横浜市の老人ホーム・介護施設について
横浜市は神奈川県の県庁所在地であり、政令指定都市です。日本で最も人口の多い市になります。介護のほんねに掲載している老人ホーム・介護施設数も、全国の市区町村で最多です(2021年5月末時点)。こちらでは横浜市での高齢者の暮らしに関するポイントを紹介します。
横浜市の特徴
横浜市は神奈川県の県庁所在地であり、県の東部に位置します。以下の18区に分かれています。
青葉区、都筑区、港北区、緑区、鶴見区、神奈川区、旭区、瀬谷区、保土ケ谷区、西区、南区、泉区、戸塚区、港南区、中区、磯子区、栄区、金沢区
横浜市の魅力
横浜市は株式会社リクルートが毎年発表する「関東住みたい街ランキング」で2018年から4年連続で首位となっています(2021年時点)。国際色豊かな市であり、住宅地としても観光地としても人気です。
世界最大規模のチャイナタウン「横浜中華街」や、横浜港を行き交う船を望める「山下公園」「赤レンガ倉庫」、横浜ランドマークタワーがある「みなとみらい」など、魅力的なスポットが点在しています。町並みや景観が美しく、ご高齢の方も散策を楽しめます。
繁華街を離れると、山手には閑静な住宅地が点在。駅周辺であれば、どのエリアでもスーパーや飲食店があり、暮らしやすい環境が整っています。
横浜市の主要な駅・市、区役所・地域包括支援センター
主要な駅、役所、地域包括支援センターを紹介します。
横浜市の主要な駅
横浜市には、主にJR・横浜高速鉄道・東急電鉄・京急電鉄などの電鉄が運行しています。最も乗降車数が多い駅は「横浜」駅です。6社、7路線が乗り入れており、全国でもトップ10に入るほど乗降車数の多い駅です。特にJR横須賀線は東京~神奈川間の通勤でも使われる路線であり、朝方の時間帯は混雑が予想されます。
その他の駅では「戸塚」駅や「鶴見」駅の乗降車数が多いです。また新幹線が停まる「新横浜」駅も主要な駅の1つです。
横浜市役所、区役所
こちらでは横浜市役所と、18区でも特に人口が多い港北区、青葉区、鶴見区役所について、住所やアクセス、要介護認定を申請する課を紹介します。なお、横浜市役所では要介護認定の申請を受け付けていません。各区役所で申請してください。
市役所
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所在地・アクセス・ホームページ
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横浜市役所
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- 所在地: 横浜市中区本町6丁目50-10
- アクセス:みなとみらい線「馬車道」駅1C出入口と直結/JR・市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩3分
- ホームページ:横浜市役所
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港北区役所
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- 所在地:横浜市港北区大豆戸町26-1
- アクセス:「新横浜」駅・「鶴見」駅から乗車して「港北区総合庁舎前」バス停から徒歩3分/東急東横線「大倉山」駅下車徒歩7分
- 要介護認定を申請できる課:高齢・障害支援課(1階11番窓口)
- ホームページ:港北区役所
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青葉区役所
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- 所在地:横浜市青葉区市ケ尾町31-4
- アクセス:東急田園都市線「市が尾」駅から徒歩8分/「青葉区総合庁舎」バス停の目の前
- 要介護認定を申請できる課:高齢・障害支援課
- ホームページ:青葉区役所
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鶴見区役所
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- 所在地:横浜市鶴見区鶴見中央3丁目20-1
- アクセス:JR「鶴見」駅から徒歩9分/京急「鶴見」駅から徒歩7分
- 要介護認定を申請できる課:高齢・障害支援課
- ホームページ:鶴見区役所
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横浜市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
横浜市には142カ所の地域包括支援センターがあります(2021年4月1日現在)。なかでも旭区、青葉区、戸塚区には10カ所以上あります。
横浜市のイベント
横浜市で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
横浜中華街では「春節(2月)」「関帝誕(6月)」「国慶節(10月)」「雙十節(10月)」と、時期に合わせて催しが開かれています。イベントに合わせてランタンが並んだり、パレードが行進したりと賑わいます。ランタンが光る夜間の時間帯は、幻想的な雰囲気です。
また「横浜開港祭」は1981年から毎年6月2日(横浜港開港の日)に開催されているイベントです。当日はステージが用意され、歌やダンスなどのパフォーマンスが実施されます。なお、フィナーレには約6,000発もの花火が打ち上がり、一足早い花火を楽しめます。
老人ホーム・介護施設によっては、軽度の要介護状態であれば職員同行で地域の催しに参加することがあります。イベントに参加することで身体的・精神的にも気持ちをリフレッシュできます。また認知機能にも好影響が見込まれます。
横浜市の高齢者支援制度
続いて、横浜市の自治体による高齢者支援制度を紹介します。
ヨコハマ未来スイッチ
ヨコハマ未来スイッチロゴマーク(出典:横浜市)
高齢者が地域で長く安心して過ごすために各自治体では「地域包括ケアシステム」の整備が求められています。横浜市の「地域包括ケアシステム」の基本目標は「ポジティブ・エイジング」。歳を重ねることをポジティブに捉える考え方を提唱しています。
横浜市ではポジティブ・エイジングにのっとって「ヨコハマ未来スイッチ」という広報・啓発活動を推進しています。年齢を重ねても生き生きと過ごすことの大切さを動画で紹介したり、フォトコンテストを通してシニアを紹介したりしています。
参考:横浜市「ヨコハマ未来スイッチ・トップページ」
よこはまシニアボランティアポイント事業
高齢者が介護施設などでボランティア活動をすると、ポイントが貯まるのが「よこはまシニアボランティアポイント事業」です。ポイントは「よこはまポケット」というICカードに貯まっていき、換金もできます。
「入居者と話す」「レクリエーションの指導をする」などのボランティアを通して、参加者本人の運動につながったり、地域との交流になったりします。2021年3月末時点で2万2,000人以上の登録者がいます。
参考:横浜市「よこはまシニアボランティアポイント事業」
⾼齢者あんしん電話貸与事業
65歳以上で独居の高齢者に向けて緊急通報装置(あんしん電話)を貸し出しています。体調の急変などの際に緊急通報ボタンを押すことで、緊急受信センターにつながります。またあらかじめ親族や知り合いの電話番号を登録しておくことで、同時に連絡が届きます。
費用は「生計中心者の市民税課税状況」に応じて変わります。最大で月に900円(税別)です。
参考:横浜市「⾼齢者あんしん電話貸与事業」
横浜市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
横浜市には数多くの老人ホーム・介護施設があります。しかし希望の施設が決まらないときは東京都町田市、神奈川県川崎市、藤沢市、大和市、横須賀市、鎌倉市、逗子市といった隣接するエリアにも目を向けてみてください。