湖南市の最寄り3km以内のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム大空」、「グループホームわいわい」、「グループホームぼだいじ」をはじめとした、滋賀県/湖南市/最寄り3km以内の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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湖南市の老人ホーム・介護施設について

湖南市は、滋賀県の南部に位置する市です。京阪神のベッドタウンとして開発が進みました。こちらでは「湖南市での高齢者の暮らし」について詳しくご紹介します。

湖南市の特徴

湖南市役所東庁舎（Bakkai at the Japanese language Wikipedia, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

湖南市の人口は5万5,033人です。65歳以上の高齢者人口は1万3,475人で、高齢化率は24.49％となっています（2021年1月1日現在）。湖南市の面積は、70.40㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

湖南市の魅力

湖南市は自然豊かな町です。南部には阿星山（あぼしやま）系が、北部には岩根山系が広がっており、市域は丘陵地帯となっています。市内には野洲川が流れ、流域を中心に平地が開けています。平地と丘陵、山林に分かれていますが、土地面積の5割以上を山林が占めています。

湖南市にはさまざまな名所があります。国宝の長寿寺、常楽寺、善水寺の3つの寺は「湖南三山」と呼ばれ、紅葉が美しいお寺です。また阿星山のふもとにある「紫雲の滝」や、旧街道を見守る樹齢750年の「弘法杉（こうぼうすぎ）」が名所です。

湖南市の特産品は、伝統野菜である下田なす、弥平とうがらしです。漬物などさまざまな料理に使われています。

湖南市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

湖南市の主要な駅

湖南市にはJR草津線が通っています。主要駅は「甲西（こうせい）」駅です。

また、市内ではコミュニティバス「めぐるくん」が運行しています。「甲西」駅に発着する運行ルートには医療機関や市役所なども含まれています。

湖南市役所

湖南市役所は、東庁舎と西庁舎があります。所在地およびアクセスは以下の通りです。

市役所	所在地・アクセス
東庁舎	所在地：湖南市中央1-1 アクセス：JR草津線「甲西」駅から徒歩4分、「市役所東庁舎」バス停よりすぐ
西庁舎	所在地：湖南市石部中央1-1-1 アクセス：「市役所西庁舎」バス停よりすぐ

要介護認定を受ける際は、高齢福祉課（保健センター）で受け付けています。

参考：湖南市役所

湖南市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

湖南市の地域包括支援センターは保健センター内に1カ所設けられています。また4カ所の支所（ブランチセンター）があります（2022年5月1日現在）。

参考：湖南市「高齢者に関する相談窓口」／滋賀県「地域包括支援センター」

湖南市のイベント

善水寺本堂。（Yusuke - Yusuke's file。, パブリック・ドメイン, リンクによる）

湖南市内で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「千灯会（せんとうえ）」は、毎年10月8日に国宝の「善水寺」で開催されます。世界平和や献灯者の健康を祈願しておこなわれる催しです。本堂の回廊に1,000本ものろうそくが置かれ、周辺が穏やかな光に包まれます。17～20時半まで点灯し、その間に法要や奉納演奏がおこなわれます。

「湖南市さくらまつり」は毎年4月上旬に「じゅらくの里」で開催されるお祭りです。ステージが設けられ、石部太鼓やダンスなどのパフォーマンスを観て楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

湖南市の高齢者支援制度

湖南市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

高齢者24時間対応型安心システム

緊急通報装置を使って、万が一の事態が発生した際に迅速なサポートをおこなう取り組みです。装置のボタンを押すと民間の受信センターにつながり、状況によっては消防本部や協力員に連絡します。

費用は介護保険料の段階ごとに異なります。

利用者階層区分	利用者負担金額
介護保険料　第1段階	0円
介護保険料　第2～第4段階	月額140円
介護保険料　第5段階以上	月額280円

対象となるのは「市内在住で固定電話を利用できる65歳以上のひとり暮らし高齢者または高齢者のみの世帯」です。いずれも、近くに住む協力員が3名必要となります。

参考：湖南市「高齢者24時間対応型安心システム」

おかえりネットワーク

認知症などにより行方不明になる恐れのある高齢者の氏名や住所などの個人情報を、事前登録するシステムです。警察や介護保険事業所などと協力し、迅速な捜索活動へとつなげます。また、メール配信システムを使って行方不明者の情報を、協力者や協力機関へ連絡します。

対象となるのは、市内在住の認知症高齢者、若年認知症および認知症と思われる方で、行方不明の危険性が高いと判断される方です。

参考：湖南市「おかえりネットワーク」

配食サービス

自ら調理をおこなうのが困難な高齢者に向けて、栄養バランスのとれた食事を提供するサービスです。あわせて安否確認もおこないます。万が一食事を届けた際に健康状態に異常が見られた場合は、関係機関へ連絡します。1食あたりの利用料は事業者によって異なります。

対象となるのは「市内在住のおおむね65歳以上のひとり暮らし高齢者、または高齢者のみの世帯およびこれに準ずる世帯」かつ「老衰やケガ、病気などを理由に調理することが困難な方」です。

参考：湖南市「湖南市配食サービス事業実施要綱」

湖南市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

湖南市内で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。湖南市は、野洲市、栗東市、甲賀市、蒲生郡竜王町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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