です。

阿蘇市には、数多くの花の名所があります。「仙酔峡（せんすいきょう）」は5万株のミヤマキリシマに覆われた渓谷です。「長寿ヶ丘公園（ちょうじゅがおかこうえん）」では、1万株のツツジが一面に咲き誇ります。ほかにも、5万株のスズランが咲く「阿蘇市スズラン自生地公園」、750種類4,500株のバラを楽しめるローズドームとローズガーデンを持つ「はな阿蘇美」といったスポットがあります。

また、阿蘇市は湯量が豊富で良質な温泉地です。「内牧温泉（うちのまきおんせん）」は、20軒以上のホテルや旅館が並ぶ阿蘇屈指の温泉街です。「町湯」と呼ばれる公衆温泉巡りも、観光客に人気があります。

阿蘇市内には、歴史を感じられる神社仏閣も多く存在します。一の宮町にある「阿蘇神社」は、全国におよそ500社ある「阿蘇神社」の総本社です。そのほかにも、神殿と拝殿が阿蘇市の有形文化財に指定されている「国造神社（こくぞうじんじゃ）」、神事が「阿蘇の農耕祭事」の一つとして国の重要無形民俗文化財に指定されている「霜神社・霜宮神社（しもじんじゃ・しもみやじんじゃ）」など、さまざまな寺社が点在しています。

阿蘇市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

阿蘇市の主要な駅

阿蘇市には、JR豊肥（ほうひ）本線が通っています。主要駅は「阿蘇」駅です。豊肥本線は熊本と大分を結び阿蘇カルデラを通る路線で、「阿蘇高原線」という愛称がつけられています。

また、阿蘇市内の移動には路線バスを利用可能です。そのほか、阿蘇駅から阿蘇山場広場間を運行するシャトルバスの「阿蘇火口線」や、市外各地とを結ぶ特急バスも利用できます。

阿蘇市役所

阿蘇市役所は、阿蘇市一の宮町宮地504-1にあります。「宮地中央」バス停から徒歩約5分です。

要介護認定の申請は、市民部ほけん課で受け付けています。申請は本人または家族がおこないますが、ケアマネジャーに代行を依頼することも可能です。

参考：阿蘇市役所

阿蘇市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

阿蘇市の地域包括支援センターは、1カ所です。社会福祉協議会内（阿蘇市内牧976番地2）に設置されています。

参考：阿蘇市「身近な相談窓口」

阿蘇市のイベント

阿蘇神社（Reggaeman - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

阿蘇市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「阿蘇たかな祭り」は、例年3月下旬に「阿蘇うま牧場」前の畑で開催されているお祭りです。たかな折りや漬け込み体験ができるほか、6キロ分の高菜の持ち帰りもあります。特産品の「阿蘇たかな」や、市内各地の飲食店が提供する料理を楽しめるお祭りです。

「田実祭（たのみさい）」は、例年9月25・26日に「阿蘇神社」で開催される伝統的な祭事です。豊饒会・放生会（ほうじょうえ）とも呼ばれます。実りの秋を迎えたよろこびの証として新穀を供え、神恩に感謝します。参道では流鏑馬（やぶさめ）がおこなわれます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

阿蘇市の高齢者支援制度

阿蘇市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

食の自立支援事業

食事の準備が困難な高齢者の方に、週3回（月・水・金曜日）、配食業者が自宅に夕食を届ける取り組みです。利用者負担額は、市民税非課税世帯は1食400円です。ただし、市民税が課税されている方は1食750円となります。

対象者は「おおむね65歳以上で一人暮らしをされている方などで、自分自身で調理ができない方や困難な方」です。

参考：阿蘇市「食の自立支援事業」

日常生活用具の給付等

高齢者が安心して暮らせるように、防火に関する日常生活用具を給付するとともに、電話回線を貸与します。給付品目は電磁調理器・自動消火器・火災警報器で、貸与品目は高齢者用電話（回線）です。

費用の負担割合は、生計中心者の所得税課税状況によって異なります。ただし、基本使用料と通話料は自己負担です。

対象者は「おおむね65歳以上の低所得の高齢者で、一人暮らしなどの方」です。

参考：阿蘇市「日常生活用具の給付等」

おでかけサービス（タクシー券の交付）事業

在宅の高齢者に、阿蘇市内のタクシー会社に使える利用券を交付する事業です。利用券は1枚500円分で、1カ月につき4枚交付されます。

対象者は以下すべての条件に該当する方です。

要支援・要介護認定を受けた方
一人暮らし、または高齢者のみの世帯の方
市民税非課税世帯等の方
自家用車を所有しておらず、一般の交通機関での移動が困難な方

参考：阿蘇市「おでかけサービス（タクシー券の交付）事業」

阿蘇市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

阿蘇市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。阿蘇市と隣接しているのは、菊池市、菊池郡大津町、阿蘇郡南小国町・高森町・南阿蘇村・産山（うぶやま）村、大分県の竹田市、日田市です。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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