敦賀市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「笙の里」、「ひばりヶ丘サービス付き高齢者住宅　悠優（ゆうゆう）」、「敦賀ケアセンターかくだ「はるのさん」」をはじめとした、福井県/敦賀市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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敦賀市の老人ホーム・介護施設について

敦賀（つるが）市は、福井県の中央に位置する市です。敦賀湾に面しており、古くから海外の大陸文化の玄関口として栄えました。こちらでは「敦賀市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

敦賀市の特徴

敦賀市本庁舎（2006年撮影）（日本語版ウィキペディアのBakkaiさん, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

敦賀市の人口は6万4,970人です。65歳以上の高齢者人口は1万8,680人で、高齢化率は28.75％となります。敦賀市の面積は251.47㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

敦賀市の魅力

敦賀市は日本海に面しており、豊かな自然に囲まれています。日本三大松原の一つとして知られる「気比（けひ）の松原」や、エメラルドグリーンの海水が広がる無人島「水島」が観光スポットです。気比の松原に隣接する海水浴場では、約1.5kmにわたる砂浜で遊泳や浜遊びが楽しめます。子ども向けの海上遊具が充実しており、幅広い年代の方が訪れる海水浴場です。

また、敦賀市は海産物の宝庫です。日本海で穫れる敦賀ふぐや越前がにといった海の幸を堪能できます。海産物を使った食品加工業が盛んで、おぼろ昆布の生産量は全国シェアの8割を占めています。

「敦賀トンネル温泉」は、北陸トンネルを掘ったときに涌き出た温泉です。高台に位置し、入浴しながら市街地や港、松原の景色が見渡せます。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や関節痛に効能があるとされています。「温泉スタンド」は、50L100円で温泉水が汲めるスポットです。持参したポリタンクや大型タンクに温泉水を汲む地元の方も多くいます。

敦賀市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

敦賀市の主要な駅

敦賀市には、JR北陸本線・小浜線が走行しています。主要な駅は「敦賀」駅です。

また敦賀市では「敦賀」駅周辺の市街地を巡るコミュニティバスが運行しており、市役所や病院、温泉といった場所への移動に便利です。

敦賀市役所

敦賀市役所の所在地は、敦賀市中央町2丁目1-1です。敦賀市コミュニティバス「市役所前」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は、長寿健康課で受け付けています。

参考：敦賀市役所

敦賀市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

敦賀市には、3カ所の地域包括支援センターが設置されています（2020年4月24日現在）。

参考：敦賀市「地域包括支援センター」

敦賀市のイベント

花換まつり　福娘と桜の小枝を交換（TR15336300101 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

敦賀市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「敦賀西町の綱引き」は、敦賀市相生（あいおい）町で毎年1月の第3日曜日に開催されています。400年以上の歴史がある民族行事です。「夷子（えびす）神」と「大黒神」の2チームに分かれた老若男女が長さ約50mの綱を使って大綱引きをします。「夷子神」側が勝つとその年は大漁に、「大黒神」側が勝つとその年は豊作になるとされます。

「花換まつり」は、金崎宮（かねざきぐう）で毎年4月1〜15日に開催されています。明治時代、金崎宮にお花見に来た男女が桜の小枝を交換することで気持ちを伝えあったことが発祥です。現在では、神社から授与された桜の小枝を参加者同士で交換します。小枝は交換するほど多くの幸せが宿るとされています。

「敦賀まつり」は、毎年9月に氣比（けひ）神宮一帯で開催されるお祭りです。山車（だし）の上で華麗な舞を奉納する宵山（よいやま）巡行、武者行列が街中を練り歩く御鳳輦巡幸（ごほうれんとぎょさい）がおこなわれます。このほか29の団体によるカーニバル大行進、約3,000人の市民が参加する「民謡踊りの夕べ」が催されます。

敦賀市の高齢者支援制度

敦賀市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

緊急通報システム整備事業

自宅で急病や不慮の事故にあった際にすぐに通報できる「緊急通報措置」を貸し出す制度です。緊急通報ボタンを押すと24時間365日体制の受信センターに通報され迅速に対応します。また、ボタンが押せない状況でも居間などに設置したセンサーで対応可能です。機器の利用料は無料で、通話料は自己負担です。

対象者は「敦賀市で一人暮らしをする65歳以上の高齢者の方」または「身体障害者手帳1・2級を持っている一人暮らしの重度身体障がい者の方」です。なお通報があった場合に備えて、近隣の住民親族の連絡先を登録する必要があります。

参考：敦賀市「緊急通報システム整備事業（緊急通報装置貸与）」

家族介護継続介護用品支給事業

在宅介護をしている方に向け、紙おむつなどを購入できる「敦賀市家族介護継続介護用品支給券」を支給します。支給額は、市民税非課税世帯は月額3,000円分、課税世帯は月額1,500円分です。申請書が受理された翌月から支給が始まります。

対象者は、以下の条件をすべて満たす方です。

敦賀市に住民票がある方
40歳以上の介護保険被保険者の方
要介護1以上の方
在宅介護を受けている方
おむつが必要な方
排泄において介助または見守りが必要な方

また、敦賀市の介護保険被保険者ではない方、介護施設などに入居している方、市民税課税者や生活保護受給者などは対象となりません。

参考：敦賀市「家族介護継続介護用品支給事業」

訪問理美容サービス助成事業

在宅で生活しており、外出困難な方の自宅を理美容師が訪問するサービスの利用料を助成します。助成額は1回につき2,000円です。ただし助成券の交付枚数は申請月によって1～4枚の差があります。

対象者は以下のいずれかに該当する在宅で生活をしている方です。

要介護3以上の方
重度身体障がい者（身体障害者手帳1、2級所持者のうち、視覚、下肢、体幹または移動機能障がいの方）
重度知的障がい者（療育手帳A1、A2所持者）

なお、1～3までで申請書の提出先が違います。詳しくは以下のリンクからご確認ください。

参考：敦賀市「訪問理美容サービス助成事業」

敦賀市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

敦賀市で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。敦賀市は、南条郡南越前町、三方郡美浜町、滋賀県高島市、長浜市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。