大田原市の口コミ・評判ありのグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　ピオニー」、「グループホームねむのき」をはじめとした、栃木県/大田原市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。本音の口コミや評判を参考にすると施設選びがスムーズに進むかもしれません。実際の利用者やそのご家族、働いていた方やケアマネによるリアルな情報が満載です。

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施設の種類

栃木県大田原市の老人ホーム・介護施設について

大田原（おおたわら）市は栃木県の北東部に位置する市です。こちらでは「大田原市の高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

大田原市の特徴

大田原市役所本庁舎（大田原市 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

大田原市の人口は7万482人です。このうち65歳以上の高齢者人口は2万1,054人で、高齢化率は29.87％になっています（2021年1月1日現在）。

大田原市の面積は354.36㎢です。大きくエリア分けをすると、大田原地区、金田地区、親園（ちかその）地区、野崎地区、佐久山地区、湯津上（ゆづかみ）地区、黒羽（くろばね）地区、川西地区、両郷（りょうごう）地区、須賀川地区の10地区になります。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／大田原市「地区別人口及び世帯数（令和4年2月1日現在）」

大田原市の魅力

大田原市は多くの河川に恵まれた市です。大小あわせて30以上の川が流れています。なかでも「那珂川（なかがわ）」や「箒川（ほうきがわ）」は「関東の四万十川」とよばれ、鮎釣りの時期になると多くの釣り人が訪れます。

また、大田原市は温泉の宝庫です。「湯津上温泉」「黒羽温泉」「大田原温泉」をはじめ、市内にたくさんの温泉施設があります。

そのほか、大田原市内には神社仏閣が点在しています。国重要文化財に指定されている「那須神社」は、平安時代末期の武将・那須与一（なすのよいち）が太刀を奉納したといわれる場所です。このほか、高さ2.14mの天狗面がある「光丸山（こうまるさん）法輪寺」、大田原家歴代藩主の墓がある「光真寺」といった寺社があります。

大田原市の名産品の一つが「竹工芸品」です。人間国宝の勝城蒼鳳（かつしろそうほう）氏をはじめ、著名な作家が美しい竹工芸品を生みだしています。

大田原市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

大田原市の主要な駅

大田原市には、JR宇都宮線が通っています。主要な駅は「野崎」駅です。

駅からは鉄道路線のほか、市内各所へ向かうバスや、隣接する那須塩原市方面に向かうバスがあり便利です。

大田原市役所

大田原市役所は、大田原市本町1丁目4-1にあります。「大田原市役所」バス停からすぐです。

要介護の認定の申請は、市役所の高齢者幸福課介護サービス係、または湯津上支所と黒羽支所の総合窓口課健康福祉係で受け付けています。

参考：大田原市役所

大田原市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

大田原市内には、3カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：大田原市「認知症に関する相談窓口」

大田原市のイベント

大田原市で毎年開催されるイベント・お祭りをご紹介します。

「太子祭」は、毎年1月10日に大田原神社で開催されています。建築関係者の仕事始めの儀式で、作業の安全や商売繁盛を祈願する行事です。のこぎりや手斧（ておの）といった伝統的な道具を使って神木を角材に仕上げる「釿始之儀（ちょうなはじめのぎ）」が披露されます。

「大田原屋台まつり」は、大田原市の中心市街地で毎年4月におこなわれるお祭りです。龍や唐獅子が彫られた豪華絢爛な屋台が9つの町内会から集結して、ひき回しがおこなわれます。江戸時代から続く歴史あるお祭りです。

「芭蕉の里くろばね夏まつり」は、毎年8月に那珂川河川公園で開催されるイベントです。縁日や盆踊り大会、2,000発の花火が上がる花火大会といった催しが楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、レクリエーションの一環として地域のイベントに参加できるところがあります。興味がある人は施設に確認してみましょう。

大田原市の高齢者支援制度

大田原市が展開している高齢者の支援制度をご紹介します。

生活支援ホームヘルプサービス

日常生活に支障がある高齢者などがいる家庭に対して、家事援助のホームヘルプサービスを提供しています。サービス内容は、洗濯・掃除・買い物といった家事援助や、相談、助言です。利用できる時間は8～18時まで、1回あたり1時間程度です。週2回まで受け付けています。

利用料は1時間あたり200円です。なお、生活保護世帯の方は100円になります。

対象は、介護予防や自立した生活のための支援を必要とする方のうち、次の1または2のいずれかに当てはまる方です。

病院または診療所（指定介護療養型医療施設を除く）に入院中で身寄りのない、おおむね65歳以上の方
※退院の見込みが不明のときは除く
精神障害保健福祉手帳を持っている精神障害者、または精神障害を支給事由とする年金の給付を受けていて、精神障害のため日常生活に支障のある方

参考：大田原市「生活支援ホームヘルプサービス」

高齢者給食サービス事業（夕食）

高齢者の自宅にお弁当を届け、安否確認をおこなうサービスです。高齢者の孤独感の解消や健康の維持につなげます。

利用料は1食350円です。16～18時の間に夕食を配達します。安否確認を兼ねているため、必ず手渡しでの受け取りが必要です。

対象は「毎日の食事の調理が難しい65歳以上の一人暮らしの高齢者、または高齢者のみの世帯」です。

参考：大田原市「高齢者給食サービス事業（夕食）」

公衆浴場利用券交付事業

自宅に入浴設備がない高齢者に対して「公衆浴場利用券」を交付しています。利用できるのは市内5カ所の公衆浴場です。利用券は月8枚支給されます。

対象は、低所得の65歳以上の高齢者で、自宅に入浴設備がない方です。

参考：大田原市「公衆浴場利用券交付事業」

大田原市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

大田原市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。大田原市は、那須塩原市、さくら市、矢板市、那須郡那須町・那珂川町、茨城県久慈郡大子町、福島県東白川郡棚倉町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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