尾道市のグループホーム
介護のほんねでは、「ソラストせとか尾道」、「グループホーム みなりっこ」、「グループホーム きららラポール 尾道」をはじめとした、広島県/尾道市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は23件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。
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尾道市の老人ホーム・介護施設について
尾道（おのみち）市は、山陽地方にある広島県の中南部に位置しています。ここでは「尾道市での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。
尾道市の特徴
尾道市の人口は13万4,320人です。このうち65歳以上の高齢者の人口は4万8,532人で、高齢化率は36.13%になります（2021年1月1日）。
尾道市は、広島県の瀬戸内海に面した市です。「坂の町」として知られ、階段や坂道になっている路地が多いことが特徴的です。
尾道市の面積は285.11k㎡です。地区分けをすると以下の9地区です。
- 平原地区
- 尾道流通団地地区
- 新尾道駅前地区
- ひよりが丘地区
- 竜王台地区
- 東新涯（しんがい）地区
- 丁卯新涯（ていぼうしんがい）地区
- 有江台（ありえだい）地区
- 因島（いんのしま）南部住宅地区
参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」／尾道市「尾道市の概要」「地区計画」
尾道市の魅力
観光名所である「千光寺公園（せんこうじこうえん）」の展望台からは、市街地と瀬戸内海の島々が一望できます。“箱庭”のような街並みの眺めは、尾道市ならではの美しい景色です。
「猫の街」といわれるほど、市内を歩いていると多くの猫に遭遇します。東土堂（ひがしつちどう）町の路地には、丸い石に猫が描かれた「福石猫」が108個あり、散策が人気です。階段が多いため、散策する際は歩きやすい靴をおすすめします。
また、尾道市の特産品や名物には、「真鯛の浜焼き」や「国産レモン」「尾道ラーメン」があります。なかでもレモンは、生産量が国内トップクラスです。
瀬戸内海の温暖な気候と自然に恵まれ、住宅地としての利便性も優れていますので、高齢者の方にとっても暮らしやすい環境です。
尾道市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
尾道市の主要な駅
尾道市の主要な路線は、JR山陽本線とJR山陽新幹線があります。主要な駅は「尾道」駅、「新尾道」駅です。「新尾道」駅は新幹線が停車するので、各地への移動の拠点となっています。
また、長江口から千光寺山の山頂を結んでいるのが千光寺山ロープウェイです。尾道市の街並みを眺められるため、多くの観光客が利用します。
尾道市役所
尾道市役所は、尾道市久保1丁目15-1にあります。「市役所前」バス停から歩いてすぐです。
市役所には、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りと、さまざまな手続きをするための窓口が設置されています。要介護認定の申請は、高齢者福祉課で受け付けています。
参考：尾道市役所尾道市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
尾道市にある地域包括支援センターは、7カ所です。介護や医療のお悩みがある方はお気軽にご相談ください。
参考：尾道市「（高齢者総合相談窓口）尾道市内の地域包括支援センターについて」尾道市のイベント
尾道市で開催されている恒例のお祭り・イベントをご紹介します。
「フラワーカーペットおのみち」は、2月上旬に千光寺公園にて開催されます。ボランティアの協力のもと、花のポット苗を敷き詰めてカーペットを作るイベントです。花の少ない季節に広がる色鮮やかな光景は、訪れた人の気分を明るくします。
「おのみち住吉花火まつり」は、住吉神社で夏に開催される伝統のお祭りです。「チャンリギ囃子（はやし）」に合わせ、尾道水道を御座船（ござぶね）が渡る姿を見られます。花火大会は水中花火、スターマイン、音楽花火の豪華なラインナップが魅力です。尾道市の夏の風物詩になっています。
「山波とんど行事（神明祭）」は、1月中旬に山波（さんば）小学校でおこなわれています。お正月に使用した飾り物などのお焚きあげをするイベントです。燃え盛る火柱が見ものとなっています。
尾道市の高齢者支援制度
尾道市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
寝具乾燥消毒サービス
身体の病気や疾患などで寝具の衛生管理が困難な方のために、自宅へ訪問して寝具を乾燥して消毒するサービスです。寝具は4枚まで、月に1回のみ依頼できます。
対象者は以下の通りです。
- 65歳以上の一人暮らしまたは、高齢者のみの世帯
- 65歳未満の家族が一緒に暮らしている世帯
利用料金は対象者の状態によって変わります。1の場合は1回450円、2の場合は1回1,250円です。
参考：尾道市「寝具乾燥消毒サービス」敬老バス優待乗車証等交付事業
高齢者の外出を支援するための事業で、尾道市内交通機関の利用料の助成をしてもらえます。対象者は、その年度に75歳以上になる方です。
交付対象を以下から1つ選べます。なお「バス・船舶共通利用券」「タクシー利用助成券」「入浴・あんま等助成券」は、2種類を組み合わせることも可能です。
- おのみちバス優待乗車証（乗車1回につき30円自己負担）
- バス・船舶共通利用券
- タクシー利用助成券
- 入浴・あんま等助成券
- 公営渡船乗船券（因島重井町細島地区の方）
家族介護慰労事業
高齢者の介護を在宅でしている方のために慰労金を支払う事業です。支給金額は年間10万円になります。
対象は以下をすべて満たしている方です。
- 市内在住で市民税非課税世帯
- 要介護4〜5の認定を受けた市民税非課税世帯の高齢者を、在宅で介護している同居の家族
- 要介護者が入所せず、過去1年間に介護保険サービスを利用していない（ショートステイ利用は除く）
- 要介護者が過去1年間におおむね3カ月以上の入院をしていない
尾道市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
尾道市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。尾道市は、福山市、三原市、府中市、世羅郡世羅町、愛媛県今治市、越智郡上島町と隣接しています。
グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】
ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。
グループホームの入居条件は満たしていますか？
グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。
認知症の診断が必要です
グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。
要支援2以上が入居対象です
グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。
要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。
住民票のある地域でしか入れません
グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。
グループホームの退去要件
グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。
特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。
また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。
グループホームの特徴を把握していますか？
グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。
1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア
グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。
「できることは自分でする」という考え
グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。
看護師は配置は義務付けられていない
認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。
グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
グループホームの費用
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 0～数百万円ほど | 10～20万円ほど |
グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。
入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。
グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。
グループホームで認知症を抑制しながら生活する
以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。
- 認知症の症状の抑制を考えている
- 認知症でありながら、自立した生活を続けたい
- 医療依存度は高くない
グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。
また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。
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