宮城県の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「うぐいすの里ケアハウス」、「ケアハウス　月見ヶ丘」、「光陽ホーム」をはじめとした、宮城県の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は16件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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宮城県の老人ホーム・介護施設について

宮城県は東北地方で人口が最も多い県です。介護のほんねに掲載している老人ホーム数は東北エリアで最多です。ここでは「宮城県での高齢者の暮らし」をご紹介します。

宮城県の特徴

宮城県行政庁舎（KENPEI - KENPEI's photo, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

宮城県の人口は228万3,164人と東北地方で最多です。そのうち65歳以上の方は63万8,003人おり、高齢化率は27.98％となります。市部と比べて町村部の高齢化率は約5％ほど高いです。

なかでも最も人口が多いのが、県庁所在地であり政令指定都市の仙台市です。人口は109万72人と、県内人口の47％を占めています（数値は2020年3月1日時点）。

宮城県の特徴として「東西エリアで冬場の気候が違うこと」が挙げられます。太平洋に面する東側は、比較的温暖で降雪量も少ないです。奥羽山脈の裾野にあたる西側は、季節風の影響を受けて気温が下がり、降雪量も多いです。

よって宮城県では、東西に分けて気象予報が公表されます。仙台市や大崎市、栗原市などは東西にまたがっているため「東部仙台」「西部仙台」と区分します。

参考：宮城県「高齢者人口調査結果（令和2年）」／仙台市「月別の推計人口及び人口動態（令和2年）」／気象庁「気象警報・注意報や天気予報の発表区域」

宮城県の魅力

仙台市では都市開発が進んでいるものの、宮城県全域をみると海や山に囲まれた自然が豊富なエリアです。西部には蔵王山、栗駒山、船形山といった1,500m以上の山があります。

東部は太平洋に面しており、なかでも日本三景に選ばれている「松島」が有名です。湾には約260の島々があり、特に晴れた日の夕暮れ時には絶景を楽しめます。

また水産業が盛んです。特に南三陸町には10箇所以上の漁港があり、親潮と黒潮の潮目が形成される漁場があるため、多種多様な水産物が獲れます。カジキ、ヒラメ、サンマ、マグロ類の漁獲量は全国トップクラス。またカキ、ワカメ、ホタテガイの養殖量も日本屈指です。

参考：南三陸町「南三陸町漁港位置図」／宮城県「みやぎの産業（水産業）」

宮城県の主要な駅・市区役所・地域包括支援センター

宮城県の主要な駅・市区役所・地域包括支援センターを紹介します。

宮城県の主要な駅

宮城県内で最も乗降車数が多い駅は、東北新幹線も停まる「仙台」駅です。JR東日本東北本線・仙山線・仙石線・磐線・仙石東北ライン、仙台空港鉄道仙台空港線、阿武隈急行阿武隈急行線、仙台市地下鉄南北線・東西線と9つの路線に乗り換えができます。

駅周辺は特に都市開発が進んでおり、多くの商業施設があります。ショッピングもしやすいエリアです。西口には日本一の面積を誇る「ペデストリアンデッキ（歩行者専用の高架歩道）」があります。

「仙台」駅の他には仙台市営地下鉄南北線「泉中央」駅やJR東日本仙石線「勾当台公園」駅が利用者が多い駅です。

仙台市・石巻市・大崎市の市役所

宮城県には40の自治体（町村役場含む）があります。市役所や区役所では「要介護認定の申請」「助成金や自治体主導のサービスの申込」といった用事で訪れることが多いです。

県内で特に人口が多い「仙台市」「石巻市」「大崎市」の3箇所に絞って、市役所の住所やアクセスをご紹介します。

市役所	所在地・アクセス・ホームページ
仙台市役所	所在地：仙台市青葉区国分町3丁目7-1 アクセス：JR東日本・仙石線、仙石東北ライン、石巻線「石巻」駅から徒歩2分要介護認定を申請できる課：本庁舎8階健康福祉局介護保険課（もしくは各区の介護保険課介護保険係）ホームページ：仙台市役所
石巻市役所	所在地：石巻市穀町14-1 アクセス：山陽電鉄「手柄」駅から徒歩8分要介護認定を申請できる課：本庁舎2階介護保険課ホームページ：石巻市役所
大崎市役所	所在地：大崎市古川七日町1-1 アクセス：ミヤコーバス「七日町」バス停から徒歩3分要介護認定を申請できる課：市役所西庁舎1階高齢介護課（もしくは大崎市内の各総合支所の市民福祉課）ホームページ：大崎市役所

参考：宮城県「市区役所・町村役場の所在地」

宮城県の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

宮城県内の地域包括支援センターは132箇所（2021年4月現在）あります。特に人口が多い仙台市には50箇所以上あります。介護費用、使うべき介護サービスなどで不安を感じている方は頼ってみるのも手段の1つです。

介護のほんねでは「自分が入るべき介護施設を選べない」「どうやって見学予約をすればいいかわからない」など、介護施設探しに関するお悩みを受け付けています。不安なことがある方はぜひお気軽にご相談ください。

参考：宮城県「地域包括支援センターの一覧」

宮城県のイベント

宮城県で毎年恒例となっているイベントを紹介します。

アーケード街に施された飾り付け（2010年8月7日）（Nikm - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

「仙台七夕まつり」は伊達政宗の時代から続く伝統的な行事です。8月6日～8日にかけて開催され、約200万人が参加します。仙台市中心部や周辺エリアの商店街に七夕飾りが設置されます。祭りが開催される前日には「仙台七夕花火祭」が開催され、1万6,000発の花火が上がります。

「松焚祭」は大崎八幡宮で毎年1月上旬～中旬に催されます。300年以上の歴史がある、国内最大級の正月送り（正月飾りや古くなった神札などをお焚き上げする行事）です。「どんど焼き」とも呼ばれており、1年間の無病息災や家内安全の加護を得るとされています。

仙台市青葉区定禅寺通で開催されるイルミネーション「SENDAI光のページェント」も人気です。約60万球以上の電飾が輝き、街全体が光に包まれます。「勾当台公園」駅すぐそばなので、高齢者の方も参加しやすいイベントです。

老人ホームや介護施設によっては、要介護の方でも介護職員が付き添って連れて行ってくれます。イベントに参加することで季節を感じ、脳にとってもいい刺激となります。

宮城県の高齢者支援制度

宮城県では高齢者の生活をサポートするための支援制度を設けています。どのような制度があるのか紹介します。

寝具洗濯サービス（仙台市）

仙台市から委託を受けた事業者が寝具を洗濯してくれるサービスです。65歳以上の1人暮らしまたは寝たきりの方を対象に、1年間で3回まで利用できます。世帯内で生計の中心にいる方の市県民税額に応じて費用が違います。

参考：仙台市「寝具洗濯サービス」

認知症の人の見守りネットワーク事業（仙台市）

宮城県ではメールアドレスを登録することで「認知症の人の見守りネットワーク」の協力者になれます。仙台市内居住で認知症の型の家族、同居人、後見人などは認知症の方本人の姿が見えなくなった際に「見守りネットワークダイヤル（24時間365日対応）」に電話します。

担当者はご家族からの情報を一斉に協力者へ配信し情報提供を募るサービスです。早期発見・保護につながります。協力の依頼メールには警察署の連絡先や、声をかけるときの対応方法なども記載されています。

参考：仙台市「認知症の人の見守りネットワーク事業」

外出支援サービス事業（石巻市）

石巻市は公共交通機関の利用が難しい高齢者の方に向けて、寝台車やリフト付タクシーを利用する際に料金の一部を助成します。助成券は1カ月に1枚交付され、運賃の9割を助成してもらえます。

参考：石巻市「外出支援サービス事業」

宮城県で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

宮城県で希望に合う施設が見つからない場合は岩手県・秋田県・山形県・福島県といった隣接するエリアで施設を探してみてください。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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