富谷市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウスいちいの風」をはじめとした、宮城県/富谷市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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施設の種類

富谷市の老人ホーム・介護施設について

富谷市は、宮城県の中部に位置する市です。こちらでは「富谷市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

富谷市の特徴

富谷市役所（次藤正敏 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

富谷市の人口は5万2,494人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は1万1,397人で、高齢化率は21.71%になります。富谷市の面積は49.18㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）」

富谷市の魅力

富谷市は、奥州街道の宿場町として栄えていたエリアです。そのため、当時の歴史を感じられるスポットが市内に点在しています。

創業1661年の「内ヶ崎酒造店」は宮城県最古の造り蔵です。特別純米酒の「鳳陽」は国内外で高い評価を得ており、英国王室御用達のワイン店で取り扱われています。このほか市内には、昭和初期に建築された古民家の「旧菅野家住宅」をリノベーションして造られたカフェ「café hito no wa」があります。

富谷市の特産品の一つは、ブルーベリーです。果実をはじめ、ゼリーやジャム、ドリンク、黒酢といった加工品が製造されています。このほか市内ではシャインマスカットやイチジクが栽培されており、地元の食材を使ったとみやスイーツが名物です。また、市役所の屋上で採蜜されているとみやはちみつといった地場産品があります。

富谷市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

富谷市の主要な駅

富谷市には、鉄道が通っていません。市内の主な公共交通機関は市民バスで、市役所や商業施設、病院に停車します。また、自宅から目的地まで移動できる事前予約制のデマンド型交通が運行しています。

富谷市役所

富谷市役所の所在地は、富谷坂松田30です。「富谷学校前」バス停から徒歩7分で到着します。

要介護認定の申請は、長寿福祉課または富谷市保健福祉総合支援センター、各地区の地域包括支援センターで受け付けています。

参考：富谷市役所

富谷市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

富谷市に設置されている地域包括支援センターは3カ所です（2018年10月1日現在）。このほか、保健福祉総合支援センターが町内に1カ所あります。

参考：富谷市「富谷市地域包括支援センター情報」

富谷市のイベント

富谷宿の元・本陣（ToshiJapon - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

富谷市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「とみやブルーベリースイーツフェア」は、例年7月上旬〜中旬に市内の菓子店・パン店で開催されるイベントです。市の特産品であるブルーベリーを使ったケーキやパンといったオリジナル商品が販売されます。そのほか、スタンプラリーやフォトキャンペーンといった企画がおこなわれます。

「納涼しんまち盆踊り大会」は、毎年8月中旬に「富谷宿観光交流ステーションとみやど」で開催されるお祭りです。お祭り当日は、カラオケ大会や盆踊りが催されます。また、宮城名物の牛タン焼きやかき氷、たこ焼きといった屋台グルメを味わえるイベントです。

「富谷宿街道まつり」は、例年10月上旬に「富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI＋」で開催されるお祭りです。かつて宿場町として栄えた会場周辺で、時代行列やパレード、伊達武将隊のショーなどがおこなわれます。そのほか、和太鼓演奏やフリーマーケット、ランタンアート、よさこいをはじめとする数多くの催しがおこなわれるイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

富谷市の高齢者支援制度

富谷市で展開する高齢者支援制度をご紹介します。

高齢者補聴器購入費助成事業

聴力機能の衰えにより日常生活に支障が出ている高齢者の方に対して、補聴器本体の購入費用を助成します。助成額は上限2万円です。

対象となるのは、以下のすべてに当てはまる方です。

富谷市に住所を有する満65歳以上の方
聴覚障がいによる身体障がい者手帳を交付されていない方
平均聴力レベルが両耳40dB以上かつ身体障がい者手帳の交付対象に該当しない方で、耳鼻咽喉科で医師の意見書をもらい補聴器が必要だと認められた方
市税の滞納がない方
過去にこの制度を利用したことがない方

参考：富谷市「高齢者補聴器購入費助成事業」

福祉用具の貸し出し

在宅療養中の方や、施設から一時的に帰宅している方に対して、車いすを貸し出しています。費用については、富谷市社会福祉協議会の会員は月額500円、会員でない方は月額1,000円です。貸出期間は原則1年以内ですが、相談のうえで継続利用できる場合があります。

対象となるのは、事故や災害などの在宅療養で車いすが必要な方、または施設から一時的に帰宅して車いすが必要な方です。本事業の対象外となる場合などの詳細については、下記の参考ページから確認できます。

参考：富谷市「福祉用具の貸し出しについて」

緊急通報システム（相談支援型）

ボタン1つで外部に連絡できる緊急通報装置を貸し出すサービスです。「緊急ボタン」を押すと市が委託する警備会社に通報できます。また「相談ボタン」を押すと、看護師などの専門職に健康や生活に関する相談をすることが可能です。利用料は1カ月あたり420円ですが、生活保護世帯は無料です。

対象となるのは、おおむね65歳以上の高齢者のみで構成された世帯または、在宅で一人暮らしをしている障がい者で緊急時の対応が必要だと認められた方です。

参考：富谷市「緊急通報システム（相談支援型）について」

富谷市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

富谷市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。富谷市が隣接しているのは、仙台市、黒川郡大和町、宮城郡利府町です。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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