日南市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付き高齢者向け住宅南風の丘」をはじめとした、宮崎県/日南市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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日南市の老人ホーム・介護施設について

日南市は、宮崎県の南部に位置する市です。こちらでは「日南市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

日南市の特徴

日南市役所（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

日南市は、人口5万1,878人の地域です。65歳以上の高齢者数は1万9,831人で、高齢化率は38.23%となっています（2021年1月1日現在）。面積は536.10㎢です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」

日南市の魅力

日南市は太平洋の日向灘（ひゅうがなだ）に面しています。全国有数のリアス式海岸で、日南海岸国定公園に指定されています。「大堂津（おおどうつ）海水浴場」をはじめとした砂浜があり、海を身近に感じられるエリアです。

また、日南市は面積の約78%が森林という自然あふれる環境が魅力です。多くの河川も流れており、緑と水の両方を満喫できます。なかでも北郷町では、「鰐塚山（わにづかやま）」や「小松山連山」といった山々のほか、渓流を眺めながら散策できます。

日南市の名産品はミカン、日向夏（ひゅうがなつ）、ポンカンといった柑橘（かんきつ）類です。そのほか「太陽のタマゴ！」のブランド名で販売されている完熟マンゴーがあります。

日南市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

日南市の主要な駅

日南市では、JR日南線が走行しています。主要駅は「油津（あぶらつ）」駅です。日南線を使えば「宮崎」駅や鹿児島県の「志布志」駅まで1本で行き来できます。

日南市役所

市役所は、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りといった用事で利用することが多い機関です。

日南市役所は、日南市中央通1丁目1-1にあります。JR「日南」駅からは徒歩5分、「市役所」バス停を下車するとすぐです。

要介護認定の申請は、市役所の長寿課介護保険係、もしくは北郷町地域振興センター、南郷町地域振興センターで受け付けています。

参考：日南市役所

日南市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

日南市では、地域包括支援センターを「高齢者あんしん相談所」と呼んでいます。市内の高齢者あんしん相談所は、計4カ所です。

参考：日南市「包括的支援事業」

日南市のイベント

大手門（再建）（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

日南市で開催されているイベントをご紹介します。

「飫肥（おび）城下まつり」は、毎年10月の第3土・日曜日に飫肥城周辺で開催されるお祭りです。土曜日にのろしとともに祭りがスタートし、武者姿の男女が馬に乗って城下の大手門まで駆け抜けます。日曜日には、江戸時代の武者の格好をした参加者によるパレードが本町商人通りでおこなわれます。

「なんごう黒潮まつり」は、毎年8月下旬に目井津（めいつ）港でおこなわれるイベントです。子どもたちのダンス、歌謡ステージ、太鼓の演奏といったショーを楽しめます。夜の打ち上げ花火が見どころです。

「収穫祭」は、毎年12月上旬に道の駅・酒谷（さかたに）でおこなわれるイベントです。酒谷の新鮮な農作物が販売されます。そのほか「卵のつかみ取り」「門松作りの体験」をはじめとする催しがあります。

老人ホームや介護施設によっては、レクリエーションとして地域のイベントに参加することがあります。気になる方は、あらかじめ施設に尋ねてみてください。

日南市の高齢者支援制度

日南市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

緊急通報システム事業

在宅の高齢者に急病や事故が起きた際、速やかな救助活動ができるように緊急通報装置を支給しています。自宅に設置された緊急通報装置を利用することで、市が委託した専門業者が通報を受けて、協力員に連絡してくれます。

費用は「電話を発信した際の通話料金」のみ自己負担です。設置、撤去、保守・管理費用は市が負担します。

対象者は「日南市在住で住民基本台帳に記載されている方」で、以下のいずれかに該当する方です。

おおむね65歳以上の高齢者のみの世帯で、疾患や障害によって日常生活に見守りが必要な方
重度身体障がい者のみ、または重度身体障がい者と高齢者のみの世帯で、疾患や障がいなどにより日常生活において特に見守りが必要な方

参考：日南市「緊急通報システム事業」

日南市愛の訪問連絡員事業

一人暮らしの高齢者が心身ともに安定した生活ができるよう、連絡員が訪問して日常生活の見守りや連絡をおこなう事業です。

連絡員は日常的に対象者を見守るほか、「愛のバトン」というプラスチック製の容器を渡します。対象者は「医療情報」「親族連絡先」「かかりつけ医名」などを書いた「みまもりカード」を「愛のバトン」に入れて、冷蔵庫に保管しておきます。有事で救急隊を呼んだ際、隊員が愛のバトンを見ることで迅速な救助行動ができる仕組みです。

対象者は主に「一人暮らし高齢者の方」です。ここでの「一人暮らし高齢者」とは「同一敷地内、または隣地に見守りが可能な親族が住んでいない一人暮らしの高齢者」または「高齢者のみで生活されている方」または「高齢者と障がい者のみで生活をされている方」で、市長が日常生活を見守る必要があると認めた方を指します。

参考：日南市「愛の訪問連絡員事業」

「食」の自立支援（配食）サービス事業

高齢者の在宅生活をサポートするために、栄養バランスのとれたお弁当を配食するサービスです。月～土曜日までの昼食・夕食を、委託業者が週1回以上届けます（年末年始を除く）。料金は、1食あたり420円です。

対象者は「日南市に住所のある、おおむね65歳以上の一人暮らしか高齢者のみの世帯、またはこれに準ずる世帯の方で、心身の状況により食事の確保が困難な方」です。なお、利用する前に地域包括支援センター（もしくは介護支援専門員）が申込者の自宅で調査をします。

参考：日南市「『食』の自立支援（配食）サービス事業」

日南市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

日南市内で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。日南市は宮崎市、串間市、都城市、北諸県郡三股町に隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。