横浜市南区の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム　香樹の里」、「特別養護老人ホーム　白朋苑」、「特別養護老人ホーム　南太田ホーム」をはじめとした、神奈川県/横浜市南区の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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横浜市南区の老人ホーム・介護施設について

南区は、横浜市のほぼ中央部に位置する区です。今回は「横浜市南区での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

横浜市南区の特徴

Yokohama City Minami Ward Urahune Office（MAXIMAVG30E - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

横浜市南区の人口は19万9,384人です。65歳以上の高齢者人口は5万3,881人で、高齢化率は27.02％となります（2021年1月1日現在）。

横浜市南区の面積は12.65㎞²です。横浜市18区のなかで2番目に小さい区です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」／横浜市「南区の統計概要～統計で知るみなみ～」

横浜市南区の魅力

横浜市南区は7つの丘に囲まれた地形が特徴で、坂道が多い地域です。それぞれの坂には、昔の営みや動物にちなんだ個性的な名前が付けられています。高低差のある地形を生かし、南区内には富士山を眺められる場所や自然豊かな公園が各所にあります。

また南区は、下町らしい文化が残っている地域です。90年以上の歴史がある「三吉（みよし）演芸場」は、昭和初期から地元で親しまれてきた横浜市内唯一の大衆演芸場です。全国的にも有名な劇場の一つで、これまで多くの大衆演劇団が公演してきました。「弘明寺（ぐみょうじ）」は、横浜最古のお寺として知られています。すぐそばにある弘明寺商店街は、寺院の門前町として栄えた歴史ある商店街です。商店街近くの桜が人気で、春には多くの花見客が訪れます。

また南区では、地元住民の投票で人気のお土産を選出し「みなみやげ」として打ち出しています。「甘納豆」「かりんとまんじゅう」「フロランタン」「たこ焼き」といった商品は、区民に親しまれている名品です。「観音最中」には孔明寺の本尊・十一面観音像が描かれていて、県指定銘菓となっています。

横浜市南区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

横浜市南区の主要な駅

横浜市南区には、京急本線と横浜市営地下鉄ブルーラインが走っています。主要な駅は「弘明寺」駅と「黄金町」駅です。ブルーラインを使うと関内・湘南方面への移動に便利です。

南区役所

南区役所の所在地は、南区浦舟町2丁目33番地です。横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋」駅から徒歩約8分の距離にあります。バスを利用する場合は「南区総合庁舎前」バス停から徒歩約1分です。

要介護認定の申請は、高齢・障害支援課高齢・障害係で受け付けています。

参考：南区役所

横浜市南区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保険・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任会議支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

横浜市では、地域包括支援センターを「地域ケアプラザ」と呼んでいます。南区内の「地域ケアプラザ」は、計8カ所に設置されています。

参考：横浜市南区「地域ケアプラザ紹介」

横浜市南区のイベント

神奈川県横浜市南区、金刀比羅・大鷲神社（user:Hiroyuki0904 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

横浜市南区内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「南区桜まつり」は、毎年3月下旬から4月上旬に「大岡川プロムナード」を中心に開催されます。「大岡川プロムナード」は3.5㎞の川沿いに約500本の桜が並ぶ、横浜市内有数の桜の名所です。期間中はおよそ2,500個のぼんぼりが吊るされ、ライトアップした夜桜の景色も楽しめます。また、ステージイベントや模擬店といった催しがあり、多くの人が楽しめるイベントです。

「南まつり」は、毎年7月に「蒔田（まきた）公園」で開催される夏の風物詩です。夜には南まつりの名物である「絵どうろう」が点灯します。また約50店の模擬店やバザー、和太鼓演奏、大盆踊り大会といったイベントがあります。

「酉の市」は「金刀比羅大鷲（ことひらおおとり）神社」で毎年11月に開催される行事です。横浜市の無形民俗文化財に指定されています。商売繁盛や開運のお守りとして縁起熊手が販売されるほか、境内には数百の提灯が飾られ、多くの露店でにぎわう初冬のイベントです。

老人ホームや施設によって、外出レクリエーションの一環で地域のイベントに参加することがあります。興味がある方は施設に確認してみましょう。

横浜市南区の高齢者支援制度

横浜市南区で利用できる高齢者の支援制度をご紹介します。

敬老特別乗車証（敬老パス）

主に横浜市内の公共交通機関の乗車料を助成する「敬老パス」を交付します。敬老パスの発行時にあらかじめ負担金を支払うことで、横浜市営バスや横浜市営地下鉄、金沢シーサイドライン、民営バスなどに無料で乗車できます。

敬老パスの負担金は、所得に応じて異なる金額です。障害者等の方は無料、それ以外の方は3,200～2万500円となります。

対象者は「横浜市内に住む70歳以上の高齢者で、交付を希望する方」です。

参考：横浜市「敬老特別乗車証（敬老パス）」

南区高齢者クリーニング宅配サービス

自宅での洗濯が難しい大型の洗濯物を洗濯・宅配するサービスです。洗濯は南区生活衛生協議会に加入しているクリーニング店がおこないます。洗濯物の種類や材質によって300〜6,000円ほどの利用料金がかかります。

対象は、南区に住んでいる高齢者のうち「65歳以上の一人暮らしの方」または「65歳以上の高齢者のみの世帯」です。

参考：横浜市「南区高齢者クリーニング宅配サービス」

南区高齢者等定期訪問

一人暮らしの高齢者が安心して暮らせるよう、訪問員が定期的に自宅を訪問するサービスです。民生委員、児童委員、友愛活動員、保健活動推進員といった訪問員に、健康や生活に関わる悩みを相談できます。また、緊急連絡先を区役所に登録することで、安全対策にもなります。

対象者は「65歳以上の一人暮らしの方」「日中に家族が不在となる高齢者の方」です。申し込みは、民生委員や南区役所で受け付けています。

参考：横浜市「南区高齢者等定期訪問事業」

横浜市南区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

横浜市南区で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。南区は、横浜市西区・中区・磯子区・港南区・戸塚区・保土ケ谷区に隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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