港区の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウス　ありすの杜きのこ南麻布」をはじめとした、東京都/港区の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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港区の老人ホーム・介護施設について

東京都港区は数多くの観光名所があり、ビジネスの中心地でもある華やかな地区です。ここでは、港区で老人ホーム・介護施設に入居希望の方とそのご家族に向けて「港区での高齢者の暮らし」のポイントをご紹介します。

港区の特徴

港区役所（Rs1421 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

東京都港区の人口は25万8,483人（2021年6月1日時点）。東京23区内では17番目です。そのうち65歳以上の高齢者は4万4,202人で高齢化率は17.1％ほどです。

内閣府の「令和3年版高齢社会白書」（2020年10月1日現在）によると、全国の高齢化率は28.8％ですので、港区の高齢化率は全国的に見ても非常に低い数値といえます。

港区の面積は20.37k㎡です。以下の5つのエリアに分けられます。

芝地区
麻布地区
赤坂地区
高輪地区
芝浦港南地区

芝地区は新橋や虎ノ門といったオフィスビルが多く立ち並ぶ地域です。東京タワーや芝公園などの観光名所もあります。

麻布地区は高級レストランや高級住宅地のイメージがありますが、古くより武家屋敷があった場所であり、今でも昔なつかしい下町の雰囲気を感じられます。

赤坂地区は神宮外苑や青山通りなど、ファッション文化を感じられる繁華街としての一面があります。

高輪地区は港区内で最も人口が多いエリアです。白金台をはじめとした高級住宅地が広がりつつも古くからの史跡も残っている由緒正しき場所です。

芝浦港南地区は新芝運河やお台場海浜公園、レインボーブリッジなどがある海の玄関口です。

エリアによって個性が違う点も、港区の特徴といえます。

参考：港区「港区ホームページ／2021年（令和3年）」

港区の魅力

港区は六本木、新橋、虎ノ門など、ビジネスの中心のイメージが強い区です。高層ビルが立ち並ぶエリアも多くあります。しかし高輪エリアをはじめ、閑静な住宅地もあります。

ショッピングや飲食店に関しては、数多くの老舗が残っている一方、現代的でファッショナブルな雰囲気のお店も並びます。新旧の良さが入り交じった区です。

また港区は交通の便が優れています。主要な駅には多くの路線が通っており、都心部であれば比較的どこへでもアクセスできます。

港区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

港区の駅、区役所、地域包括支援センターについてご紹介します。

港区の主要な駅

港区にはJR山手線や都営大江戸線、東京メトロ銀座線など合計17本の路線があります。また「品川」駅「新橋」駅「六本木」駅など合計32カ所の駅があります。なかでも区内で利用者数最多の駅は1日当たり約67万人が利用する「品川」駅です（駅名から品川区と思ってしまいますが、実は港区に位置します）。

「品川」駅には、JR山手線や港区で唯一、京浜急行本線が停まります。また東海道新幹線も出ており、西日本へもアクセス可能です。他にもJR成田線で成田空港へ、東海道本線で熱海へ、JR横須賀線で横須賀へなど多方面に行くことができます。

港区役所

港区役所の所在地は、港区芝公園1丁目5番地25号。都営浅草線、大江戸線「大門」駅から徒歩5分で着きます。JR京浜東北線、山手線、東京モノレール羽田空港線「浜松町」駅および都営三田線「御成門」駅からは徒歩10分圏内です。

港区での要介護認定の申請は港区役所の介護保険課介護認定係か、各高齢者相談センター（地域包括支援センター）、または各地区総合支所の区民課で受け付けています。各地区総合支所の所在地は以下の通りです。高齢者相談センターについては後述します。

港区内の総合支所

支所名	所在地
芝地区総合支所	港区芝公園1丁目5-25
麻布地区総合支所	港区六本木5丁目16-45
赤坂地区総合支所	港区赤坂4丁目18-13
高輪地区総合支所	港区高輪1丁目16-25
芝浦港南地区総合支所	港区芝浦1丁目16-1
芝浦港南地区総合支所台場分室	港区台場1丁目5-1

要介護認定申請の際には、要介護認定申請書と介護保険被保険者証が必要になります。

参考：港区「港区ホームページ／要介護認定」

港区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

港区では地域包括支援センターを「高齢者相談センター」と呼んでいます。芝地区、麻布地区、赤坂地区、高輪地区、芝浦港南地区の5つのエリアに1つずつ高齢者相談センターがあります。

港区内の高齢者相談センター

住まいがあるエリア	相談窓口	所在地
白金、白金台、高輪、三田4丁目・5丁目	高輪地区高齢者相談センター	白金台5丁目20-5
芝浦、海岸2丁目・3丁目、港南、台場	芝浦港南地区高齢者相談センター	港南3丁目3-23
赤坂、元赤坂、北青山、南青山	赤坂地区高齢者相談センター	北青山1丁目6-1
愛宕、海岸1丁目、芝、芝公園、芝大門、新橋、西新橋、東新橋、虎ノ門、浜松町、三田1丁目から3丁目	芝地区高齢者相談センター	芝3丁目24-5
南麻布、東麻布、西麻布、麻布十番、麻布台、元麻布、麻布狸穴町、麻布永坂町、六本木	麻布地区高齢者相談センター	南麻布1丁目5-26

参考：港区「高齢者相談センター（地域包括支援センター）」

港区のイベント

麻布十番納涼祭り（2010年8月20日撮影）（江戸村のとくぞう - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

港区で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「麻布十番納涼まつり」は毎年8月中旬に開催されるお祭りです。200店近くの屋台が出店され、2日間でおよそ40万人が来場します。屋台だけでなく、演者による曲芸や和太鼓、バンド演奏など、楽しめる要素がたくさんあります。麻布十番にお店を構えている人々が提供するお祭りグルメも必見です。

また「清正公大祭」は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将・加藤清正（かとうきよまさ）を祀る大祭で、100年以上続いています。覚林寺を中心に毎年5月に開催されるお祭りで、100店近くの屋台が出店し、来場客は毎年約1万5,000人です。

港区の高齢者支援制度

港区が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者日常生活用具給付事業

高齢者日常生活用具給付事業は、給付対象者の状態に応じて歩行補助用具や入浴補助用具などの日常生活用品を給付する制度です。補助用具を使うことで、日常生活の安全性を高め、高齢者の社会参加を図ります。

申請には、本人確認書類が必要です。

参考：港区「高齢者日常生活用具給付事業」

理美容サービス

理美容サービスでは、理容師および美容師による出張サービスを受けられます。1回の利用につき利用者負担額は500円で、年に6回受けられるサービスです。対象者の条件は「65歳以上」「要介護3～5」「入院・施設入所をしていない」の3点です。各地区総合支所の区民課保健福祉係へ申請し、対象条件をクリアしていればサービスを受けられます。

参考：港区「理美容サービス」

緊急一時介護人の派遣

緊急時にヘルパーを派遣し、高齢者およびそのご家族の日常生活の安定を図るサービスです。

高齢者のケガや病気、生活苦などの際に緊急一時介護人（ヘルパー）を派遣することで生活をサポートします。利用回数は年3回、1日あたりの利用時間は6時間以内です。

高齢者相談センター（地域包括支援センター）で申し込みができ、審査を通過すれば利用できます。緊急時に備えておきたい方は申し込みをしておくことをおすすめします。

参考：港区「緊急一時介護人の派遣」

港区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

港区は比較的に高価格帯の老人ホーム・介護施設が多い現状です。港区で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。港区に隣接している地域には、品川区、渋谷区、新宿区、千代田区、中央区、江東区があります。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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