仙台市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「光陽ホーム」、「ケアハウス　Ｊ＆Ｂ」、「ハートフル仙台」をはじめとした、宮城県/仙台市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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仙台市の老人ホーム・介護施設について

仙台市は宮城県の県庁所在地であり、東北エリアで唯一の政令指定都市です。老人ホームや介護施設も多くあります。ここでは、仙台市での高齢者の暮らしについて、ポイントをご紹介します。

仙台市の特徴

仙台市役所

仙台市は宮城県中部に位置する都市です。人口は106万1,177人と東北地方で最も多くの方が暮らす市区町村です。65歳以上の高齢者は25万5,569人で、高齢化率は24.1％です（2020年3月31日現在）。

5つの行政区に分かれており、以下の区で構成されております。

青葉区
宮城野区
若林区
太白区
泉区

青葉区は仙台市のなかでも主要なスポットです。古くから仙台城の城下町として知られており、現在でも大型商業施設が集中しています。

宮城野区は住宅地のほか田園風景が広がり、果ては仙台塩釜港を含む区です。

若林区はタンスや駄菓子職人の文化が現在にも引き継がれています。また中央卸売市場があり、競りもおこなわれる、昔ながらの活気が残る区です。

太白区には「太白山」がそびえており、自然豊かなエリアです。また副都心である長町地区もあります。そのうえで仙台空港が近く、駅や高速道路の整備が進むなど利便性の高い区です。

泉区は緑が多く残る地方があるいっぽう「仙台スタジアム」や「楽天イーグルス泉練習場」もあります。

参考：仙台市「推計人口及び人口動態」「各区のプロフィール」／宮城県「高齢者人口調査結果（令和2年）」

仙台市の魅力

仙台市は山・川・海と自然豊かな都市で、都心部にも街路樹が多いことから「杜の都」と呼ばれています。

そんな自然の多い市でありながら、東北地方の中心地として、大企業の支店や大型商業施設が多いのも特徴です。首都圏からのアクセスも良好で、東北・北海道新幹線を利用すれば東京駅から2時間足らずで到着します。郊外には閑静な住宅街が多く形成されており、全世代暮らしやすい都市です。

仙台市の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

仙台市の駅、区役所、地域包括支援センターについてご紹介します。

仙台市の主要な駅

仙台市はJR・仙台市地下鉄の2社が運行しております。特に乗降者数の多い駅は「仙台」駅です。JR東北新幹線・東北本線・仙山線・仙石線、仙台市地下鉄南北線・東西線の6路線を乗り入れています。

その他、県庁や市役所の最寄り駅である「勾当台公園（こうとうだいこうえん）」駅や、太白区にある「長町」駅も利用者が多い駅です。

仙台市役所、青葉区役所、太白区役所、泉区役所

ここでは仙台市役所と、行政区でも人口が特に多い青葉区、太白区、泉区の区役所について、所在地やアクセス方法、要介護認定を申請する課をご紹介します。なお要介護認定の申請に関しては仙台市役所は問い合わせのみで、申請は各区役所の担当する課に申請してください。

仙台市役所	所在地：仙台市青葉区国分町3丁目7-1 アクセス：市営地下鉄南北線「勾当台公園」駅北1出口から徒歩1分ホームページ：仙台市役所
青葉区役所	所在地：仙台市青葉区上杉1丁目5-1 アクセス：市営地下鉄南北線「勾当台公園」駅北2出口から徒歩1分要介護認定を申請できる課：介護保険課（青葉区役所3階）ホームページ：青葉区役所
太白区役所	所在地：仙台市太白区長町南3丁目1-15 アクセス：市営地下鉄南北線「長町南」駅西1番出口すぐ要介護認定を申請できる課：介護保険課（太田区役所2階）ホームページ：太白区役所
泉区役所	所在地：仙台市泉区泉中央2丁目1-1 アクセス：地下鉄南北線「泉中央」駅北2出口からすぐ要介護認定を申請できる課：介護保険課（泉区役所本庁舎1階）ホームページ：泉区役所

仙台市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み相談を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

仙台市には52カ所の地域包括支援センターがあります（2021年4月1日現在）。青葉区に14カ所、宮城野区に8カ所、若林区に6カ所、太白区に12カ所、泉区に12カ所です。

仙台市のイベント

アーケード街に施された飾り付け（2010年8月7日）（Nikm - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

仙台市で毎年開催されているお祭り・イベントを紹介いたします。

「仙台七夕まつり」は8月6日～8日かけて、「仙台」駅周辺・一番町などのアーケード街にて開催されます。青森県の「青森ねぶた祭」、秋田県の「秋田竿灯まつり」と共に東北三大祭りのひとつに数えられ、200万人以上の観光客が訪れます。

また、10月初旬（体育の日の前日と前々日にあたる土日）に開催される「みちのくYOSAKOIまつり」は仙台の秋の風物詩として有名です。YOSAKOIは全国各地でおこなわれますが、仙台のYOSAKOIは全国でも5番目の規模で、参加チームの過半数が県外チームです。各会場では露店や付随イベントが多くあり、仙台市内全域が活気に満ちる一大イベントとなります。

その他も「定禅寺（じょうぜんじ）ストリートジャズフェスティバル in 仙台」や仙台市都心部で12月に開催されるイルミネーションイベント「SENDAI光のページェント」など、街を舞台にするほか、市民ボランティアが主体となるイベントが多いのも仙台市のイベントの特徴です。

なお老人ホーム・介護施設によっては、レクリエーションの一環でイベントに参加することがあります。参加することで気持ちのリフレッシュになり、健康維持にも繋がります。施設見学時にイベントの参加があるのかどうか確認するのも一案です。

仙台市の高齢者支援制度

続いて仙台市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

緊急通報システム機器の貸し出し

市内の一人暮らしをしている高齢者に向けて、ボタン一つで警備会社へ繋がる「緊急通報システム機器」を貸し出しております。月額利用料は535円ですが、設置費用は無料です。

高齢者の一人暮らしは現役世代と比べ、住居に関わるリスク（火事など）や病気になった際の救急車要請に対応できない可能性が高いです。そこで貸し出し事業を展開しています。

参考：仙台市「緊急通報システム機器の貸し出し」

杜の都せんだい「元気はつらつチャレンジカード」

仙台市は高齢者が「元気で暮らすための活動支援」を積極的におこなっています。そのひとつが、杜の都せんだい「元気はつらつチャレンジカード」です。市内にあるスポーツ施設の利用回数に応じて施設使用料が無料になるポイントカードが貰えます。詳細については公益財団法人仙台市スポーツ振興事業団のホームページにて確認してください。

参考：仙台市「杜の都せんだい『元気はつらつチャレンジカード』」

住宅改造費の助成制度

高齢者になると身体機能の低下で日常生活を営むのに支障をきたすことがあります。そのために住宅リフォームをすることがあります。介護保険を適用することで1～3割負担で住宅改修が可能です。ただし介護保険は年間支給限度基準額は20万円（補助金は最大18万円）と決まっています。

仙台市では介護保険と併用できる住宅改修費用の補助制度があります。以下の条件に当てはまった方は最大60万円（工事費用の4分の3まで）が市から助成されます。

世帯全員が65歳以上
世帯全員が所得税非課税
市税の滞納がないこと
要支援以上の認定を受けている方で、身体機能の低下などのために日常生活を営むのに支障があり、居宅の改造が必要な高齢の方

※同時申請の場合は介護保険制度が優先的になります。

参考：仙台市「住宅改造費の助成制度」

仙台市で見つからない場合は周辺エリアを探してみる

仙台市には数多くの老人ホーム・介護施設があります。しかし希望の施設が決まらないときは宮城県名取市・多賀城市・富谷市・七ヶ浜町・利府町・大和町・村田町・川崎町・色麻町、山形県山形市といった隣接するエリアにも目を向けてみてください。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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