三次市のグループホーム

介護のほんねでは、「認知症対応型共同生活介護事業所グループホームみら屋」、「グループホームゆうばえ」、「グループホームかわち「ぬくもりの家」」をはじめとした、広島県/三次市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は9件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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三次市の老人ホーム・介護施設について

三次（みよし）市は広島県の北部、中国地方のほぼ中心部に位置しています。古くから山陰と山陽をつなぐ交通の要を担ってきた都市で、水源に恵まれた自然の多い地域です。こちらでは「三次市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

三次市の特徴

三次市役所の外観。（Gungun01 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

三次市の人口は、5万1,234人です。65歳以上の高齢者人口は1万8,378人で、高齢化率は35.87%となります（2021年1月1日現在）。

面積は778.18㎢です。現在の三次市は、以下の8つの地区が2004年に合併して誕生しました。

旧三次市、旧君田村（きみたそん）、旧布野村（ふのそん）、旧作木村（さくぎそん）、旧吉舎町（きさちょう）、旧三良坂町（みらさかちょう）、旧三和町（さんわまち）、旧甲奴町（こうぬちょう）

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」／三次市「面積」「三次市を構成する旧市町村」

三次市の魅力

三次市は、歴史情緒あふれる町並みが多く残るエリアです。住吉町から太歳町までの旧街道筋では、瓦屋根の日本家屋や行灯（あんどん）風の街路樹を眺めながら散歩でき、風情を味わえます。また、三次市内には本通りと裏通りを結ぶ小路がいくつも存在し、江戸時代の面影や雰囲気を感じられることが特長です。

また、三次市は自然豊かな地域です。中国山地と吉備高原に囲まれ、多くの川が流れている地形を生かした公園が多くあります。なかでも「尾関山公園」は春には桜、秋には紅葉を楽しめ、四季を感じられる名所です。公園内の展望台からは三次市街地を一望できます。

三次市は、最高級ブドウの「ピオーネ」が特産品です。昼夜の温度差が大きい気候を利用して、ほかにもさまざまなブドウが栽培されています。良質なブドウからワインがつくられており、国内外のワインコンクールで数々の賞を受賞しています。

三次市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

三次市の主要な駅

三次市には、JR芸備線と福塩線が走行しています。主要な駅は「三次」駅です。芸備線を使えば「広島」駅方面、岡山県の「新見」駅方面に移動できます。

駅からは市内各所への路線バスが運行しているほか「名古屋」駅や「新大阪」駅行きの高速バスも発着しており、市内外へのアクセスに便利です。

三次市役所

三次市役所の所在地は、三次市十日市中2丁目8-1です。「三次」駅から徒歩9分で到着します。

要介護認定の申請は高齢者福祉課介護保険係、または市内各支所と三次市福祉総合相談支援センターで受け付けています。

参考：三次市役所

三次市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

三次市には地域包括支援センターが1カ所設置されています。

参考：三次市「三次市地域包括支援センター」

三次市のイベント

観光鵜飼が行われる水域（そらみみ - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

三次市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「三次きんさい祭」は毎年7月末に、三次町周辺で開催されるお祭りです。「きんさい」とは方言で「いらっしゃい」を意味します。見どころは「三次どんちゃん」という市民パレードです。約3,000人もの市民が手持ち型の「紙太鼓」を打ちながら、楽しいおはやしに乗って繁華街を練り歩きます。

「三次の鵜飼」は毎年6月から10月にかけて、馬洗川で開催されます。「鵜飼」は、水に潜って魚を捕まえる鵜の習性を利用した漁法で「古事記」にも登場する伝統手法です。2015年には県の無形民俗文化財にも指定されました。遊覧船に乗って間近で見ることができ、夜の灯りと相まって幻想的な雰囲気を感じられます。

「的弓（まとう）祭」は、須佐神社で毎年1月7日に開催される無病息災のお祭りです。弓と矢を打ち鳴らして魔物を呼び寄せた後に、悪魔の目に見立てた的に向かって矢を放ちます。矢を射られた若松の枝を持ち帰ると、一年間健康に過ごせると言い伝えられています。江戸時代初期から伝えられている歴史ある行事です。

⽼⼈ホームや介護施設によっては、レクリエーションの一環で地域のイベントに参加できることがあります。興味がある方は施設に確認しましょう。

三次市の高齢者支援制度

三次市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食サービス

心身機能の低下により食事の準備が難しい高齢者の自宅に、栄養バランスを考えた食事を配達します。配達の際に安否確認もおこないます。利用できるのは1日1食まで、1人あたり週5日以内です。

料金は1食740円です。ただし、以下の表に当てはまる方は負担額が軽減されます。

利用者負担段階		1食あたりの利用者負担額
第1段階	市民税非課税世帯で老齢福祉年金を受けている方、または生活保護を受けている方	400円
第2段階	市民税非課税世帯で、合計所得金額と課税年金収入額の合計が年間80万円以下の方	500円
第3段階	市民税非課税世帯で利用者負担第2段階に該当しない方	600円

対象は、市内在住かつ以下のいずれかに該当し、自立した生活のために配食サービスが必要な方です。

おおむね65歳以上の一人暮らしの方
65歳以上の高齢者のみの世帯の方
身体などに障害がある方

参考：三次市「配食サービス」

軽度生活援助事業（ホームヘルプサービス）

家事救助が必要な在宅の高齢者家庭にホームヘルパーを派遣するサービスです。サービスの内容は、以下の表の通りです。

サービスの種類	内容
家事に関すること	調理衣類の洗濯や補修住居などの清掃や整理整頓生活必需品の買物関係機関などとの連絡そのほか必要な家事
相談・助言に関すること	生活や身上、介護などに関する相談や助言

各種サービスは週1回利用できます。1回当たりの時間は、1時間30分以内です。利用者負担額は1時間までは300円、1時間～1時間30分までは400円になります。

対象は、市内在住の方のうち「おおむね65歳以上で一人暮らしの虚弱な高齢者」または「世帯全員がおおむね65歳以上で家事の手伝いを必要とする虚弱な高齢者」です。

参考：三次市「軽度生活援助事業（ホームヘルプサービス）」

高齢者等見守り隊事業

日常生活を送るうえで見守りが必要な高齢者などの自宅に、巡回相談員や協力員などが訪問し安否確認や相談活動をする事業です。無料で利用できます。

対象となるのは、市内に住んでいる在宅の方のうち「おおむね75歳以上の方」または「日常生活において見守りが必要な高齢者の方」などです。

参考：三次市「高齢者等見守り隊事業」

三次市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

三次市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。三次市は安芸高田市、庄原市、東広島市、府中市、世羅郡世羅町、また島根県邑智郡美郷町・邑南町、飯石郡飯南町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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認知症の診断が必要です

要支援2以上が入居対象です

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